雑感記

乗馬の練習&日々の雑感記

891鞍目 チェスナ

2006年07月09日 15時19分30秒 | 乗馬
今日は雨と思っていたのに天気が持ったのでクラブに出掛けました。

相棒はチェスナです。


馬房から引っ張り出してきたら、指導員さんが現れ
「takeさんの苦手なタイプですよ。チョッと不思議な馬で、大人しくしていても突然暴走をしたりします。」
「調鞭と拍車を外しましょう。」
この指導員さんから拍車を外せと言われたのはかなり久しぶり?もしかしたら初めて?
拍車はどんな馬にあたっても原則必着というのがこの指導員さんの基本的な考え方ですから、外すと言うのはよほどの馬なのでしょう


まず最初はいつも通り10分間のフラットワーク。
私はこの子との間合いを探るために常歩でハミ受けを輪乗りで。
この子は暴走するとの情報なので折返しを保険の為に使っていますが、極力長めに持って純粋にハミ受けを促すために使います。
まず
①この子が頭を高く振り上げないように折返しをかける。
②拳を固定する。
③外方手綱をしっかり持つ
④当初緩くしていた内方手綱を引く
⑤内方脚をイールディングさせるような感じで内方から外方へ押し当てる
⑥ハミを受けてきたら内方手綱を弛めてあげる
・・・だんだん高かった頭が下がってきて、ハミを取ってくれました。ハミを取ってくれれば折返しは余りができてダランダランです。

これを常歩輪乗りで繰り返し。
どちらかと言えば乗り役は右手前のほうが楽にできる感じがしました。


この子はハミ受けをするために前を持ってしまうと(拳位置を固定してしまうと)、重たくなってしまいます。
どうにかナダメすかして前へ前へ。

輪乗りを解いて蹄蹟へ。
肩内・首内でも顎を譲ってくれるのを確認してフラットワーク終了。


ハミ受けもキッチリしてくれますし、いい子です。
でも指導員さんや周りの方が恐れているのはこの子の突発性の暴走癖・・・
その雰囲気は少しだけ味わいました。
外方手綱が緩んだ瞬間、急速に加速するのです(暴走一歩手前)。でも外方を取り直せば止められます。また、馬場の真ん中に馬が集まっていると自分も集まりたいのかその場所まで猛突進!


レッスンは運動移行を中心に(主に駈歩)。
レッスン中も長めに持った折返しが弛んだ状態でハミを受けてくれていたので反動が非常に楽です。

駈歩は右から。
どうも私は右駈歩だとお尻が浮かないので最近は右駈歩の方が好きになってきました。
その期待を裏切らずこの子の右駈歩は非常に気持ちがいい
詰めた駈歩を堪能できました。

問題は左。
やはり腰が浮いてしまいます。自分が動かないよう動かないよう意識しているのですがどうしてもお尻が一瞬浮いてしまう・・・
駈歩自体は非常に歩度が詰めやすい子なのでよかったのですが・・・なぜ?



レッスン後にミーティングで左駈歩のときに腰が一瞬浮いてしまう理由を教えてもらいました。
「takeさんは、左駈歩のとき右の坐骨に体重を乗せて推進してしまっています。」
「左のときは左坐骨に乗せましょう。」
「takeさんは左駈歩のとき、中途半端に右姿勢が入ってしまっているんですよ。」
「坐骨を少し意識してみてください。」
(・・・帰宅後、近くの大手家電量販店で乗馬フィットネス機器JOBAに乗って確認してみました。確かに私は右の坐骨に乗って(体重の過半をかけて)騎乗しています。左坐骨はあまり使用していませんでした
この坐骨の使い方は・・・何せ7年間染み付いているクセです。簡単には直らないでしょう・・・猛烈に意識して騎乗しないと♪
退職された指導員さんにかつて
「両坐骨均等に乗る」
とくどいほど言われていたのですが、全然均等に乗っていなかったんですね。今になってようやくその方に言われていたことの意味が分かった様な気がします。


馬は左駈歩なのに乗り役は右姿勢交じりの左姿勢・・・それじゃあポンポン跳ねちゃいますよね。

その他に指摘されたのは、
「ハミ受けの感覚がわかってきたようですから、次回この子にあたっても拍車を付けても大丈夫です。」
「あの子には今日の調子で乗れれば大丈夫です。」


今日は非常に納得して帰ってきました。
来週再チャレンジです