「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

5歳の尼僧ソナム

2010-12-11 01:31:40 | エピソード
公共の図書館で、ビデオを借りた。
「ヒマラヤ天空の秘境ラダック」という題。

ラダックは、インドのヒマラヤ山脈あたりの秘境にある。
民族的には見た目、チベット人のよう。
インドの中のチベットともいわれる。
宗教は、仏教である。
ダライラマはラダックにときどき来て、
説法をしているようだ。

このビデオの中で、
出家した5歳の尼僧ソナムという少女が出てくる。
1ヶ月ほど前に出家して、尼僧寺で
生活している様子があった。
時に、お経を読んだりもする。

小さいときから、尼僧として出家するのは、
家族にとっても本人にとっても、ラダックでは
よいことだとされているというが・・・

この少女が、1ヶ月ぶりに、家族のもとに一時帰宅を
許された。尼僧寺では、笑顔のなかった少女が、
家族と再会して、笑顔がこぼれる。

このような状況を見て何か、とてもむなしい気持ちになった。
果たして、五歳で世の中の状況もわからないまま、
小さい子供なりの楽しみがあるだろうに、
家族に甘えたいだろうに、・・・と思い、
むなしく、やるせない気持ちになり、少し涙っぽくなった。

後で、考え直してみると、この出家の期間は、
一生ということなのだろうか、それとも、
ある一定期間なのだろうかと疑問がでてきた。
少し気分は楽になったが、・・・
実際はどうなのだろう。






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四ツ谷駅のBIG ISSUE売り子

2010-11-02 00:56:07 | エピソード
先日、JR四ツ谷駅の東京駅方向の出口をでたあたりで、
BIG ISSUEの売り子さんがいた。
とてもとても、にこやかな表情で、雑誌「BIG ISSUE」を
手に取り売っていた。

「BIG ISSUE」の売り子は、ほとんどホームレスだろう
と認識している。
売り子といってもたいていは、中年以上のおじさん。
雑誌をいくらかで仕入れて、300円で売っている。

なんかいたいたしく、そして少し元気になってもらおうと、
「BIG ISSUE」の売り子を見かけたときは
ときどき雑誌を買う。
久しぶりの購入だったし、「おつりはいらない」と言い、
500円を差出し、そして、そのおじさんから
「ありがとうございました。」

買ったその雑誌の中に書いてあったことであるが、
雑誌を買う人は、女性が多いそうだ。

サラリーマンとかは、自分たちはまじめにやってんだ、
あんたらは、まじめにやっていないからそうなっているんだと
冷たい反応らしい。
決して本人だけが悪いだけではないはずなのに。

ちょうど、自分が買おうとする少し前、サラリーマンが
ややめずらしいものを見るかのように、
そのおじさんを見ていた。


仏教では、お布施という考えがある。
決してお布施を意識して、雑誌を買ってあげている
わけではない。が、結果的に
お布施になっているかもしれない。

インドでは、サドゥー(行者)がいて、
家を出て旅を続け、修行を行っている。

見方を変えると、ホームレスの人たちは、
サドゥーに類似するところが
あるのではないかと思う。雨風、寒さ、暑さをしのいで、
忍耐強く生きている。一種の修行者と
いえなくもないかもしれない。



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風のたよりで

2008-10-19 20:08:42 | エピソード
1カ月ほど前に、かつて、仕事仲間だった人が
亡くなっていたことがわかりました。
成仏した後、来世でまた、会いましょう。
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ねこのガネーシャ

2008-05-21 00:00:35 | エピソード
 暖かくなってきて、なんとなく、煩悩が我ながら、
大きくなってきているなあという今日この頃。
 少し反省しつつも、見仏も、間が空いても
いいので欠かさず続けていきたいと思う今日この頃。
 見仏とは関係ない話。半のらねこが
家の近くにいる。駅までの道のりでたまに
顔を合わせる。服装が違うと、
なかなか覚えてくれないが、
服装が変わっても最近少し覚えてきてくれたよう。
会うと体をこすりつけに寄ってくる。
そのねこの名前をかってに、ガネーシャと名付けた。
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「東寺の謎」という本、東寺、仏像等について

