ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

日本S・フライ級TM 田中聖二vs名城信男

2005年04月04日 | 国内試合(日本・東洋タイトル)
新鋭・名城信男が、6戦目で衝撃の王座奪取を果たした。
最終ラウンドTKOで田中聖二を破り、日本スーパー・
フライ級王座を獲得したのだ。

あくまで雑誌やネットでの観戦記を見ただけでの感想だが、
わずか6戦目なのに、最後まで切れないスタミナが
まず凄いと思った。名城は前々回の試合で日本ランカーの
竹田津を、そして前の試合では何と世界に2度挑んで善戦した
本田秀伸を下し、一気に名を上げた選手だ。

これで、資格の上では充分に世界挑戦してもいい実績を作ったと
言える名城。実際に次で世界タイトルに挑む計画もあるそうだが、
これだけの逸材は滅多に現れるものではないのだから(亀田なんて、
少なくとも現時点では話題先行の色物に過ぎない)、大事にキャリアを
積んで、満を持して挑戦してもらいたいと個人的には思う。

もう一つ衝撃的だったのは、前王者となった田中が
試合後に倒れ、意識不明の重態になってしまったこと。
日本タイトルマッチでこういった事故が起こるのは
非常に稀なことだ。田中選手の回復を祈ります。

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