ブログをやるようになってからのこと、散歩・ウオーキングの途中で、蝶やトンボ等、昆虫を見掛けると、花や鳥同様、やたら、コンデジで カシャ、カシャ撮るようになっているが、気まぐれに続けている家庭菜園に出掛けた際等にも、結構、写真を撮っているような気がしている。
元々農家だった近所のFさんのご好意に甘えて借りている畑地、広々としており、無農薬、新鮮野菜を収穫することが目的の妻の趣味で始めた家庭菜園だったが、数時間、自然の中で過ごすことが出来ること、身体を動かし汗を流すことで運動にもなること、さらに コロナ禍、今では、老夫婦の有難い行き場所にもなっているような気がしている。
とは言っても、体力無しの老夫婦、頻繁休憩、水分補給、「身体を動かしている時間より、休んでる時間の方が長ーい」等と自嘲しているが、そんな時間は、畑地周辺をぶらついて、野菜の花や雑草の花、蝶やトンボ等を見つけては、やはり コンデジで、カシャ、カシャ撮っている。
毎年、7月から9月頃になると、畑地でも、赤トンボがさかんに飛び回るようになり、いち早く秋の訪れを感じさせられるが、赤トンボは 子供の頃から、童謡「赤とんぼ」で親しんでいる昆虫。日本の秋、ふるさとの秋の情景に、必ず登場する、郷愁を誘われるトンボである。
ただ、子供の頃、漠然と「赤トンボ」と呼んでいた赤いトンボにも、いろんな種類が有ること知ったのは、随分後年になってからのことだった。そのひとつに、「ミヤマアカネ(深山茜)」があるが、実際に「ミヤマアカネ」を見掛け、写真を撮り、知ったのは、つい最近になってからのことで、やっと同定出来るようになった類である。
これまでに畑地で撮っていた、「ミヤマアカネ(深山茜)」の写真の何枚かを、外付けHDからを引っ張り出して、改めて図鑑やネットで調べてみたところ、「ミヤマアカネ(深山茜)」は 日本で最も美しい赤トンボ」等と言われているようで、「へー!、そうだったの・・」、目から鱗・・である。トンボに詳しい方からは、「なーんだ、そんなことも知らなかったの?」と笑われそうだが、トンボにも疎い爺さんにとっては、新発見、新情報、新知識、自分のための「備忘録的トンボ図鑑」にもなる。
ミヤマアカネ(深山茜)
トンボ科、アカネ属
俗称 ヤグルマトンボ、カザグルマトンボ
分布 ヨーロッパ、ユーラシア大陸、
形態 成虫の体長は 3cm~4cm、中型の赤トンボ、
翅に褐色の太い帯が有ることと、翅脈まで色づくことが特徴。
未成熟な内は オス、メス共 黄褐色、
成熟したオスは 翅脈を含めて全身真っ赤になる。
メスは 成熟しても、褐色が濃くなる程度で 赤色化しない。
(中には 赤くなる個体も見られる)
生態 和名は 「深山茜」だが、高地に限らず、丘陵地、低山地等に生息する。
2019年9月27日に撮っていた、オス?、
2017年9月10日に撮っていた、オス?
2017年9月20日に撮っていた、オス
2021年7月13日に撮っていた、メス? あるいは 未成熟なオス?
2020年8月1日に撮っていた メス、あるいは 未成熟なオス
2020年10月1日に撮っていた、メス?、あるいは 未成熟なオス?
2017年9月3日に撮っていた、メス? あるいは 未成熟なオス?
因みに、一般的に、「赤トンボ」と呼ばれる種類には 「ミヤマアカネ」の他、「アキアカネ」「ナツアカネ」「ショウジョウトンボ」「リスアカネ」「コノシメトンボ」「ヒメアカネ」「ネキトンボ」「マイコアカネ」等々が有るのだそうだ。
童謡「赤とんぼ」 (YouTubeから共有)
作曲 山田耕筰、作詞 三木露風、唄 由紀さおり・安田祥子
この美しい赤とんぼが、「ミヤマアカネ」と言う名前だとは、知りませんでした。
名前は知らなくても、幼い昔、田舎で暮らした日の思い出の中に、しっかりと残っています。
由紀さおり、安田祥子さんの美しい歌声とともに、しばし楽しい時を過ごしました。ありがとうございます。
コメントいただき有難うございます。