tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

今年初の「早朝坐禅会に参加」、そして福井のコロナ。

2022年03月20日 | 坐禅会

起床の5時はまっ暗、雨天のせいか

坐禅会スタート10分前の禅堂も、まだうす暗い。

 

境内は融け残った残雪がなごりのよう。

昨年12月から2月迄「寒中休み」であったのと、

今年初の会となり緊張の時間。

 

参禅者は、女性3名と私と老師の5名と寂しい。

着座すると、すぐに老師の読経、何時もの様子とは異なり鐘と拍子木の鳴り物入り、

マスクをされての言葉は難解、「検単」のように後ろを3度もお回りになり

いつもと様子が違うひと時、

「自ら仏に帰依する衆生とも・・・・」禅堂にはお釈迦様涅槃の大型掛け軸

の設えがあり、そのことと合わせ、仲間の参禅者の死を痛まれてのお話等いろいろ、

読経が入り又難解、

「最後に願わくば、この功徳をH君(参禅仲間)とこの席に在する善男全女へ・・・」

と供養の様子。

 

30分の無言が続き、久々の坐禅は、足の痛さを想い返す日でもありました。

そして、老師のお話。

  (このころ、朝明けが窓から感じられ、薄暗さから明るく自然を感ずる厳かで

        神秘的な唯一の季節です)

仏教では、仏の教えをどこの教えが一番かを知ることが大事。

人は生まれてくる、その前の世界がある、

生まれてしまうと現世、僅か70100年の時間の営み、

この間「心・躯・意」の3つの働きは、ここから起こる業、

そこに五欲が働く、人よりも多く、偉く等その欲は計り知れない、

この期間が済み死を迎える、佛教では、死は無く、涅槃に入るという、

すなわち初七日の7回49日を経て、次の世代に生き続けていく。

すなわち肉体は無くなりますが、私というものの業は続くのです、

そして次の新しい世界へ、滅後49日の務めは、

その人の持っていた悪行を善業に変えていく期間、

そのことを信じなさいと。

それが仏教が作る世界です。

手を合わせる所作は、死体を拝むのでなく、

仏の教えへのお礼のため手合わせです。

 

平素は考えないことかもしれませんが、

お釈迦様涅槃図・お団子配布・仲間の死等思いはせらせ語ってみた、

縁あった人へお互いが祈りましょう。

 

ここで小鐘1つ、

長い1炷60分となりました。

坐後のお茶とお菓子を頂き、「涅槃だんご」を頂いて解散、

 

外はすっかり明け、雨もやみましたが寒い朝でした。

 

福井のコロナ194名、ただただビックリの数字。

勝山市も2日続で、感染なし。

このまま、このまま進んでほしい。

 


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2 コメント

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Unknown (典型的江戸ッ子)
2022-03-22 17:36:50
【だるま会】おつかれさまでございました。月遅れのお涅槃会、【やしょうま】(涅槃だんご)もひとしお、でらしたことと・・・東堂老師へよろしくお伝えくださいませ。
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久々に足の痛み感じ。 (tarpin)
2022-03-23 09:25:08
典型的江戸ッ子様
久々の坐禅会はいいものでした、4月ぶりに座り、足の痛さを感じたたのは、時間が長かったのか
治りかけている脊柱管警策症のせいか。
老師のお話もいつもと違い
、坐禅儀の解説でないお話でした。
坐後の茶会には、坊守様も同席され
いろいろと話題が飛び出します
。お二人ともお元気のご様子です。
来月からはいつも通り続きそうです。
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