粟生が、大差判定勝ちで2度目の防衛に成功。
ランク下位の挑戦者とあってKOが期待され、本人も
KO宣言をしていたが、かえって力んでしまい、
倒すことは出来なかった。
以前に比べて自分から手数を出して攻めていくことは
出来ていたものの、相手が攻めてきた時には守りに徹して
しまう場面が多く見受けられた。その意味で、進歩と
課題の見えた試合だったと言える。
「史上初の高校6冠」という稀有なアマ成績を引っさげて
プロ入りし、常に大きな期待を背負っている粟生だが、
個人的には、課題を一つずつクリアしながら一歩一歩
進んでいってもらいたいと思う。
************************************************
しかし実際のところ、観客に与えたインパクトにおいては
セミファイナルの方が上回っていたのではないだろうか。
世界1位で、最軽量のミニマム級において14戦全勝
全KOという驚異的な戦績を記録している、ニカラグアの
ローマン・ゴンサレスが日本に初お目見えしたのだ。
しかも相手は、世界戦2度出場(新井田豊へ挑戦)の実績がある
エリベルト・ゲホン。このやっかいな敵をどう攻略するのかと
思って見ていたら、あっという間に終わってしまった。1ラウンド、
ボディで倒してそのままKO勝ちを収めたのだ。
最初から気圧されていた観はあったにせよ、あの懐の深い
ゲホンが、いとも簡単に中に入られてしまう。盛んに左を出す
ゲホンだが、それも全く意に介さないゴンサレス。噂の攻撃力も
さることながら、ディフェンス力の高さ、そしていつの間にか
ススッと入ってくるステップインの鋭さなども目に付いた。
ボクシングにおいては、数字はあまり当てにならないことが多い。
ゲホンを1ラウンドで倒したゴンサレスと、ゲホンと2度戦って
いずれも判定まで行った新井田・・・という比較には、さほど
意味がない。ただ、この日の戦い方を見ると、やはりゴンサレスには
分厚い戦力があり、これは新井田にとっても少々荷の重い相手では
ないか、と思わざるを得なかった。
まったく、とんでもない選手が出てきたものだ。
ランク下位の挑戦者とあってKOが期待され、本人も
KO宣言をしていたが、かえって力んでしまい、
倒すことは出来なかった。
以前に比べて自分から手数を出して攻めていくことは
出来ていたものの、相手が攻めてきた時には守りに徹して
しまう場面が多く見受けられた。その意味で、進歩と
課題の見えた試合だったと言える。
「史上初の高校6冠」という稀有なアマ成績を引っさげて
プロ入りし、常に大きな期待を背負っている粟生だが、
個人的には、課題を一つずつクリアしながら一歩一歩
進んでいってもらいたいと思う。
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しかし実際のところ、観客に与えたインパクトにおいては
セミファイナルの方が上回っていたのではないだろうか。
世界1位で、最軽量のミニマム級において14戦全勝
全KOという驚異的な戦績を記録している、ニカラグアの
ローマン・ゴンサレスが日本に初お目見えしたのだ。
しかも相手は、世界戦2度出場(新井田豊へ挑戦)の実績がある
エリベルト・ゲホン。このやっかいな敵をどう攻略するのかと
思って見ていたら、あっという間に終わってしまった。1ラウンド、
ボディで倒してそのままKO勝ちを収めたのだ。
最初から気圧されていた観はあったにせよ、あの懐の深い
ゲホンが、いとも簡単に中に入られてしまう。盛んに左を出す
ゲホンだが、それも全く意に介さないゴンサレス。噂の攻撃力も
さることながら、ディフェンス力の高さ、そしていつの間にか
ススッと入ってくるステップインの鋭さなども目に付いた。
ボクシングにおいては、数字はあまり当てにならないことが多い。
ゲホンを1ラウンドで倒したゴンサレスと、ゲホンと2度戦って
いずれも判定まで行った新井田・・・という比較には、さほど
意味がない。ただ、この日の戦い方を見ると、やはりゴンサレスには
分厚い戦力があり、これは新井田にとっても少々荷の重い相手では
ないか、と思わざるを得なかった。
まったく、とんでもない選手が出てきたものだ。
勿論判定が悪いわけではありませんが、格下の相手ですからキッチリとKOしてほしかったですね。
期待が大きいからかもしれませんが、伸び率が悪いような気がしませんか?
ゴンザレス、とてつもない選手みたいですね。
これはミニマム級戦線以上ありといったところでしょうか?
新井田だいじょうぶかな?
ゴンザレスは凄いのが出てきたようですね・・・。いきなりゲホンって勝負しすぎだろっ!って思ってましたが1RKOって・・・ゲホンはかなりタフだし懐深いし、それをすいすい入っていって食わないって、これだけでもう世界取る実力は充分。ゲホンは上位ランカーの実力あると思いますが、ゴンザレスは怪物候補で間違いないですね。南米の怪物候補はコケる事も多いけど本物感が匂ってくるような・・・(希望的観測込み)。これで世界挑戦者を4人K O、次世代の最軽量級シーンを背負って行きそうですね。リカルド・ロペスの後継となる伝説になるように今から期待しちゃいます。候補が実際の怪物やスターになるかなれないかのこれからに注目ですね。
新井田は・・・厳しそうですね・・・。ロペスvs大橋みたいな感じで後世言われるのかとかも既に想像したり・・・新井田は最初食わなければ引き出しも多いし天才的な攻撃勘で攻めるだろうが、やっぱやり取りしたらいずれ・・・でしょうし・・・。ゲホンは世界取れるモノはあったんじゃないかと思いますが、これで終わりかもですね・・・。なんか改めてボクシングの世界の厳しさと、新旧交代や幻想を感じてるたった今です。
粟生はボクシングに関してはよく考える
人のようなので、考えすぎて伸び悩んで
いるのかもしれません。期待したほどには
伸びていないなあ、というのが正直な気持ちです。
ただ、考えるのは悪いことではないし、
いずれ苦労と努力の成果が表れることを
願いたいところです。