デジ（豚）カルビは庶民の味方

テジカルビについて・・・・。

　デジカルビは、たれに漬けられた豚カルビです。デジが「豚」、カルビは「あばら骨」のことです。カルビというと牛肉のイメージが強いですが、豚の場合も、あばらとその周辺部の肉を含めてカルビとよびます。韓国でも豚は牛に比べて価格が安く、家族や友人などでよく食べられています。豚焼肉の専門店も多く、豚のばら肉を焼いたサムギョプサルと並び、デジカルビは焼肉を食べる際の人気メニューです。

デジカルビは、肉質もさることながら、漬け込むたれの味が店の人気の決め手となります。店ごとに、しょうゆをベースに、砂糖、とうがらし味噌のコチュジャン、りんごや梨などの果汁、香辛料類を混ぜ合わせた秘伝のたれが作られています。なお、たれには肉に味をつけるというだけでなく、肉質をやわらかくするという働きもあります。

そのまま食べてもおいしいですが、肉と一緒に甘酢に漬けた薄切りの大根、スライスにんにく、刻んだ青とうがらし、ねぎの和えものなどを、サンチュ、エゴマの葉といった葉野菜で包んでほおばります。厚みのある豚肉の食感とたれの甘さ、生野菜のシャキシャキ感がなんともいえぬ絶妙なバランスです。

豚は、韓国では部位ごとに、たくさんの種類が食べられています。デジカルビとともに最もポピュラーなのがサムギョプサルです。そのほかモクサルとよばれる首肉や、カルメギサルとよばれるハラミ肉も人気があります。皮や、骨周りの端肉など、日本ではあまり食べない部分も工夫して食べられています。ただし、すべての豚焼肉専門店にさまざまな部位がそろっているわけではありません。韓国の人たちは、デジカルビならこの店、モクサルならこの店と、食べたい部位によって行く店が違います。店によってそれぞれ得意とする部位があるので、どこでも食べられるわけではない点には注意が必要です。

釜山、草梁（チョリャン）テジカルビ通り

　８時４０分に海雲台からバスに乗り３０分ほどで草梁洞に着いた。草梁洞は釜山駅の一つ手前で釜山駅はすぐそばだ。バスを降りてほんの少し歩いたところが 초량 돼지갈비거리（チョリャン・テジカルビコリ）という大きな案内板のある通りにでる。


草梁（チョリャン）にあるテジカルビ通りを　ぶら～り　訪ねてみました。ここは正式名称を草梁テジカルビ通りといい、釜山駅に隣接するエリアに位置しています。過去50年のあいだ、釜山駅や釜山港を訪れる数多くの人たちがここでテジカルビを食べてきたとか。釜山市内の焼肉店に「草梁」のつくお店が多いのはこの通りが由来となっているそうです。

最近では新規顧客確保のために設備を新しく整えたり、ガス火を炭火に変えて味の差別化を図ったりしているといいます。豚を模した高さ7ｍの大型案内板を通りの入口に設置するといった工夫も行っているそうです。


草梁（チョリャン）は17世紀中頃までは人が住まない一面のススキ野原であり、そこからこの草原地帯を草梁と命名したそうです。釜山駅と隣接した地域として地方からも多くの人が訪れ、また日本人のための倭館が設置されるなど、日本との交わりも活発だった地域です。



釜山駅から7分余りのところに位置する草梁テジカルビ通りには、大通りを中心として50余りの飲食店が立ち並んでいます。大通り沿いの飲食店も多いですが、1本入った路地にもお店がたくさんあります。テジカルビやサンギョッサルの価格は各店ともそれほど違いがなく、特別な部位の肉だけが若干異なるようです。

おばちゃんたちが白菜を洗う大通りを抜けて路地に入ると、それぞれのテジカルビ専門店から激しい呼び込みの声がかかります。韓国のアジュマたちの強烈な攻撃に耐えうる自信のある方は、路地に突入してみるのもいいかもしれません。



50年伝統の秘伝を用いて調理した、柔らかいテジカルビを味わってみてはいかがでしょう。キノコや野菜、特製のヤンニョムソースで漬け込んだ豚肉が出てくると、キムチやニンニクも一緒に乗せて焼いちゃいましょう。あ、そうそう。サンギョッサルとテジカルビを同時に注文する場合はサンギョッサルをまず食べることをおすすめします。サンギョッサルの味わいをテジカルビの甘いヤンニョムが損なってしまうかもしれませんので・・・・・。



