古い写真から蘇る思い出の山旅・その88
「初めての武川岳、山頂で山の歌数曲」
かれこれ27年前の1998年9月に、当時一時所属していた山の会の仲間に誘われて、埼玉県西部、秩父の「武川岳(むかわだけ)」を訪ねたことがあった。当時はまだ自営業を続けていた頃であり、「家族で山歩きを楽しむ」レベルだったが、思い立って参加したものだった。その頃まではまだ、秩父方面の山は、ほとんど訪れたことがなくて、「初めての武川岳」だった気がする。
当時はまだ、バカチョンカメラ(ポケットサイズのフィルムカメラ)しか持っていなかった頃で、わずかに撮っていた証拠写真、プリントしてアルバムに貼ってある。
「OCNブログ人」でブログを始めてまもなくの頃に、スキャナーで取り込んで、ブログ・カテゴリー「山歩記」に書き留めたことが有ったが、改めて、コピペ、リメイク、「古い写真から蘇る思い出の山旅」の一つに加えることにした。
昔のことを懐かしがるのは、老人の最も老人たるところだ等と自嘲しながら・・・。
山行コース・歩程等
西武鉄道秩父線芦ヶ久保駅→岳ノ沢→二子山雌岳山頂→二子山雄山山頂→
焼山山頂→鳶岩山→武川岳山頂→前武川岳山頂→天狗岩→名郷バス停
(標準歩行所要時間=約5時間30分)
(昭文社の「山と高原地図」から拝借)
前日から夜半まで、かなり風雨強く、天候が心配されたが、
一夜明けると「晴」。「ラッキー!」
自宅を早朝に出発、JR線、西武線を乗り継ぎ、
集合場所の西武芦ヶ久保駅には、9時15分頃、到着したようだ。
9時30分に駅前に集合、
なんと、参加者のほとんどが女性で、びっくりした気がする。
9時40分頃、西武芦ヶ久保駅を出発。
岳ノ沢沿いから次第に樹林帯の急登に・・・。
10時40分頃、尾根筋に出たようだ。
二子山雌山山頂を経て、
11時30分頃、二子山雄山山頂(標高882.7m)に到着。
西方が少し開けている程度で、展望さほど良く無しだったが、
ここで、昼食。
12時頃、二子山雄山山頂を出発。
昨日の強い風雨の影響か、登山道、一面に、団栗(どんぐり)が散らばっており・・、
12時50分頃に、焼山山頂(標高850m)を経て、
かなりのアップ、ダウンを繰り返し、
14時20分頃、武川岳山頂(標高1,051.7m)に到着したようだ。
およそ山頂らしくなく、広場の感じ。
他のハイカーの姿もなく、貸し切り状態で、休憩。
ここで、リーダーのU氏が、
なにやら、おもむろに、紙を取り出し、
「たまには、いいと思って・・・」等と
参加者一人一人に配り出した。
???、
それは、山の歌数曲の歌詞をプリントしたものだった。
女性参加者が多かったことで、サービス精神?
そんな経験、初めてだったが、
静かな武川岳山頂に、唄声が流れて・・、
何を歌ったか等、まったく覚えていないが、
多分、「山小屋の灯」?、「山のロザリア」?、「雪山讃歌」?、
等だったかも知れない。
武川岳山頂からはまた、急下降、天狗岩コースへ、
15時頃、前武川岳山頂(標高1,003m)を経て、
急下降、岩場、梯子場、等、結構、厳しい箇所も有り、
15時40分頃、天狗岩(730m)、
天狗岩からは、樹林帯の中の急下降、
16時40分頃、名郷バス停に到着、
難所で若干遅れた人も有って待機、
先着組数人で、早速ビールにありつき、
汗ダクになった分、至福の一杯となった気がする。
バス発車時刻16時57分には、全員揃い乗車、
途中のバス停で、続々、ハイカーが乗り込んできて、
東飯能駅に到着するまで、車内はぎゅうぎゅう詰めだった気がする。
東飯能駅到着後、リーダーのU氏と男性組3人は、駅前の食堂で、「反省会?」
生ビールで乾杯、
19時30分頃発車のJR八高線で帰途についたのだった。
当時はまだ、「武川岳」は、季節を変えて、何度でも訪れてみたい山だ等と思ったものだったが、
結局、後年になって、1度だけ、妻と二人で再訪したに留まり、足、腰、痛!、痛!の今となっては、「武川岳」もまた、遠い思い出の山となってしまっている。
振り返り記事・「武川岳」
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