ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

リナレス、バレロの防衛戦

2007年09月28日 | その他
年末に、楽しみな試合が増えた。ベネズエラ出身で日本の帝拳ジムに
所属する2人のチャンピオンが、同じ興行で防衛戦を行う

WBC世界フェザー級王者のホルヘ・リナレスは、1位のガマリエル・
ディアス
を迎えての初防衛戦。WBA世界スーパー・フェザー級王者
エドウィン・バレロは、13位フェルナンド・トレホとの3度目の
防衛戦に臨む。場所は日本ではなくメキシコだが、日本でもWOWOW
あたりが放送してくれそうな気はする。

日本で見られないのは残念だが、国内に留めておくにはあまりに
もったいない選手たちでもあるし、ここは「世界戦略」の一環だと
考えたい。ただ、リナレスの方は王座を獲得したオスカル・ラリオス戦
(アメリカ・ラスベガス)に続いての海外試合。いつか日本でも
「世界王者・リナレス」の雄姿を見てみたいものだ。


しかもそれに加え、この興行の前座では松田直樹ルディ・ロペス
再戦も行われるという。両者は今年3月に同じくメキシコで対戦し、
松田が元世界王者(当時世界3位)のロペスを衝撃的なKOに破って
大金星を挙げるとともに、日本のボクシングファンを驚かせた。

前回はロペスの油断もあっただろう。今度は気を引き締めてくるに
違いないが、ロペスは世界王者の中では並以下の選手だっただけに、
再びの「快挙」がもたらされる可能性も大いにある。

追記:帝拳ジムHPでの松田本人の弁によれば、この試合は
  「挑戦者決定戦」なのだという。実際のところはどうなのだろうか。