韓国のアジュンマはとってもパワフルです。
韓国には「女性・男性・アジュンマ」という3つの性があるといわれています。
面白いのが、女性は結婚した瞬間からアジュンマになる、という考え方があります。
実際、年齢が若くても結婚している女性は、み~んなアジュンマと呼ばれます。
日本で20代前半の女の子が結婚しているという理由だけでオバサン(アジュンマ)と呼ばれたら、絶対にムッとするでしょう。
でも、韓国では女性は結婚したら、精神的な部分から見た目にいたるまで、全身まるごとアジュンマになってしまう、ということです。
韓国の女の子たちは、結婚するまでは少しでも条件のいい男性とめぐり合うために、美しさを磨くことに余念がありません。
丁寧にメイクをほどこし、清純そうに見えるサラサラのストレートヘアもしっかりお手入れされています。
ところが、結婚した途端に、髪の毛はバッサリ切って、くるくるのパーマをかける人が実に多いのです。
韓国のアジュンマたちも美容に関心がありますが、追求するのは手間のかからないアジュンマとしての美なのです。
どうしてそうなってしまうのか・・・。
結婚した途端に男と女の関係には終止符が打たれ、結婚後は運命共同体となって家庭を発展させるために全力を尽くす。
そのため、余計なところにはお金はかけない、という倹約の精神があり、これから産まれてくるであろう子供の教育費も貯めなければ、一家の社会的地位は向上していきません。
ですから、切り詰めるところはすべて切り詰めるというわけです。
日本だと、赤ちゃんが産まれたことで、女性は母になってたくましくなるというイメージが強いですが、現実的な韓国人は変わり身が早く、結婚したら即アジュンマになるのです。
よく、結婚すると韓国の男性は、釣った魚には餌はやらないとばかりに妻に対して冷たくなるといわれますが、女性の側もまた、女性らしい部分を早々に捨て去ってしまうので、どっちもどっちなのかもしれません。