Media Desk 2.1のネットワークはスピーカー端子にくっついているタイプです。廉価版のスピーカーによくありますね。
パーツは抵抗2、コイル2、コンデンサ4です。
手持ちのLCRメーターでネットワーク解析を試みたのですが、要所が接着剤やパーツでガードされていて測定ができませんでした。
4つある青いコンデンサは無極性の電解型です。一つだけ定数が読み取れたのですがなんと32μFもあり、他のコンデンサも同じ定数だとしたら尚更よくわからない回路です。直列で16μFにしているとしても、それでもまだ大きいですし。
とにかくお手上げのネットワークでした。
音を聴いてみようということで、しかし
適当なスタンドが見つからず、XRT-18のウーハー部に乗せて聴いてみることにしました。
高さは約75cm。個人的にはもう少し欲しかったです。
110Hz以下をサブウーハーに任せる仕様のスピーカーですから、重低音は出ませんが、それ以上の帯域は本格派です。
強固なキャビネットが効いているのか音離れが非常によく、スピーカーから出た音は空間に立体的に浮かびます。ボーカルはスピーカーとスピーカーを結ぶ中間点の50cmほど高い位置にピシッと定位しました。音色はクールな解像度系でボーカルも厚みがもう少し欲しい感じですが、ウーハーの追加でなんとかなるかも
しれません。高域も明るいけれど変な癖もなく、とても3000円程度のトゥイーターの音とは思えません。
私はこのスピーカーをリアスピーカーとしてリスニングルーム後方の壁のかなり高い位置に配置することに決めました。
逆さまにしたのは下から見上げたときに底面の固定用ボルトの見映えが悪かったからです。
ただ逆さまにしただけでは違和感があったのでBLUESKYのシールを剥がして貼り直しました。
固定はウーハーを外してウーハーの真後ろの位置に太めの木ネジ一本で留めています。
で、まるでコンフィデンスC1もどきみたいになりました。
そうそう、この画像でわかるように、フロントバッフルのウーハー側面はなだらかに削られています。この辺の繊細さも素晴らしいです。
あと2ヶ月くらいかけてシステムに組み込みたいと考えてます。
(了)