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韓国の「라면・ラーミョン」が発明国・日本からの無償技術提供によって始まったことを知っている韓国人はほとんどいない

2018-06-23 03:44:53 | 韓国旅行

 

韓国では即席麺のことは「라면・ラーミョン」といっている。

漢字の「拉麺」からきている。


韓国の即席麺は生産、消費、輸出とも今や世界のベストスリーに入る。

とくに一人当たりの消費量では世界一である。

韓国は“라면・ラーミョン大国“なのだ。


しかしその韓国の「라면・ラーミョン」が発明国・日本からの無償技術提供によって始まったことを知っている韓国人はほとんどいない。

知らされていないからだ。


しかもこの日韓協力は国交正常化の1960年代前半に実現している。


韓国のインスタントラーメンである「라면・ラーミョン」の歴史は、草分け企業となった三養食品の創業者・全仲潤会長が1963年、日本の明星食品から技術提供を受けてスタートした。

全会長は明星食品の奥井清澄社長(故人)に直接会い、当時、食糧不足に悩んでいた韓国の実情を説明し、インスタントラーメンによる問題解決という“志“を熱っぽく訴えた。

奥井社長は全会長の熱意にほだされ、無償協力を約束した。


全仲潤会長は奥井社長からOKが出た翌日からそのまま明星食品の工場で十日間、技術指導を受けた。

ラーメン製造の核心である原料配合表(レシピ)も、社内の反対を押し切った奥井社長の決断で帰国の日、羽田空港でもらった。

機内で全氏は「嬉しくて、感激の念が一杯でひうてもふいても涙が止まらなかった」という。


明星食品からは技術指導のため社員が無償で派遣された。

生産・出荷には一年かかったが、その後、「三養ラーミョン」は草分けとして長く業界のトップを占めた。


全会長は2014年に他界した。

韓国マスコミはその人生を紹介し、韓国におけるラーメン開発の歴史を振り返っていたが、日本からの無償提供の“美談“に触れたところは見当たらなかった。

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