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たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

古い写真から蘇る山の思い出 その2 「初めての尾瀬」

2017年02月27日 15時20分21秒 | 山歩記

古いアルバム、写真の類は 第三者には ゴミのような存在なのかも知れませんが 当人にとっては 思い出が詰まっていたりして なかなか簡単に ポイ出来なくなってしまう ある意味、宝物のような存在でもあると思います。
先日も 雑物整理中に 1冊の古いアルバムが目に止まってしまい その中の 家族で 尾瀬沼から尾瀬ヶ原を歩いた時の写真を 見返してしまいました。

30年以上も前の話
長男が11才、次男が7才の年
昭和59年8月の写真です

息子達の夏休み直前に たまたま 地元旅行代理店の「尾瀬ハイクバスツアー」参加募集の新聞折込チラシが目に止まり 思い切って申し込んでいた山旅だったのです。(現在のように 大手旅行代理店が 広範囲に 大々的に 山歩きツアーを 企画募集するというような時代ではありませんでしたから)
職業柄、まとまった休みが取れなかったり、経済的な理由、息子達の年齢等も有って せいぜい 休日に 家族で 奥多摩や高尾山周辺の山歩きをするのが精一杯だった我が家でしたが 抒情歌 「夏の思い出」を聴いては 「はるかな尾瀬」に 想いを馳せていた頃でもあったのです。

「Youtube」を クリックして 視聴出来ます。
   ↓
「夏の思い出」~ 東京ソフィア女声合唱団

もちろん 代金が魅力で 申し込んだようなものですが その分 ツアー参加経験の無かったわが家族には かなりの強行軍のツアーでした。
午後10時に 東京都立川駅北口に集合し 夜行で 尾瀬に向かう企画だったのです。
登山口の 大清水には 深夜3時頃到着、中型バスとて 車内で仮眠等 出来たものではなく 睡眠不足のまま 早朝 ヘッドランプを点けて出発です。

出発地、大清水

山の知識情報も経験も乏しかった我が家、靴だけは なんとか 親戚から譲り受けたり、借りたりして揃えたものの ザックも、雨具も、衣類も ほとんどが 間に合わせでした。
ツアー参加者のほとんどは 山慣れしていそうな中高年や OL風、学生風の人達、子供連れは わが家族だけで 多分 「この人達 大丈夫なの?」っていう目で 見られていたのかも知れません。旅行代理店の随行員も ずっと わが家族をマークしていたことに気がついていました。

三平峠から下って 尾瀬沼が見え始めた時の 「はるかな尾瀬に 来たぞー!」という感動が 思い出されます。

尾瀬沼山荘から 大江湿原、沼尻に掛けては 水芭蕉のお化け(巨大化した葉)にびっくりしたり、ニッコウキスゲの群落に歓声を 上げたりしながら・・・。
ルン、ルン ♪

宿泊は 温泉小屋でした。
夏山シーズン最盛期でしたので、1畳に 2人、3人の大混雑でしたが 山小屋泊まり初体験のわが家族、そんなもんかと思ってしまったか それ程の苦痛もなく なんとか 睡眠が取れたような気がします。

翌朝 温泉小屋出発前

好天の下、鳩待峠まで 自由行動ということで ゆっくりのんびり 尾瀬ヶ原を堪能しました。

この「尾瀬ハイクバスツアー」参加が きっかけとなって とりあえずは 「毎年 夏には 家族で 登山しよう」ということになり 翌年以降 八ヶ岳、木曽駒、白馬、仙丈、北岳・・・等に 登ることに なっていったのです。
子供達が巣立った後は しばらく 山歩きも途絶えましたが 平成になった頃からは 力量をわきまえながら 夫婦だけのおいらく山歩きをしているという具合です。
その後 尾瀬には 至仏、燧、アヤメ平等 季節や コースを変えて 5回 訪れていますが 何回 訪れても また 訪れたくなります。

 

 

 

 

 


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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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懐かしい (口実)
2017-02-27 17:10:44
三平峠でへばり、東電小屋で精根尽き果て、銚子大滝?だったかなあ、あそこで動けなくなり、ゆっくりゆっくり東電小屋まで戻り、次の日は大雨で雷ごろごろ。二度と行くもんか!と一度で凝りました。笑う気にもなれず代わりに膝が笑う。燧岳ではもう死ぬかと思いました。でも頑張りぬきました。今思えば私は偉かった。思い出すと身体もえらかった。
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口実様、こんばんは、 (takezii)
2017-02-27 17:20:21
大変だった記憶?を 思い出させてしまいましたね。
今となっては それも 良き思い出。
滝は 三条ノ滝?でしょうかね。
山は ひどい目にあっても いいことばっかり記憶に残り また行きたくなってしまうしまうから 不思議です。
そうですか、口実様も 足跡を残されてるんですね。
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そうだ! (口実)
2017-02-27 17:26:38
三条でしたね。大変な惨状だった記憶が。
銚子大滝は十和田湖から奥入瀬の方でした。あのころは学部生だったので友人とよく旅行してました。あの時の健脚が懐かしい。太さだけは残っていますが筋肉は脂肪に置き換わってしまいました。
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口実様、 (takezii)
2017-02-27 17:43:35
「太さだけは残って・・・」
確かに、
重力に逆らう山登りには 邪魔です。
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尾瀬 (たか)
2017-02-27 18:03:43
水芭蕉のお化けっ葉、ニッコウキスゲ
私が先日、載せた尾瀬と季節が同じですね。
尾瀬は季節を変え何度も訪れておりますが
行く度に感激しますよね。
最近は交通規制され鳩待峠まで車で乗りいれられなくなってしまったのが残念です。
次に尾瀬を訪れるとしたら桧枝岐方面から未だ行っていない三条の滝を是非、見て来たいと思っております。

おちびちゃん達、よく頑張りました!エライ!

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たか様、こんばんは、 (takezii)
2017-02-27 18:15:29
一度 夫婦で 尾瀬御池に車を置き 燧→見晴十字路→燧裏林道→尾瀬御池 周回したことありました。
目的は 三条の滝もそうですが 燧裏林道の紅葉でした。車でぐるっと回り込む桧枝岐、アクセスが ちょっと大変ですね。
今は 高速道路有り 昔より 「はるか」では なくなっていますが。
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Unknown (verdavojeto)
2017-02-28 00:24:25
良い思い出ですね。お子さんたちにも懐かしい思いでの旅になったことでしょう。

私も、私の始めての登山を思い出しました。高校一年生で、へたばって、山の温泉宿でウトウトしていたら「あ、眠っちゃった、何か掛けて上げな、風邪引くと行けない」と先生の声、上級生がジャケットかなんか掛けてくれましたが「ありがとう」も言え無い程へたばっていました。上った山は奥羽駒ヶ岳です。
その時は一行12人。先生6人、卒業したばかりの人達4人、生徒は三年生のカンちゃんと私の2人と言う構成で、私は赤ちゃん扱いでした。
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verdavojeto様、こんにちは (takezii)
2017-02-28 08:48:38
失礼、カナダでは こんばんは、ですね。
高校1年生で 初登山が 奥羽駒ヶ岳、それは ちょっと ハードでしたね。
それも 今になってみれば 懐かしい思い出、当時の情景まで 想い浮かんできますね。
登山や山歩きの思い出をお持ちの方、多いような気がします。
コメントいただき 有難うございました。


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