３０数年前の光復洞でのこと

３０数年前の朝８時頃、釜山のメイン通りの光復洞を散策していた。当時は今と違い軍事政権で夜間外出禁止令が発令されていた。街並みも今ほど整備されてない。
昼～夜は買い物客などでかなりの人通りの光復洞だが朝の人通りは少なく閑散としていた・・・・。

そんな光復洞で、やばそうなオジサンが声をかけてきた。「アニキ　シャブ　イラナイカ」・・・、「そんなの持ってたら捕まってしまうからいらない」と断ると「タイジョウブ　タイジョウブ　ハミカキノ　チュウプ二　イレルカラ　タイジョウブヨ　イルボンノ入国　タイジョウブ　タヨ」・・・としつこく声をかけてくる。「要らない」ときっぱり断るとやばそうなオジサンは捨て台詞を吐いて｛もちろん韓国語で｝去って行ったのだった。シャブの売人だったのかは定かではないが、こんなやばい臭いのする釜山が大好きだ・・・・。




・・・・３０年数年前の出来事でした・・・・

釜山・光復路ストリート

光復路ストリートはきれいに整備され、歩道も充実。よりショッピングがしやすいストリートへ変化してます・・・・。

釜山の観光名所の中でも、はずせないのが南浦洞（ナンポドン）。ショッピングやグルメ、名所もありで、とりあえず時間のない方は、ここだけでも釜山をおさえることができるエリアとして知られています。そして、その中でもショッピングが充実している、このエリアのメインストリートが「光復路通り」と呼ばれ、観光客だけでなく釜山の人のショッピングエリアとして人気なんです。その光復路通りが、2007年くらいから工事がはじまり、2008年きれいに整備され、歩道が広くなりかえってきました・・・・。


歩道も広く、ベンチや木々花々とストリートがにぎやかになり、ストリートがきれいに一新され、昔のストリートはどこへ？？と思ってしまうほど様変わりした光復路通り。歩道はベビーカーや車椅子の方でも車にぶつかる心配もなく歩けるようになり、車道は一車線だけ。また、通りの各所にはベンチや木々、花々、涼しげな噴水などが設置され、ショッピング目当てじゃなくてもお散歩代わりに歩いても良いくらいにきれいになったと釜山でも話題になったほどです。以前行ったことがある方でも、もう一度行ってみては・・・・。その変りぶりに驚きます。
ストリートには光復路通りの歴史についても。日本語もあるので読んでみては・・・・・・・・・。


ショッピング天国の光復路通りいっぱいには、国内外のブランドのお店がひしめいていて、ショッピングをしたいという方にかなりオススメのストリート。観光客が多くやってくる場所でもあるので、お店の店員さんは外国人慣れしていて、中には日本語のできるお店もあります。他に、チープコスメショップも軒を連ねていたり、郵便局、銀行といった金融機関も・・。また、日本でも人気のクリスピードーナツなど、ショッピングに疲れたら気軽に立ち寄れるカフェも多く、ショッピングするにはもってこいの場所ではないかと思います。ストリートにあるお店はＬevis,Ｐuma,Ｋappa,Ｃanon,ＦＩＬＬ,ＮＩＫＯＮ,ＯＬＩＭＰＵＳ、adidas,ＫＦＣ,ＮＩＫＥ,ＥＬＬＥ,ＤＵＮＫＩＮ ＤＵＮＵＴＳ,ＰＩＺＺＡＨＵＴ,ワコール等など・・・・・・・。


光復路通りを歩いてみると、様々なものが売っている国際市場やＢ級グルメの屋台が連ねるアリラン通り、露店が並ぶＢ＆Ｃ通りへ続く通りにもなっているんです。なので、複雑な迷路のような道があちこちある南浦洞で道に迷ったりしたときは、一度光復路通りに戻り、目的地に向かったりすると、意外とあっさり間違わずに到着することができたりします。


洋服から靴、かばん、アクセサリー、そしてチープコスメと様々なものがこの通りでショッピングできるので、旅行時間の少ない方にもオススメかなと思います・・・・。


ぶら～り、ぶら～り　と　アリラン通り、国際市場方面へ・・・・行く。

外観からはデパートに見えない「釜山デパート」

光復洞に近づくと釜山デパートある。デパート？と思うくらい外観からはとてもデパートとは思えない何十年の年期を感じます。外観は釜山銀行の看板だけがやたらと目につく。ハングルの釜山デパート表示を見て、釜山デパートであることがやっとわかるくらいです。

1階には高麗人参のお店がやたらと多い中、店舗のほとんどが入居していないのが目に付きました。がら～んとしていて、ちょっとさみしい感じが漂っています。
続いて2階へ・・・、頭よりもどデカイ筆がぶら～り垂れ下がっているお店もあれば、骨董品やお土産用品屋、画廊までいろいろ。普通のデパートではお目にかかれなさそうなものが売られていて、面白い。それにしてもこの店、なんで筆と石焼ビビンバのお皿が一緒に売られているの・・・？ 同じ建物の3階に、日本人会の事務所があるようです。

地下は食堂になっています。釜山デパートの地下は駅から続く地下街とつながっていました。なんとこの地下街、中央洞駅からチャガルチ駅までの約1.4kmず～っとつながっているんです。雨の日も風の日も、寒かろうが暑かろうがお構いなしというのが地下商店街のいいところ。
まず地下商店街の外観はこんな感じ。地下商店街の名前が「ロッテ一番街」と書かれているけど、ロッテデパートを想像してはダメです・・。ここにはロッテデパートのイメージを遥かに越えた面白い世界が広がっています。

