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韓国のこと いろいろ あれこれ いまむかし

1970年代から現在の韓国なんでも情報いろいろ目と足で集めました。

イ・ボヨン「型にはまらない演技、幸福」!

2012-11-11 17:27:59 | Weblog

  女優イ・ボヨンが涙を流す名演技を見せ、撮影現場を圧倒した。KBS 2TV『私の娘ソヨン』のタイトルロールのイ・ボヨンが、視聴者をとりこにする感情演技で役への感情移入を高めている。

先週『私の娘ソヨン』の16話で、ソヨン(イ・ボヨン扮)と双子の弟サンウ(パク・ヘジン扮)の再会でエンディングを飾り、視聴者に長い余韻を与えた。サンウと向かい合い、時が止まってしまったかのように言葉がでなかったソヨンが、3年間の恋しさを一度に爆発させたのだ。ドラマの序盤でイ・ボヨンは、ソヨンのかわいそうな境遇と弟サンウの面倒、娘ソヨンへの愛で一貫した父サムジェ(チョン・ホジン扮)との対立から来る冷ややかな感情をうまく表現し、視聴者の涙を誘った。

イ・ボヨンは「3年前の話を扱った10話までは、普段からも気が張るほど鋭敏だった。チョン・ホジン先生とパク・ヘジンの顔を見ただけでもカッとした」とし、序盤大変だった熱演に対する苦衷をさらけ出した。引き続き「ソヨンは女優の立場からすれば非常に魅力的なキャラクターだ。『許されない』ソヨンの状況が、視聴者に受けられるようにしたかった。普段からも感情コントロールについて悩んだり考えたりするほうだ。型にはまっていないソヨンを演じることができてとても幸せだ」とした。
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李大統領 東南アジア2カ国歴訪終え帰国

2012-11-11 17:14:02 | Weblog

 李明博(イ・ミョンバク)大統領と金潤玉(キム・ユンオク)夫人は11日、インドネシアとタイの訪問を終え、専用機でソウル近郊の軍用空港に到着した。
 7~9日にはインドネシアでユドヨノ大統領と「バリ民主主義フォーラム」を共同主宰。基調演説では「第2次世界大戦中の従軍慰安婦被害者への人権蹂躙(じゅうりん)に対する歴史認識について憂慮している」と述べ、日本の姿勢を批判した。
 韓国首脳として31年ぶりに訪問したタイでは、インラック首相と会談。戦略的パートナーシップ関係を構築し、経済協力を強化することで合意した。
 空港では行政安全部の孟亨奎(メン・ヒョンギュ)長官や青瓦台(大統領府)高官の出迎えを受け、外遊中の国内懸案について聴いた。

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大統領候補の朴槿恵氏 個人負債解決の政権公約発表

2012-11-11 17:13:04 | Weblog

 韓国大統領選(12月19日投開票)に与党セヌリ党の公認候補として出馬する朴槿恵(パク・クンヘ)氏は11日、個人負債問題の解決に向けた7大政策課題を発表した。
 最大18兆ウォン(約1兆3100億円)規模の「国民幸福基金」を設立して庶民らの高金利負担を削減し、信用回復を支援する案をマニフェスト(政権公約)として掲げた。
 朴氏は同基金について、政府が直接財源を投入せず、信用回復基金や不良債権整理基金の剰余金などを活用し、債券を発行する方式で設立できると説明した。
 これを通じ、金融会社と民間資産管理会社が保有した延滞債権を買い取り、長期分割返済するよう債務調整を行うとしている。また、高金利負担を抱えている庶民のため、一人当たり1000万ウォン限度で、金利20%以上の融資を10%台の低金利長期返済融資に転換するプログラムも期間限定で実施するという。

