たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

猛暑の夕暮れに、妙なる調べ・・・・・ 

2024年08月05日 18時26分53秒 | 暮らしの記録

当地、今日も、「晴時々曇」、最高気温 36℃、
猛烈に熱い1日だった。
午前中、早い時間、車で買い物に出掛けただけで、
ずっと家籠もり・・・、
グテグテ、ゴロゴロ、ウツラウツラ・・・・、だったが、
日が傾き掛けてから、やっと生きた心地?
夕食前の手持ち無沙汰な時間、
またまた、ダンボール箱から古いレコード盤を引っ張り出して聴いているところだが、
毎年、夏の盛りになると聴きたくなるのがハワイアン。
その1枚、「バッキー白片とアロハ・ハワイアンズ」のハワイアン全集「南海の楽園」(2枚組み)

記憶定かでないが、確か、昭和40年代、まだ薄給だった独身の頃、かなり無理をして買ったレコード盤だったような気がする。色褪せたビリビリのレコードジャケットには、定価=2,400円と印刷されている。
若い頃、どんなにか繰り返し聴いていたか分からない。
そんな思い入れも有って、CD時代になっても、廃棄処分出来ずにダンボール箱に詰め込み仕舞い込んでいたものだが、最近になって、時々引っ張り出して聴いていると言う次第。
溝は擦り減っており、音質も良くないが、懐かしい曲28曲、
「南国の夜」「タ・フ・ワ・フ・ワイ」「ナ・レ・オ・ハワイ」「カイマナ・ヒラ」「マナクーラの月」「珊瑚礁の彼方」「ヒロ・マーチ」「小さな竹の橋」「ケ・カリ・ネイ・アウ」「ハワイアン・パラダイス」「アロハ・オエ」「真珠貝の歌」「ワイキキの浜辺で」「アカカの滝」「ホノルル・ハウ・ドウ・ユー・ドウ」 「レ・イリマ」「ワキカプー」「ビニ・ビニ」「美しのカハナ」「マウイ・チャイムス」「夢の黄金の島」「青空のハワイ」「アレコキ、リリウエ」「ホノルルの月」「アロマ」「マリヒニ・メレ」「レイ・アロハ・レイ・マカマエ」「テーマ」が 収録されている。

スチール・ギター演奏の「珊瑚礁の彼方」 (YouTubeから共有)

スチール・ギター演奏の「夕日に赤い帆」 (YouTubeから共有)

バッキー白片とアロハ・ハワイアンズ演奏の「南国の夜」 (YouTubeから共有)


藤原緋沙子著 「春雷」

2024年08月05日 16時44分47秒 | 読書記

図書館から借りていた、藤原緋沙子著 「春雷」(廣済堂文庫)を、読み終えた。
本書は、著者の長編時代小説、「隅田川御用帳(すみだがわごようちょう)シリーズ」第7弾の作品。
「第一話 風呂屋船」「第二話 蕗味噌(ふきみそ)」「第三話 畦火(あぜび)」「第四話 花の雨」の連作短編4篇が、収録されている。
「隅田川御用帳シリーズ」は、縁切り寺「慶光寺」の御用宿「橘屋」の女主人お登勢(おとせ)に雇われた、元築山藩藩士の浪人塙十四郎(はなわじゅうしろう)が、「慶光寺」の寺役人近藤金吾や、橘屋の番頭藤七等と共に、縁切りを求めて「橘屋」に駆け込んでくるいろいろな女達の様々な事情を探り、絡み合う悪事や謎を解明、愛憎乱れる 女と男の深い闇を、人情と剣とで見事に解決していく、悲喜こもごもの物語である。


読んでも読んでも、そのそばから忘れてしまう老脳。
読んだことの有る本を、うっかりまた借りてくるような失態を繰り返さないためにも、
その都度、備忘録として、ブログ・カテゴリー「読書記」に、書き留め置くことにしている。


「第一話 風呂屋船」
▢主な登場人物
 秀吉(ひできち)・お初、文吉、
 城市(検校?、深川材木商三国屋次男坊勘当)、鮫蔵、おきん、
 野江、 
 野田の旦那(南町奉行所定町回り同心
▢あらすじ等
 船風呂屋秀吉に裏切られたお初は、生まれたばかりの赤子文吉を捨て、死を選ぼうとするが
 死に切れず、慶光寺に駆け込む。秀吉は、鮫蔵殺しの疑いで南町奉行所同心野田に捕縛される。
 十四郎、藤七が、探索開始、次第に明るみになってくる事実、検校?城市の企みが?
   「秀吉さんを、鮫蔵と思ってさ」、
   おきんは、風呂屋船を顎でさした。
   「婆さんが・・・・、そうか、文吉の子守をするのか」
   「いえいえ、むかしとった杵柄ですよ旦那。小町と呼ばれていた頃、あたしゃ、
   踊りの名人だって
言われていたんですから」「何、婆さんが踊る?・・・・、
   踊って客寄せを刷るというのか」・・・・、
十四郎は吹き出した。
 