テジカルビが焼けたら、サンチュやゴマの葉などを手のひらに乗せ、甘酢に漬けた大根、ネギの和え物、最後にテジカルビを一切れ乗せて食べます。ゴマ油にさっとつけ、焼いたニンニク、ネギの和え物と一緒に野菜に包んで、がばっと口に押し込むのもよいでしょう。え、肉がちょっと少ないですか？　ならばいっぺんに数切れ乗せて食べちゃいます。大根とネギを抜いて野菜だけで包んで食べてもOK。いつの間にか夢中になって食べている自分に気付くことでしょう。食後にはコーヒーも出てきます。慌てずゆっくり楽しんでは・・・・・。


草梁テジカルビ通りのそばには市場もあります。韓国の人たちの食生活をのぞいて見るのも楽しい。日本語が大丈夫というお店もありますが、ほとんどは韓国のサラリーマン御用達の店。少し会話に不自由することもあるかもしれませんが、お店の人によると今までは特になんの問題もなく日本人観光客にテジカルビを提供してきたそうです。


夕飯時になると仕事帰りの人たちが一杯やりにきます。仕事で疲れた身体と心を癒す草梁テジカルビ通り。テジカルビを焼く匂いが漂う路地ではたくさんの人たちが50年の伝統を持つテジカルビを味わいながら談笑しているそうです・・・。



そんな草梁テジカルビ通りでしたが、９時半過ぎで時間も早くほとんどの店がまだやってないので市場をブラブラしながら釜山駅に向かうことにした。

釜山、便利な１００３番バス

　外が明るくなった８時半に錦湖荘を出発する。地下鉄もあるが外の景色が見えないのでバスでの移動にする。停留所で１００３番のバスを待つことにした。

１００３番のバスをご紹介しましょう。
海雲台から南浦洞を結ぶ便利なバスがこちら、乗りこなして、釜山を縦横無尽に旅行をする際、事前に知っておきたい項目の一つに、旅行先での移動手段があがると思いますが、皆さんはどんな交通手段をとりますか？めんどくさいからタクシーに乗っちゃう派、旅行先の街の様子を知りたいしチープにあげたい地下鉄派やバス派、と旅行者のスタイルによって様々な交通手段がありますが、釜山はソウルほど地下鉄が網羅していなく、どこでも地下鉄で気軽に移動するには時間がかかってしまったり、タクシーを併用しないと不便な街でもあります。そんな時、釜山市内のどこまでも網羅しているバスを利用することができたら、時間の短縮、交通費の節約、地元の景色を堪能と良いことずくめ！ということで、知っておくと便利な南浦洞と海雲台を結ぶバス1003番を、少し詳しくご紹介したいと思います。

「1003番バスの路線」
1003番バスは、以前の便利バス302番バスが新しくなったバス路線。2007年５月に大幅なバスの改正があり、302番が廃止され、代わりにこの1003番バスができました。以前とどんなところが違うの？というと、水営交差点からヨット競技場までの区間がホープラスBECO店方面の通りを回らず、まっすぐヨット競技場へ向かうようになり、もう１点は海雲台ビーチをすぎ海雲台の新市街地内を回り松亭へ向かっていたところ、ビーチからまっすぐ機張や松亭方面へ向かうようになった点です。

それともう一つ、以前は座席バスという位置づけにあったんですが、1003番バスは特急バスになります。大きく変更された点はこの２つだけで、この変更によってより南浦洞から海雲台方面へかかる時間が短縮されることになります。そして、どうしてこのバスが観光客にも便利なのか？というと、釜山の中でも観光客が最も訪れる観光地と観光地を結ぶ路線を走っているバスだからなんです。国際市場やチャガルチ市場がある南浦洞周辺から韓国きっての海雲台（ヘウンデ）ビーチまでを結び、途中広安里（カアンリ）も通り、地下鉄で行くよりも20～30分短縮できてしまうんですヨ！せっかくきた韓国釜山の旅、ちょっとでも時間を短縮して、目的地に移動できたら最高ですよね。



「1003番特級バス」
・ 車両は？
一般バスはブルーやグリーンの車体ですが、特級バス1003番は赤い色をしています。停留所でバスを待っているときでも、赤色が目立つので、見分けがつきやすいようになっていますよ。

・ 車内は？
一般バスは立って乗るスペースがありますが、こちらのバスは車内全てのスペースが座席になっているバス。よほどのことがない限り座れます。また、乗降口が１つしかないので、あまり奥の方へ座ってしまうと降りるときに大変です。

