たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

「トワイライト・タイム(Twilight Time)」(再)

2021年08月22日 18時34分15秒 | 懐かしいあの曲

当地、今日も日中は 最高気温 35℃前後の猛暑。午前中、あまりにも枝葉が伸び放題の猫額庭の庭木の剪定、蔓延った蔓性植物の除去で2時間余り、全身汗ダクになり、シャワーですっきり、午後は うつらうつら、1時間以上は寝入ってしまったようだ。
夕食前の手持ち無沙汰な時間、虫の音と涼風に秋の訪れを感じてしまう。そんな夏の夕暮れの空を眺めていると、毎度のこと、思い浮かんでくる音楽は、ザ・プラターズの名曲の数々。
過去に書き込んだ記事をコピペしてみた。


M男が奨学金とアルバイト収入で寮生活をしていた貧乏学生だった頃の話である。地方の中都市、当時はまだ、高校進学向きの塾や予備校等は、今のようには無く、学生には、中学生向け家庭教師というアルバイト先が結構有ったものだ。学生課からの斡旋だったり、先輩等の口利きや引き継ぎ等もあって、M男も、週1回か2回、家庭教師のアルバイトをしていた。そのわずかな収入も寮費や生活費に充てていたものだが、ある年、春だったか、秋だったか、夏休み中だったのかは思い出せないが、寮の先輩に誘われて、寮から程近い丘陵の公園地の一角で営業していたレストラン?(喫茶店?)で、一時的(臨時的)アルバイトをしたことがあった。
そうでなくても 貧乏学生ばかりの寮には 常に、建設工事現場下働き、建設省の交通量調査、選挙用立て看板設置撤去作業、体育館等のイベントの準備作業、等々、一時的(臨時的)なアルバイトの口が舞い込んできて、金の無いやつ集まれ、暇なやつ集まれ、この指止まれ的、早い者勝ちで、出かけたものだったが。
そのレストラン?(喫茶店?)は 段差の有る丘陵の広い敷地を利用して、屋外にもテーブルが配置された、今で言う、テラス席の有るカフェ・レストラン?(喫茶店?)風、当時としては かなりおしゃれな雰囲気のレストランだったと思う。
M男達数人の学生アルバイトの仕事は、段差のある敷地の各テーブルを回り、注文を受け、店内のカウンターから、食べ物や飲み物を運び、また片付けるという、階段を上ったり下ったり、独楽鼠の如く動き回る仕事だった。確か、蝶ネクタイ等して、ボーイ風な感じで動き回っていたような気がする。多分各自の都合で交代交代、週に2日か3日だったと思うが、土曜、日曜等は特に忙しく、くたくたになったような気がする。
夕刻、客数が減って、公園が静まりかえる頃、M男達もホッと一息つき、カウンター内から、マスターがコーヒーを炒れてくれるような時間が有った。時として、良く晴れた日等、丘陵地からの夕焼け空の眺望は見事だった。そんな時間帯、日中にはあまり感じていなかった、レストランが屋外向け拡声器で流し続けていたBGMが、広い丘陵公園全体に響き渡るような情景となり、まさに「いいね!」だったのだ。BGMも、レコードをかけていた時代、その日、その時間によって、曲も違ったはずであるが、そんな中でも、M男の脳裏に焼きついてしまったのは、そんな夕景に流れていたザ・プラターズ(The Platters)なのである。
「オンリ・ユー」、「夕日に赤い帆」、「煙が眼にしみる」、「ザ・グレート・プリテンダー」・・
そんなことが有って、M男は一気にザ・プラターズのファンになってしまったが、レコード等買う余裕等無かった学生。就職してから何年か後に、薄給にもかかわらず、どうしても「プラターズ」が欲しくてレコード店に足を運び、買ってしまい、以後どれだけ聴いたか分からないLPレコードがある。すでに、溝がかなり磨り減って雑音だらけであるが、CD時代を経ても尚、捨て切れず、未だに時々聴いているというから 我ながら呆れてしまっている。聴きたい時にはいつでも直ぐ YouTube等聴ける時代だというのに・・・。

LPレコード「ゴールデン・プラターズ」(全14曲)

 

色褪せたジャケットの隅に S.41.8と記されており、昭和41年に買ったものなのだろう。
定価 1,800円、多分 手取りがまだ1万円台だった時代、高い買い物だったに違いない。
当時はまだ、音楽は レコードで聞くのが主流の時代だった。


今では YouTube等で さっと聴ける時代。
その内の1曲、「トワイライト・タイム(Twilight Time)」、YouTubeから共有させていただいた。





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2 コメント

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いい曲ですね (Unknown)
2021-08-22 22:44:34
 たけじい殿。

 私も学生時代に、上野で喫茶店のアルバイトをしたことがあります。

 白い制服に、黒い棒ネクタイ(棒タイと呼んでいました。)を締め、忙しい日々を送ったことがあります。

 店内に流れていた曲の一つに、江利チエミの「さのさ」がありました。「トワイライト・タイム(Twilight Time)」のように、洒落た曲ではありませんが、会社勤めをするようになって買いました。

 曲は違っても、貴方と私はどこか似ていますね。「トワイライト・タイム(Twilight Time)」を楽しく、切なく、聞かせていただきました。
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onecat01さん、おはようございます、 (takezii)
2021-08-23 05:38:35
いつも、爺さんの気まぐれブログを覗いていただき、有難うございます。
同じ時代を生きてきた昭和人間、似たりよったりの思い出が多いと思いますね。他人には、大きな印象に残らないことでも、若かった頃に脳裏に焼き付いた記憶の欠片、一生消えないような気がします。「上野の喫茶店で・・・」、なんだが情景が浮かんでくるようです。
コメントいただき有難うございます。
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