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文化・娯楽サービス年間収支 初の黒字見込み=韓国

2012-11-11 17:11:58 | Weblog

 K-POPなどを中心とする韓流ブームが全世界に広がり、文化・娯楽サービスと関連した韓国の国際収支が初の黒字を記録する見込みだ。
 金融情報企業のエフエヌガイドと韓国銀行(中央銀行)によると、1~9月の個人・文化・娯楽サービス収支は3730万ドル(約30億円)の黒字を記録した。
 前年同期に2億1850万ドルの赤字を記録したのとは対照的だ。同収支はこれまで毎年数億ドルの赤字を記録してきた。
 黒字の背景には韓流ブームがあると分析される。個人・文化・娯楽サービス収支のうち、音楽・映画・放送部門の音響映像サービス収支は9月までの累積収支では赤字だが、7~9月期には1670万ドルの黒字を記録した。7月に発表された韓国人歌手PSY(サイ)の「江南スタイル」が全世界で人気を博し、8月の音響映像サービス収支が過去最高となる1340万ドルの黒字を記録したためだ。
 「江南スタイル」の人気が続き、韓流ブームが拡大すれば、10~12月期にも個人・文化・娯楽サービス収支は黒字となり、年間収支が初の黒字を記録する見通しだ。
 全体のサービス収支は1~3月期の6億5000万ドル赤字から4~6月期に23億ドルの黒字に転じ、7~9月期にも6億5000万ドルの黒字を維持。今年同期までの累積黒字は23億2000万ドルを記録した。
 また、「江南スタイル」などK-POPの人気や今年のベネチア国際映画祭でコンペティション部門最高賞の金獅子賞を受賞した「ピエタ」などで韓国文化の認知度が高まり、エンターテインメント業界の業績も好調を記録すると予想される。
 現代経済研究院は、「江南スタイルの人気がサービス収支改善に役立った。外国人観光客が1000万人を超えることも娯楽・文化部門の支出につながり、収支改善に寄与した」と分析した。

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韓国大統領選に出馬予定の文在寅氏 総合政策発表

2012-11-11 16:08:26 | Weblog

 韓国大統領選(12月19日投開票)に最大野党・民主統合党の公認候補として出馬予定の文在寅(ムン・ジェイン)氏は11日、ソウル市内で総合政策発表会を開き、公共事業よりも人を優先する政治ビジョンや朝鮮半島平和プロセスなどについて語った。
 文氏は公共事業や社会間接資本の拡充について、既に実施しているものや確定しているものは推進するが、検討段階の大型プロジェクトについては妥当性を検証すると主張。「土建国家」から人優先の政治に転換するとの方針を掲げた。
 また、実現すべき政策を「五つのゲート」と称して発表。▼雇用革命▼経済民主化▼福祉国家づくり▼政治刷新▼平和と共存――を掲げた。
 さらに特権や既得権により、政界などで腐敗が進んでいることに強い危機感を示した上で、社会改革を成し遂げる意志を強調した。
 国会の機能強化の必要性にも言及。「大統領を批判・けん制する国会にする。国会が自らの役割を果たすには、『強い国会』『仕事をする国会』をつくる必要がある」と力をこめた。
 雇用や経済と関連しては、▼労働時間の短縮や法定労働時間の順守によって70万人の雇用創出▼非正社員の比率を半分に減らす▼60歳定年制延長法の制定――などを掲げた。
 また財閥の横暴で格差が広がっていることを念頭に「弱肉強食のジャングル経済からの脱却を目指す」とし、財閥改革や個人負債問題の解決を公約として挙げた。
 また大統領選で当選した場合、政権引き継ぎ委員会の段階から朝鮮半島平和プロセス草案をつくると表明。来年、韓米および韓中首脳会談での調整を経て、南北首脳会談を開催。2014年に北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の参加国首脳と同平和プロセスの合意を導きたいと語った。さらに、朝鮮半島の非核化と平和の重要性を強調した上で、市民が参与して南北分断を克服するとのビジョンも提示した。

