今朝の朝刊、どっさりのチラシ、
スーパーの「焼きかれい」のprです。
今日1月25日は、「初天神」、今年初めての天満宮の縁日です。
福井では、半夏生の鯖、土曜のウナギそして、
天神講の「焼きかれい」です。
天満宮の祀主「菅原道真公」は、学問の神様でもあり、この日には、
「天神様の掛け軸」の設えに、新年の鏡餅のように
「三宝に焼きかれい」を床の間に飾ります。
男児のある家では、頭の良い子供の成育を願う行事ともなっています、
当地の多くの家にも天神様の掛け軸はあり、男児が生まれると
母方の家から、このお軸を贈る習慣になっています(今は如何か?)。
我が家では、もう子供たちは成人していますが、季節の節目として
天神様の掛け軸をかけ、
近所の魚屋さんから「焼きかれい」が届き今夜の食卓に上がるはずです。
私にとって「初天神」は、
亡母の思い出につながる日でもあります、
私の入った小学校は、1月25日が創立記念日となり、
紅白饅頭を頂いてすぐに下校。
妹たちを乗せた乳母車を押し、歩いて4kmの母の里へ「およばれ」
に行くのです。
戦中・戦後のころには、お正月・お盆と同じように
一族が集まるのが「初天神」でした。
「天満宮」では、芝居小屋、パチンコなど多くの露店、
三角形の3色のういろうを買い、皆で分け合い食べるのも慣例でした。
コロナ禍の現在、天神様は今も健在なはず、
三密を避けるために今もにぎわっているのでしょうか。
70年も昔の思い出の「初天神」でした。
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