鉄卓のブログ「きままに」

「写真」「ウォーキング」「旅」「縄文」をきままに楽しく。
(本ブログに掲載している写真の無断使用・転載を禁じます。)

「コスモスだ!鉄橋だ!」には会ったが・・・【JR九州採銅所駅 鉄卓のフォト・ウォーク2020-9】

2020-11-04 | JR九州ウォーキング
2020年11月1日(日)

今日は日田彦山線採銅所駅(福岡県)。昨春以来の参加。


(今日のマップ)

採銅所駅前では同じ列車から降りた、里山をランニングするのだろう本格的な長距離ランナー姿の若者2人がいた。
列車の中は年配者が大勢いて座席は占領され、降りる駅も同じ。びっくりしたであろう。
地図を見せて歩くところは教えたけど、走るところを聞くのは忘れた。



採銅所駅にはウォーキングで何度か来ているが、駅前にこれがあるのに初めて気づいた。



日田彦山線は、2017年7月の九州豪雨で被災し、今でも一部不通区間がある。
住民の多くは鉄路での全面復旧を要望したが、JR九州は不通区間についてBRT(バス高速輸送システム)での復旧を提案していた。
地元自治体と協議を重ね、豪雨から3年目の7月にBRTでの復旧が決まった。
鉄路での復旧には地元自治体の巨額の費用負担がネックになった。

複雑な思いを胸に歩く。





古宮八幡宮の長い階段を横目に先へ。







右折し、踏切を渡る。



平安時代、宇佐神宮に奉納した神鏡を鋳造した場所「清祀殿」。



銅を採掘した坑道「間歩(まぶ)」といい、宇佐神宮に奉納していたこの地の坑道を「神間歩」という。



秋だなぁ、と感じながら元の道へ。









曲がったところに戻り、右折。秋の里山を歩く。





金辺川あまぎばしを渡る。右折し、川沿いを歩く。





宮原コスモス畑に着く。この時期に来たのは初めて。
直ぐ近くには六十尺鉄橋(第二金辺川橋梁)がある。鉄橋の上を列車が通過する時間には間があるようだ。
列車を待つのは諦める。



六十尺鉄橋のすぐ横にある小さい鉄橋。道路に架かっている。



コスモスを撮って回る。







六十尺鉄橋。列車が走っていたら「コスモスだ!鉄橋だ!絶景だ!」になるところだったが残念。



金辺川を渡り、六十尺鉄橋をくぐり過ぎてから振り返る。



先へ進む。



旧街道へ入る。私は初めて歩く。

須佐神社。素盞鳴命を祀っている。



鳥居をくぐったところに万葉歌碑がある。抜気大首「豊国の香春は我家紐児にいつがり居れば香春は我家」。
香春には大宰府へと続く官道が通っていた。





古くからの町なんだと感じながら歩む。









西念寺楼門。



元光願寺の大クス。



同じ場所に、伊能忠敬測量止宿之地碑もある。



善龍寺。紅葉の始まりが奇麗。







先へ進もう。



下をくぐる。



香春神社へ着いた。







昭和14年、香春岳一の岳より轟音とともに落下した石。
香春神社の神殿は直撃を免れ、人災も無かったことから神宿る石として祭られている。



お昼時。腰掛けるにちょうどいい石を見つけ、コスモス畑で買ったお握りをいただく。



食べつつ眺めつつ。
須佐神社から香春神社まで2kmあっただろうか。
少し歩いたらお寺、また少し歩いたらお寺と感じるくらいお寺が多かった。
香春駅近くの金辺川沿いにはには山頭火遊歩道があって、山頭火の句碑がたくさんある。
山頭火が香春を好んだ一つにお寺が多いこともあったのかも知れないと思う。



ゴール香春駅へと向かおう。

今日も何か所かで見た。これ何だろう?



香春岳は石灰岩の山。以前はセメント工場があったが閉鎖され、採掘だけが行われているようだ。





足元も見よう。



何枚か上の写真にもあったが、石灰岩を運ぶコンベア。



金辺川沿いの銀杏並木。この並木の下あたりが山頭火遊歩道だと思う。



香春駅へゴール。



直ぐに列車が入ってきた。田川後藤寺駅へ、乗り換えて新飯塚駅、乗り換えて博多駅。
博多駅1階にある「博多ほろよい通り」へ。真昼からどの居酒屋もお客さんが多い。
若者の酔っ払いも多い。

スタート時に会った若者たちを思い出しながら美味しくビール。

今日のウォーキングを終える。

◆山頭火遊歩道を歩いた時のブログはこちらです。
「筑豊で山頭火」に会う【JR九州香春駅 鉄卓のフォト・ウォーク2019-6】