多くの韓国人が「日本は右傾化している」「軍国主義に戻ろうとしている」などと言います。
誤った情報を政治家やマスコミが日々垂れ流すおかげで、韓国人の対日イメージは歪曲されたかたちで増幅していく傾向にあります。
日本側から見れば「韓国はいつも歴史問題を蒸し返して、無茶な要求を繰り返している」のですが、韓国側にしてみれば、「その原因をつくり出しているのは日本のほうだ」となります。
「歴史」に関する認識の違いが常に両国にとって重くのしかかっているのです。
日韓関係のいちばんの特徴は、その「近さ」と「遠さ」にあります。領土問題も近いから起きるのです。
歴史問題にしても同じです。
感情の行き違いも近さが原因です。
お互いが近いように見えて、自分たちの考え、行動様式と遠くかけ離れているから腹が立つのです。
なぜ自分たちと違う考え方をするのがわからなくなり、誤解が疑心暗鬼を生んでいくのだと思います。
日本と韓国は似ているようで違うのだということを深く知ることから始めなければならないのだと考えます。