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韓国中小企業 日本進出に手応え=大田市で商談会

2012-11-11 16:07:10 | Weblog

 韓国中部の大田市は11日、中小・ベンチャー企業の日本市場開拓のために開催した経済交流商談会で、33億4000万ウォン(約2億4000万円)相当の契約が成立したと明らかにした。
 輸出商談会には八洲産業、コーセイジャパンなど大田市の福岡通商事務所が選抜した優秀企業12社のバイヤーと大田市の企業35社が参加した。
 大田市経済産業局は、「地域中小企業の技術力と品質の優秀性が高く評価されただけに、輸出販路の拡大が期待される」と述べた。

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韓国大統領選挙 安哲秀氏がマニフェスト発表

2012-11-11 16:06:08 | Weblog

 韓国大統領選挙(12月19日投開票)への出馬を表明している無所属の安哲秀(アン・チョルス)氏が11日、候補者一本化に合意した最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)氏に対し、「新政治共同宣言」とともに、経済改革・安保平和に向けた共同宣言づくりもそれぞれ進めようと提案した。

 新政治共同宣言とは一本化に向け、政党刷新と連帯案を発表するもので、現在、文氏と安氏陣営が実務交渉を行っており、12日にも公表するとみられる。
 安氏はこの日、マニフェスト「安哲秀の約束」を発表。「次期大統領の優先的中核課題は経済、安保、新政治と思う。勝つための一本化の原則に基づき、あらゆるテーブルで膝を突き合わせ、国民が望む新政治と政権交代の道をつくるべきだ」と述べ、一本化の方式交渉に着手することを提案した。また、560億ウォン(約40億円)の法定選挙費用の半分で選挙運動を行うと述べた。
 安氏が「勝つための一本化」と選挙費用に言及したのは、自らが野党陣営の候補となり、大統領選を完走するとの意志を示したものと受け止められる。

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韓国大統領選 文・安両氏が一本化の協議体設置で合意

2012-11-11 16:05:01 | Weblog

 韓国大統領選(12月19日投開票)に出馬する最大野党・民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)氏と無所属の安哲秀(アン・チョルス)氏は11日、候補者一本化に向けて三つの協議体を設置することで合意した。両陣営は8日に政治刷新のための「新政治共同宣言」づくりの実務協議を開始しており、今回の合意で大統領選候補者一本化に弾みがつきそうだ。
 両陣営によると、文氏と安氏は同日正午ごろに通話を行い、「経済福祉政策チーム」「統一外交安保政策チーム」「大統領選候補者一本化チーム」の3協議体を設置することで合意した。
 この日、安氏は大統領選のマニフェスト(政権公約)を発表。発表記者会見の席で文氏に対し、新政治共同宣言以外に経済改革や平和安保についての共同宣言づくりを共に推進し、候補一本化の方法を協議しようと呼びかけた。
 韓国大統領選は与党セヌリ党の公認候補、朴槿恵(パク・クンヘ)氏と文、安両氏による三つどもえの様相を呈していたが、今月6日に文氏と安氏は野党陣営の候補一本化で合意した。

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現代・起亜自動車の燃費水増しが韓国でも発覚! 消費者ら激怒

2012-11-11 16:02:47 | Weblog
現代・起亜自動車の燃費水増しが韓国でも発覚! 消費者ら激怒 
韓国でも発覚した現代・起亜自動車の「燃費水増し」
 
 

韓国の現代自動車と傘下の起亜自動車が、韓国国内でも燃費性能を誇大表示していることが分かった。両社は、米国とカナダで販売した一部の車の燃費性能を誇大表示しているとして、集団訴訟を起こされているが、自国に飛び火したことで騒動はさらに拡大しそうだ。

「国民日報」の報道によると、韓国の「エネルギー管理公団」が最近、現代・起亜自動車が2012年に販売した9車種の燃費性能を検査したところ、5車種が公認されている数値を下回った。報告書「2012年公認燃費事後管理結果」で明らかにした。

同公団は、現代・起亜自動車が発表している公認燃費と、実際に測定した測定燃費とを比較し、違いがどれだけあるか誤差を算出した。すると、現代自は2車種、起亜自は3車種の計5車種が、燃費表示よりも低い“マイナス”となった。人気車種「サンタフェ」(現代自)の誤差はもっとも大きく、公認燃費(16.1キロメートル)、測定燃費(15.4キロメートル)で、誤差はマイナス4.38%だった。