・ 乗車料金は？
一般バスよりも高い設定になっています。1500ウォン（ハナロカード使用時は1400ウォン）になっていて、深夜料金（1003番のバスの場合22:30～）は1800ウォン（ハナロカード使用時は1700ウォン）となっています。

・ 運行間隔は？
平均して大7～10分間隔で運行しています。

・ 運行時間は？
4:10～22:10までの運行。深夜料金が適用される時間帯は22:30～23:40までの運行となっています。（起点は機張）

・ 往復所要時間は？
出発地点からこのバスに乗り１週してくると140分ほどかかります。出発地点から執着地点までの距離は約66キロとなっています。

・ バス停の場所は？
特級バスのため、一般バスの停留所ではない場所に停留所がある場合があります。バス停にあるバスの看板を見て、そこに1003番と書かれていたら、そこがバス停になりますので、しっかりチェックしてみてください。



「路線を詳しくチェック」
観光客の皆さんがよく利用しそうな場所は、停留所を表示しておきましたので、乗られるときの参考にしてみてください。
南浦洞→釜山駅　
○釜山大学病院（プサンデハッビョンオゥン）
○西区庁（ソグチョン）
○ 南浦洞（ナンポドン）
国際市場やチャガルチ市場などアクセスが便利。
○ 沿岸旅客埠頭
東新ホテルや釜山観光ホテルにお泊りの方はこちらからの乗車が便利！
○ 中央洞
○ 釜山駅
釜山駅前には３つほどのバス停があります。釜山駅に向かって左の一番端にあるバス停が1003番のバス亭です。

釜山駅→広安里→海雲台　　
○ 子城台（チャソンデ）
○ モッコル市場（モッコルシジャン）
○ 慶星大学校（キョンソンデハッキョ）
○ 公務員教育院（コンムウォンキョユッジャウォン）
広安里ビーチにはこちらからでもアクセス可能。
○ 広安地下鉄駅（カアンリチハチョルヨッ）
広安里ビーチにはこちらからでもアクセス可能。
○ 水営保健所（スヨンボゴンソ）
○ 水営交差点（スヨンキョチャロ）
○ 大宇マリーナアパート（デウマリナアパトゥ）
○ 冬伯島入り口（トンベッソムイック）
2005年のAPEC首脳会議が行われたヌリマルAPECハウスの見学の際にはここで下車。
○ 海雲台海水浴場（ヘウンデヘスヨッジャン）
釜山を誇る海雲台ビーチはここです。

松亭→機張
○ 松亭給油所（ソンジョンジュユソ）
○ 松亭海水浴場入り口（ソンジョンヘスヨッジャンイック）
松亭ビーチに来られた方はここで下車してビーチまで徒歩約10分。
○ 機張２住公（キジャンイジュンゴン）
○ デビョン入り口（デビョンイック）
○ チョンガン十字路（チョンガンサゴリ）
○ 機張聖堂（キジャンソンダン）
\○ 機張市場入り口（キジャンシジャンイック）
機張市場へ来られた方はここで下車。

バスに乗るなんてちょっと勇気がいると思われている方！一度、ぜひ乗ってみてください。時間も短縮できますが、バスから釜山市内を眺めながらの移動もまた格別です。それでは、釜山でバスを乗りこなして、釜山の達人になってみてはいかがでしょう・・・・。


そんな１００３番のバスに乗りチョリャンドンに向かった。

朝風呂に入る

　通常は５時２０分から始まる、日本テレビ「ズームイン　スーパー」にあわせて目を覚ましているが、ここは韓国釜山、当然のこと西尾ゆかり、バード羽鳥の声が聞こえない。昨日は遅くまでテレビで格闘技を見ていたので、いつもより遅い７時に目が覚め韓国３日目に朝をむかえた。


外まだ真っ暗で横浜と比べると１時間くらい日の出が遅いように感じる。２階の大衆湯に朝風呂に行き、床屋で少し長くなっていた髪を切りスッキリした男前？になる。散髪代１００００ウォンだ。

昨日に続き再び無料の風呂に入る。やはり温泉は温まる。
海雲台温泉は水温４０～６０℃の単純食塩泉で女性の皮膚美容や皮膚疾患に効果があり、飲用時の利尿効果はもちろん、リュウマチ、血液循環、糖尿、慢性呼吸器疾患などに効き目があり、一年中観光客に人気の温泉だそうです。


８時過ぎにはやや明るくなりかけた。今日も天気が良さそうだ。

さ～出発だ。