韓国では、大学を出ていないと結婚も難しいといわれます。
しかも、いい結婚相手を見つけようとすれば、一流大学を出て、一流企業に働いていないといけません。
さらに、結婚に関わる経費も膨大です。
新居は新郎側、家財道具は新婦側が持ち寄るのが習わしで、新居が準備できず嫁をもらえない、あるいは新婦側の家財道具や持参金が足りないとして結婚できないケースも生じています。
日本人には少々過保護に映るかもしれないが、韓国の結婚にはいまだに家同士の意識が強く残り、また親としては子どもに恥をかかせず、精一杯送り出してやりたい親心があります。
体面を重視するため派手な結婚式にもこだわります。
しかし全財産をはたいても結婚費用が足りず、多額の借金を背負うことになるような話も珍しくありません。
結果として、結婚が韓国人の生活を苦しめているのであります。
だから、経済的理由から「非婚」を選ぶ人も増えています。
就職が厳しく安定した収入がなければ、そもそも費用が賄えません。