当然のことながら、韓国の購入者たちは現代・起亜自動車の燃費水増しに激怒している。インターネット上には、「現代自動車全体が不良品」「明らかな詐欺行為」「現代・起亜は国内消費者がいくら不満を訴えても見向きもしない」「この機会に韓国国内で販売されているすべての車を調べてほしい」などと不満が噴出している。

しかし、現在韓国では燃費表示はメーカー側による申告制で、公団側も誤差“5%”までは認めている状態という。「サンタフェ」がマイナス4.38%の誤差を出しても誤差の範疇であるため、処罰の対象にはならないということだ。現代・起亜自動車は、米国やカナダの購入者に対しては、走行距離やガソリン価格に応じて迷惑料15%を上乗せした価格を補償するとしている。だが、韓国の購入者に対しては、このような補償は行わない可能性が高い。どうやら韓国の購入者たちは、“水増し”が明らかになっても泣き寝入りするしかないようだ。

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すでに2度目の「金正男亡命説」、その政治学

2012-11-11 14:06:26 | Weblog

すべての亡命は様相が異なる。しかし激しい独裁からの亡命には共通要素がある。首を締められるような圧迫と秘密交渉に続く電撃決行だ。必ずひそかに交渉し迅速に動かなければならない。秘密が漏れれば失敗だ。死ぬこともある。最近金正男(キム・ジョンナム)亡命説がまた出てきた。説は事実だろうか。そうでなければ秘密が漏れたのだろうか。独裁者の前に失敗した亡命の試みは苛酷な弾圧を呼ぶはずだが試みは可能だろうか。すでに2度目となる金正男亡命説の政治学を探ってみた。

最初の亡命説が出た2010年4月ごろ、金正男の状況は緊迫していた。その1年前の2009年4月に平壌(ピョンヤン)の側近の電話を受けた直後、金正男は突然シンガポールに身を寄せた。電話は平壌の金正男の側近が金正恩(キム・ジョンウン)の攻撃の前に壊滅状態であることを知らせた。当時情報関係者は、「金正恩が指揮する国家保衛部要員が、金正男がパーティーを楽しんでいた施設に押しかけ、会合中だった彼の側近を捕まえて行った」とした。こうした内容は2011年11月にソウルに来た脱北者のチャン・ギルホ氏も確認した。彼は「金正恩のにせの集まりの工作に引っかかり集まった金正男の側近らが銃撃戦の末に一網打尽された」とした。当時側近は衛星電話で状況を知らせ、興奮した金正男の声が通信盗聴網にかかった。金正男は「ちくしょう、若い奴が私を殺そうとするのか」と興奮したが、海外を渡り歩く境遇では権力中心部にいた弟にはかなわなかった。しかも2004年10月にもオーストリアに行っていた金正男に対する暗殺の動きがあった。絶えない命の危険から今回も隠れなければならなかった。その後金正男がフランス対外情報局と秘密亡命接触をするという諜報が友好国の情報機関に把握され韓国に伝えられた。最初の亡命説はそうして明らかになった。

独裁権力の圧迫は亡命をそそのかす。黄長ヨプ(ファン・ジャンヨプ)、フセインの婿のカーミル・ハサン、独裁者スターリンの娘スベトラーナの亡命がそうだ。

北朝鮮の朝鮮労働党秘書兼最高人民会議外交委員長だった黄長ヨプは1997年1月30日に13日間の日本訪問に出た。あらかじめ韓国の情報機関と接触していた彼は日本で亡命しようとしたが朝鮮総連の監視から断念した。2月11日に北京に到着した翌日午前9時5分に彼は韓国総領事館に駆け込んだ。北朝鮮が驚くほどの電光石火だった。