2008-04-03 22:54:45 | エピソード
東寺の謎という本を今読んでいて、
箇条書きに気になったことを書き留めてみることにした。

・平安京に都が移った頃、お寺があったのは、東寺と西寺
 だけであった
・平安時代、西寺は、雨乞い競争で東寺に負けたことも
 要因で、東寺のほうが繁栄
・空海が中国から持ち帰った仏舎利(釈迦の遺骨)は
 80粒ほどだったが、その後、仏舎利の粒が数千以上に
 増えていた(ありえないことだが)
・東寺の伝統として、仏像の中には、仏舎利が納入
 される傾向があった
・5Mほどの千手観音があったが、昭和初期の火事で、
 損失した
・わが国最初の不動明王は、空海の指示により東寺で 
・大日如来はなぜ装飾具をつけているか
 (如来は普通装飾具をつけないが)
 →人間に近い世界から、法を説くことを示している
・真言密教には、極楽浄土、輪廻転生ということばはない。
 特徴として即身成仏ということばがある
・東寺と言ったり教王護国寺と言ったり
 最初からは東寺という名前で、空海の遺言状に、
 教王護国寺と命名。現在は2つの名前で言われている
・足利尊氏、織田信長、豊臣秀吉らは、
 東寺を本陣として利用した
・とばつ毘沙門天のとばつは、中央アジアのコータンと
 いう地域の名前だったとか
・弘法大師像(国宝)を作った康勝という仏師が
 空也上人の像も作った
・西寺は990年の原因不明の火事をきっかけに、
 滅んで行った
 都がその後、東側に移って、かろうじて西の端に
 残った東寺は存続。
・一揆が原因で1240年頃、東寺は大火に見舞われた
 農民が東寺に立てこもり、幕府側に対し、
 東寺内に立ち入ったら東寺を燃やすぞと、
 農民がおどしをかけているさなか、火事となり、
 金堂、講堂などかなりが火事で焼失。
 仏像も多数焼失。今ある大日如来、薬師如来等は、
 その後作り直したもの。
・東寺が大火に見舞われた後、東寺は滅亡していても
 おかしくなかったが弘法大師信仰が根強く、
 復興することができた
・江戸時代までは、神仏習合で、神社ですることも
 お寺ですることも僧侶が行っていた
・明治になり、神仏分離令がでて、神社、
 寺は切り離された。神道を天皇と結びつけ、
 国家宗教となり、仏教は古い伝統扱いされた。
 また、仏像もたくさん破壊された。

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「東寺の謎」という本、空海について

2008-04-02 02:03:28 | エピソード
東寺の謎という本を今読んでいて、
箇条書きに気になったことを書き留めてみることにした。
・真言宗第四祖の不空三蔵(中国人)が入滅した
 6月15日に、空海は生まれた。
 そこから、空海は不空の生まれ変わりと言われた
・空海は最初から僧侶になろうとしていなかった
・唐にわたって20年の予定だったが、
 2年ほどで帰ってきたので
 当初、入京をなかなか許されなかった
・空海はなぜ東寺を与えられたか?
 密教ブーム、嵯峨天皇からの信頼、
 空海は当時高野山の開山を計画していて、
 高野山へ行ってしまわないようにという話もあったとか
・空海はいつ弘法大師といわれるようになったか
 →空海入滅後86年後、東寺長者(東寺の責任者?)
 によって命名された
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バス停で

2008-03-26 00:18:55 | エピソード
 かつて、私が、とある地方で生活していたころ、
バス停で待っていると、知らないおばさんが話しかけてきて
「いつか必要になるから」と言い、
仏教系の小さいチラシのようなものを渡された。
どういう内容のものかは覚えていないが。
 それから1週間くらいしかたっていないとき、
再びバス停で、また、小さいチラシのようなものを
別のおばさんから渡された。
今度は、キリスト教系のものだった。
こんな経験は、今までこの2回だけだが。
 そのころ、何かにたよらなければ、
いけないような雰囲気が自分にはあったのかもしれない。
それを察して、おばさんがチラシを渡したのかもしれない。
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川崎大師、正御影供

2008-03-20 23:26:18 | エピソード
 明日は、空海の入定日(実は、私にも関係のある日
なのですが)、なので、きっと真言宗系のお寺では
何かあるなと思ってでかけた。
 ぱっと思い浮かぶところで、川崎大師へ。
正御影供(しょうみえく)大法要というのに参加できた。
簡単にいうと、
入定された空海に対してお祈りをするというもの。
行ったらちょうど開始10分くらい前について、
運がよかった。ご縁があり、ありがたかった。
 ざっと300名?くらいの人が参加しただろうか。
本堂の前の畳の間に座って、
念仏、護摩たきをお坊さんがして、
それにあわせて、一般の人は手を合わせたり
中にはお願いごとをする人もいただろう。
おごそかな雰囲気で、この場にいれることに
充実感を感じた。
 法要が終わった後、普段はみれない奥の本尊を
拝ませていただけるということで、よかった。
本尊は、弘法大師で、思ったよりも端正な
きれいなお顔だちだった。そのほかには
不動明王、愛染明王もまじかで見ることができた。
本日は見仏を主目的で考えていなかったが・・・。
 それにしても、今日は寒い日だった。
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仏像の不明点(耳たぶ3)

2007-02-26 23:51:08 | エピソード
昨日、もう何度も通っている東京博物館へ、行ってきた。
 何度も行くと、細かい点に気づいたりする。
鎌倉時代あたりのかけじくに
羅漢(らかん)2,3人の絵がかかれていた。
羅漢の容貌は、実直なおぼうさんという感じでなく、
口の周りに不精ひげをたくわえて、粗暴な感じがする。
その雰囲気とは裏腹に、耳をみると、
なんと、大きなイヤリングをしていた。
それにしても不釣合いな感じがした。

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海外旅行

2007-01-29 23:18:44 | エピソード
 数年前、仏教に熱心な国タイへ旅行にいったことがある。
気候が温暖で物価が安い。という印象で、もちろん、
寺院も名物でそれを見に行ったりした。
その当時は、仏像がどうだとか、仏教がどうだとか
あまり意識をしていないときの旅行で、
ただ、観光という目的であった。
 理由があいまいではあったにせよ、
仏教にゆかりの深い国を旅行先に選んだというのは
やはり、自分には、仏教になんらかの縁が
あるのかなと思ったりする。
 次の海外旅行はどこへいってみたいか、
というと、やはり、インドになる。
ゴータマ・シッダールタ(ブッタ)のゆかりの深い地を、
機会があれば、訪ねてみたい。

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