「第二話 蕗味噌」
▢主な登場人物
 山崎与五郎(旗本200石)・喜野、未緒、
 力弥、お染(あやめ)、黒木忠兵衛、
 おたき・仙太郎、
 赤井源内(浪人、渡り用人
▢あらすじ等
 中間力弥との不義を疑われ、夫与五郎に殺されると慶光寺に駆けこんできた旗本の妻女喜野
 だったが、その裏には、したたかな悪女おたきの企てが・・・。力弥、お染の哀れ、

   源内が声を落として言う。
   「はい。女子(おなご)は恐ろしい生き物だということです。・・・・・、
   これは山崎様に限ったことではございませんが、若い頃に苦労ばかりかけたようなお人は、
   たいがい、老後は悲惨です・・・・」


「第三話 畦火」
▢主な登場人物
 為三(雷電為左衛門・天狗舞)・おかよ、利助・お袖、
 遠州屋、おつた、
 松蔵(利助の幼馴染)、
▢あらすじ等
 橘屋の主人お登勢を付け狙う初老の大男とは何者?、その理由は?、縁切り事件の逆恨み?、
 十四郎、藤七、金五、等が探索、そこに隠されていた真相は?、
 遠州屋の悪業が元凶だったとは・・・。

   配下を従えて与力松波孫一郎が馬で駆け付けて来た。
   「遠州屋、お前を召し捕る」、
   捕り方の後ろから利助が走り出してきて、為三にすがりついた。
   「再縁する?・・・・、お袖、本気なのか」と十四郎。
   「畦火・・、つまり為三は、灰になって新しい芽を育てる肥料になる覚悟だというのか」
   金五が目を白黒させた。


「第四話 花の雨」
▢主な登場人物
 辻国之助、遠山壱之丞、お栄、弁天屋喜左衛門、
 西尾数馬・松江・小太郎、
 楽翁、万寿院、春月尼、
▢あらすじ等
 お登勢の茶の湯の仲間の一人、辻国之助が、菊池藩上屋敷御賄方西尾数馬の妻女松江と不義の
 疑いをかけられ、遁走、5歳の小太郎を置き去り、その後を追った松江、女敵討ち?、
 苦悩する西尾数馬、
 目撃者お栄の証言、楽翁へ嘆願、お登勢、十四郎等が懸命に手を打つが・・・、
 果たして、その結末は?
   「お登勢様、十四郎様、ご恩は一生・・・」、
   松江は手をついた。十四郎は、松江のはかなげな襟足を見て、はっとした。


 


読めない書けない難漢字 No.76

2024年08月05日 15時43分29秒 | つぶやき・うんちく・小ネタ・暇つぶし・脳トレ

普段、会話や文章で、あるいはテレビやラジオ、新聞等で、ごく普通に使われている言葉で、誰でも知っている言葉の中にも、いざ、咄嗟に漢字で書けと言われると、「???」となってしまう言葉が、結構有るものだ。
もちろん、漢字検定何級、漢字クイズ王なる人達にとっては、御茶の子さいさいなのかも知れないが、一度や二度、聞いても、教えてもらっても直ぐそのそばから忘れてしまう類の爺さんは、たまたまそんな漢字に出会うと、「へー!、そうなんだ・・」、その都度、目から鱗・・・・、になってしまう。
今は、有難い世の中、漢字不勉強で語彙力の無い爺さんでも、PCやスマホの漢字変換ソフトのおかげで、ブログ等には、読めない、書けない難漢字であっても、平気で、知ったかぶりして書ける時代だが、「じゃ、実際、自分で読んでみろ、書いてみろ」と、問題に出されたら、降参してしまうこと多しである。


先日、読み終えた時代小説の途中で、ふっと目に止まった漢字が有った。子供の頃からよく知っている言葉であり、使っている言葉、「さるぐつわ」だが、どうも、これまで、しっかり覚えたり、自分で書いたことは無かったような気がする。文章等では、文脈から、なんとなく読めるし、だいたいの漢字の格好は分かるものの、いきなり、「漢字で書いて見ろ」と言われると、
「えーっと?、えーっと?」に、
なってしまう言葉だ。
別に、「さるぐつわ」を、漢字で書けなくても、日常、困ること無しだが、ブログ・カテゴリー「つぶやき・うんちく・小ネタ・暇つぶし・脳トレ」に、書き留め置くことにする。




















(漢字)

猿轡

(意味)

布等を使って、声を出せないように、口に押し込んだり
噛ませたりし、後頭部にくくりつけておくもの、

(拡大してみると)

猿轡