イラクのナンバー2だったフセイン・カーミル・ハサンも似ている。95年8月7日にイラクの首都バグダッドのイラン・イラク戦争終戦7周年記念大宴会で大統領補佐官であるワトバーン・イブラーヒーム・ハサンが銃撃を受けた。フセインの長男ウダイがカーミルの側近である彼を暗殺しようとしたのだ。銃口が自身に近づくのを察したカーミルは翌日砂漠を横切って隣国ヨルダンに脱出した。

ソ連の独裁者スターリンの娘スベトラーナも電撃亡命した。父の死から10年後の63年、彼女はモスクワのインド共産党員のブラジェシ・シンと愛に陥った。3年の短い愛。シンが死んで彼女は恋人を火葬した遺灰をまきにインドに行った。そこで滞在8カ月が過ぎた67年3月6日にニューデリーの米大使館に亡命した。伝説のKGBも気づかなかった。ソ連は驚いたし世界も驚いた。4月も中国・北京の米国大使館に亡命した視覚障害人権弁護士の陳光誠も迅速だった。

こうした観点から金正男の2度目の韓国亡命説を見るとどうだろうか。彼の周辺状況を見ると亡命を誘う要素は多い。金正男は「正常な人間ならば3代世襲を追従することはできない。幼い世襲後継者がどのように受け継いでいくのか疑問」と北朝鮮の最高権力を攻撃した。彼の息子ハンソルも叔父である金正恩を独裁者と表現した。権力の神経を逆なでする発言だ。絶えず金正恩の失敗時に登場する代打として議論される。金正恩の指示がなくても側近が除去に出ることも可能だ。叔母の金敬姫(キム・ギョンヒ)の最近のシンガポール訪問を警告と解釈することもできる。「金正男暗殺指令を受けた」という北朝鮮保衛部工作員出身工作員の陳述も出てきた。そこで彼と彼の家族がマカオを離れ潜伏したという報道に注目することになる。ところが問題は最終目的地である韓国の状況だ。

最初の亡命説当時、フランスの代わりに韓国への亡命を推進しなかったことに対し情報関係者は、「南北関係の破局を覚悟しなければ独裁者金正日(キム・ジョンイル)の長男を連れてくることはできない」と話した。当時哨戒艦事件で南北関係が破局に突き進んでいたところに彼を連れてくると極限対決のドアが開くということだ。

2度目の亡命説の最終目的地は最初の時と違い韓国とされる。最初の時のように亡命地がフランスならば大きな障害はない。米国もやはり簡単に受け入れられる。しかし韓国は違う。最初の亡命説の時のような負担は相変わらずだ。その上いまは大統領選挙の局面だ。彼の亡命が選挙に及ぼす影響は爆発的だ。「北風」問題がどこへ向かうかもわからない。野党圏候補が当選すれば青瓦台(チョンワデ、大統領府)で聴聞会も開くことができる。ある消息筋は「とても問題が大きく、レイムダックの李明博(イ・ミョンバク)大統領に決定できないこと。亡命要請が事実でも大統領選挙後の当選者でなければ決定できない難題」とみている。問題はこれまで金正男を目につかず安全に保護できるかということ。亡命の気配を北朝鮮が感づいたならばじっとしていないだろう。黄長ヨプ亡命時「代価を払うだろう」と脅迫した北朝鮮は狙撃チームを送り、韓国総領事館に乱入しようとした。

「今後の生活」に対する金正男の計算も重要だ。これまで朝鮮労働党、父親の金正日の資金支援で本人と本妻、2人の妾など3家族に年50万ドルの生活費を用意した。しかし亡命後にそのような保障はない。亡命政府を立てても南南対立の中で冷遇あるいはのけ者になりかねない。黄長ヨプのように警護の後に隠れて生きなければならない。資金もいま持っているものが最後の砦だ。それでも来るだろうか。ある脱北者専門メディア代表は、「金正男が中国の太子党の保護を受けているというのに何をしに韓国に来るだろうか」と話す。情報当局も金正男は中国国家安全部の保護を受けているものと把握している。金正男が韓国行きを選ぶのが難しい理由だ。交渉も容易ではなく電撃的にするのも大変だ。そのため2度目の亡命説は依然として霧の中にある。

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