どんなものが売られているのか、ちょっと中に入ってみよう。
地下街に入るやいなや、待ち伏せていたのは「特別な優待の看板」でした。特別な優待ってどんなものなのか、思わずつっこんでしまいたくなります。そしてこの看板の隣には・・・ 、ロシア語の看板まで掛かっていました。しかし何て書かれてあるのやらさっぱりわからない。やっぱり「ロシアのお客様に特別な優待をします」って書いてるのかな？日本語の看板には書かれていなかったビックリマーク「！」があるから、かなり強調された表現を使っているのかもしれません・・・。
まず、地下鉄中央洞駅から南浦洞方面へ歩いていくと、いろんなモノが売られていました。骨董品や家具、宝石からはじまって、衣類、おもちゃ、宝くじ屋さんまで・・・見ているだけで楽しめます。おもちゃ屋さんに売られていたみつばちの変装をした踊る『くれよんしんちゃん』の人形がすごく気になります。

おじさんがバナナの叩き売りのように巧み口述でお客さんの関心をよせ、薬を売っています。とはいえ、この6人のお客さんのうち、何人がサクラなのでしょうか？

怪しげなイメージ写真。コンピュータ処理された人物写真と美しい景色、それぞれで見ればきれいなんだけど、この二つを合わせると妙にアンバランスで心霊写真のように不気味に見えてくる・・・？？？

ロッテ地下商店街は南浦洞まで続いていて、南浦洞からチャガルチまでは名前がコーロン商店街に変わります。こっちの方が規模的には大きいです。中央洞からチャガルチへかけて、地下街の雰囲気の年齢層もアダルトからヤングへとだんだん変わっていっているようです。

食堂もあれば、ビデオ屋さん、家具屋さんまでいろいろあります。どういうコンセプトなのかわかりませんが、ビデオ屋さんの中になぜかカードの入会受付コーナーが設けられていました。もう、何でもありって感じです。

照明屋さんの灯りよりも、派手な透け透け下着やレオタードが地下街の雰囲気を明るくしていました。ちゃんと売れているのかちょっと気になります・・・。
通路の真ん中に売られているけど、どこの店のものなのかよくわからない。店員さんがちゃんと見張っているのかな？一着こっそり持っていっても気づかれなさそう。


地下街のいろんなところで足を休めている人々を見かけました。
イスのあるところには必ずハラボジがいっぱいいます。
「ヤクルトのおばちゃん」は働いているんだか、本を読んでいるんだか、中途半端な状態で座っています。ちなみにヤクルトのおばちゃんの制服は日本では緑色だけど、韓国ではマスタード色です。どっちがかっこいいかな・・・？？

中央洞駅周辺は海と山に囲まれ、本当に素敵なところです。昔の建物と現代風の建物がいろいろ混ぜ合わさっていて、それがまた魅力的です。週末は若い年代層でにぎやかなこの地も、平日はハラボジ＆アジョシの密度がやたらと高いようです。家にずっといると暇で暇で仕方がないから、話し相手を求めてここの地下街へとやって来るのでしょうか・・・？ハラボジ＆アジョシ達に会いたい人は中央洞から続く地下商店街へどうぞ・・・・。



地下街をブラブラし、光復洞の入り口近くの地上へと出ていった・・・・。

釜山ロッテワールド、只今工事中

東横イン前を歩くと右側に中部警察署、少し行けば左側に国際旅客ターミナルが見えてくる。このあたりで道路の正面をみると工事中のロッテワールドが見えてくる。太宗台（テジョンデ）のある影島入り口あたりだ。ここは昔、釜山市庁があったところだ。地下鉄がなかったころバスで南浦洞に行く時には市庁が目印になっていたものだ・・・・。


釜山ロッテワールドについての新聞記事を紹介しましょう・・・。

釜山ロッテワールドデパート 、11月にオープン
ロッテグループが建設中の 107~130階規模の釜山ロッテワールドが 2014年 6月完成される。釜山ロッテワールド内のデパートは今年11月にオープンする。

ロッテ建設は 13日釜山中区中央洞に前釜山市役所跡地である釜山ロッテワールド工事現場で説明会をし、埋め立て工事の終わる3月から超高層タワーの本格工事に取りかかると明らかにした。

ロッテは世界最高層ビル156階を設計したアメリカの S.O.M社に依頼し設計変更作業が3月中に釜山市に最終設計変更案を提出する。設計変更案には釜山ロッテワールドの高さが最初は464mだったが 510m高く調整する予定だ。

ロッテ建設副社長はこの日 "グローバルの経済危機で国内外経済状況が良くないが2014年 6月に釜山ロッテワールドを完成するということはロッテグループの確固たる意志と同時に釜山市民との約束"とアピールした。 釜山市建設部課長は "ロッテがもう建築許可を受けている状態なので設計変更を要請すれば認許可手続きをする"と話した。

釜山ロッテワールド は、1~40階にはオフィステル 、40~80階には高級住居施設、80~130階には客室 300室の6星級ホテルなどが入る。住居施設を追加したことは外国係多国籍企業と海運産業関連グローバル企業などを誘致するために休養と宿泊、ビジネスを１ヶ所ですることができる 'コンパクトシティ'が必要戦略だとロッテ建設側は説明した。

釜山ロッテワールドはタワーとエンターテイメント、デパートなど 3つの部分に分けられデパートは地下 6階地上10階に売場面積1万1670坪、駐車収容台数は 800台だ。ロッテは7月頃デパート勤務人員募集を始める予定だ。

ロッテ建設CM事業本部長は "釜山ロッテワールドが完成すれば外国観光客をはじめ地域経済活性化はもちろん本来の都心機能回復にも大きく影響される"と語った。



かなり前から工事をやっているようだがようやくデパート部分のみ11月にオープンするようだ。ロッテワールドが完成する2014年が楽しみですね・・・・・。