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オーディオと音楽について

現用ケーブル(その1)

2012年09月25日 23時57分14秒 | オーディオ
私がオーディオを始めたのはもう30年も前になります。経過した時間だけはもうベテランなのかもしれません。

ただ、アクセサリーのメインストリートを走る「ケーブル」に関しては、私は比較的早い時期に(確か25年前くらいに)凝ることをやめてしまいました。

ケーブルによる音の変化が、単に「普通の音」と「酷い音」の2つの間を往復しているようにしか聴こえず、ロマンを感じなかったのです。

加えて、これまで“良い音だなぁ”と感じたシステムには、ケーブルにお金をかけていないものも結構ありました。

よって“ケーブルに対する多くの投資は良い音の必要条件ではない”というのが私の考えになりました。

ケーブルといえば“変わる派”と“変わらない派”というのがあって毎日のように熱い議論が交わされているようです。

私の立場は“構造や素材が極端に異なるものは変わる”というものです。
従って無難な製品(付属品レベルより明らかに上等だが構造自体はシンプル)は皆同じ音に聴こえます。例えば7Nと8Nの聴き分けなんて絶対に不可能です(できる人いるんですか?)。クライオなんかも無理ですね。

構造が奇抜なものは音も個性的で、かつ高価です。音が個性的なほど面白いのは当然で故に高価なものでなければ面白くないと感じています。

そんなわけで次回からは全く凝っていない現用ケーブルを紹介していきます。