世界的な景気減速と内需不振による影響で韓国港湾のコンテナ取扱量が2か月ぶりに減少に転じた。
国土海洋部は7日、10月の全国港湾コンテナ取扱量(推定)が186万8000TEU(20フィート標準コンテナ換算)で前年同月比1.6%の減少となったと明らかにした。
月別取扱量は8月に34か月ぶりの減少となった。9月には増加したものの、10月は再び減少に転じた。
輸出入貨物は112万9000TEUで前年同月比3.9%の減少。
積み替え貨物は釜山港の取扱量増加で前年同月比4.3%増の71万3000TEUだった。
港湾別では釜山港が142万3000TEUで0.6%増加した。積み替え貨物は68万8000TEUで6.1%の伸びとなった。
だが、光陽港(全羅南道)は自動車と石油化学貨物の減少で6.6%減の17万4000TEUとなった。輸出入貨物と積み替え貨物はそれぞれ0.6%、26.6%減少した。
仁川港も中国との貿易量減少により8.3%減の16万4000TEUとなった。
俳優カン・ジファンが所属事務所のエスプラス・エンターテインメント(以下エスプラス)に対して、「業務に関連する件は、すべて法務法人を通して話をする」という内容証明を送付した問題。先月22日にエスプラスから紛争調停の依頼を受けた韓国マネジメント協会(以下協会)が調停を試みたところ、カン・ジファン側は応じる意思がないことが7日、関係者の話などから分かった。
当初協会は、カン・ジファン、エスプラス双方の話を聞いたうえで、調停の手続きを踏む予定だった。しかし、話を聞きたいとする協会側の再三の求めに対し、カン・ジファン側は調停案を先に提示することを求めたため、協会側はカン・ジファン側が調停に応じる意思がないと判断したという。
このため、協会はエスプラスの話を聞き、カン・ジファンに対する処分を決定する予定だ。この際、カン・ジファンとエスプラス間で問題が解決するまで、芸能活動の自粛を求める場合、カン・ジファンは再度芸能活動の中断に追い込まれる形になるため、どういう決着を見るのか、関心が高まっている。
「ワールドスター」PSY(サイ)は来年2月か3月ごろにニューアルバムをリリースすると発表した。
PSYは6日(現地時間)、フランス・パリ市内のホテルで記者会見を開き、「来年2月、遅くとも3月までには新しいアルバムを全世界に向けリリースするため準備している」と述べた。
ニューアルバムについては「韓国語と英語で作ります。このアルバムはワールドワイドなデビューアルバムになるでしょう」と説明。
そして「韓国人なので韓国語の歌詞を守り続けようと努力しました。自分はポピュラー音楽をやっている人間。次の曲は中毒性がってリズム感が良く、みんなが楽しめる曲になるでしょう」と言った。ニューアルバムに関する国内での活動がどうなるかは未定だ。
フランスに訪れたPSYは記者会見に先立ち、パリ中心部のエッフェル塔に近いトロカデロ広場で観衆2万人が集まった中、「乗馬ダンス」のフラッシュ・モブを行った。
PSYは英オックスフォード大学で特別講義をした後、11日にドイツで開かれる「2012 MTV EMA(EUROPE MUSIC AWARDS)」に出席する。
7日午前、狎鴎亭CGV(ソウル市江南区)で行われた映画『私のP.Sパートナー』の制作報告会に出席した俳優チソン。19禁映画の同作への出演に関して、「交際中の女優イ・ボヨンが気を使うことはないのか」との記者の問いに対し、プライベートと映画を結び付けて話したくないと答えた。
その理由について、チソンは「初の映画出演と言っても過言ではなく、映画俳優としての第1歩を踏み出す立場上、真摯に向き合おうとする気持ちでシナリオを読みました。今後も2歩目、3歩目と歩みを進めていきますので、見守っていただければ幸いです」と説明した。
19禁映画への出演を決めた理由については「20代、30代の話だが、それよりも男友達同士、女友達同士でいる時にする話があると思います。そういう部分では十分に共感できる素地があります。過激なセリフがあるにはありますが、十分そういうこともありうるだろうと思う。恋愛に自信がなく、劣等感にさいなまれている男が、恋愛に積極的になる姿をリアルに描いている。そういう部分に共感しながら撮影していました」と話した。
携帯電話と半導体の輸出が増加し、先月の韓国のIT輸出額が月間ベースで過去最高となった。
知識経済部は7日、10月のIT分野の輸出額が145億5000万ドル(約1兆1667億円)に達したと明らかにした。これまで最高だった2010年10月の140億9800万ドルを超えた。
前年同月の137億2000万ドルに比べ6.1%の増加、前月(140億7000万ドル)と比べると3.4%の増加となった。
過去最高を後押ししたのは携帯電話と半導体だ。携帯電話輸出は3か月連続の伸びを記録し22億6000万ドル、半導体は今年最高の46億4000万ドルを記録した。
携帯電話の輸出が増加したのは海外生産の割合が昨年より3%ほど減り、戦略スマートフォン(多機能携帯電話)の欧州向け輸出が好調だったためだ。
一方、IT輸入は前年同月比10.9%増の74億5000万ドルを記録した。IT貿易収支は前月よりもやや黒字幅が減り71億ドルと暫定集計された。
IT黒字は韓国の貿易黒字(38億ドル)の約1.9倍に達し、IT貿易黒字が全体の貿易黒字をけん引している状況だ。
知識経済部は「世界的なパソコンの需要減少で半導体輸出が低迷しているものの、中国の省エネ製品補助金政策と米国でのテレビ需要回復傾向もありスマートフォンやディスプレーパネル輸出がIT輸出の好調をリードするだろう」との見通しを示した。
ただ、欧州債務危機や最近のウォン高傾向がIT輸出にマイナスの影響を与えるとの見方も示した。
今年に入り韓国のほとんどの地域で黄砂が観測されていない。ソウルでは1994年以来、18年ぶりに一日も黄砂が観測されない年になる可能性がある。ただ近年、秋や冬にも黄砂が頻繁に飛来しているため安心はできない。
韓国気象庁によると今年3~4月、済州島と江原道束草など韓国の一部地域で3回、少量の黄砂が観測されたものの全国を覆うような黄砂は観測されなかった。
ソウルは今のところ一日も黄砂の影響を受けていない。ソウルの黄砂観測日数は、1980年代は年平均3.9日、2000年代には11.9日に急増したことを考えると異例だ。
気象庁は黄砂の発生回数が例年に比べ少なかったからではなく、黄砂を運んでくる風が韓国を避けていったためだと説明した。
中国とモンゴルの砂漠地帯ではほぼ1年中、黄砂が発生する。これが韓国まで到達するには上昇気流に乗った後、偏西風によって移動する必要がある。
春に頻繁に黄砂が飛来するのは、発生地が最も乾燥するときである上、風が韓国に向かって吹くためである。
国立気象研究所は「黄砂は発生しているものの春に韓国で南風が吹いたため、韓国の北方を通過した」と説明した。
ソウルでは1960年から2000年以前までの40年間で、秋に黄砂が観測されたのは3日に過ぎないが、2000年以降は9日発生している。冬に観測された年もある。
このような傾向は気候変動による中国とモンゴル地域の砂漠化が深刻なためとみられる。ただ、専門家らは黄砂飛来を予測するのは難しいため、今後冬に向けて黄砂がどの程度影響を与えるかは不透明だとしている。