ボクシングレヴュー

「TM」はタイトルマッチ、階級名につく「S」はスーパー、「L」はライトの略です。

坂田、イーグル、次戦決まる

2007年09月07日 | 国内試合(日本・東洋タイトル)
WBA世界フライ級チャンピオンの坂田健史、そしてWBC世界
ミニマム級チャンピオン、イーグル・デーン・ジュンラパン
(イーグル京和から改名)の防衛戦が立て続けに決まった。

坂田は11月4日、同級2位のデンカオセーン・カオヴィチット
迎えて2度目の防衛戦を行う。

このデンカオセーン、WBA傘下の地域タイトルであるPABA王座を、
通算30度以上も防衛しているという強者。ただ、このPABA王座の
挑戦者たちの多くは、噛ませ犬同然の怪しいキャリアの持ち主で、
数字のインパクト通りの強さがあるかどうかは疑問だ。
とはいえ、世界2位の選手であるからには、それなりの実力者
なのだろう。もちろん油断は出来ない。


イーグルの5度目の防衛戦は大一番だ。というのも、生まれ故郷
タイの王宮広場で行われる、国王生誕記念試合であるからだ。
タイの人たちの信心深さ、そして国王に対する敬愛の念の強さは
よく知られたところで、イーグルにすればこれ以上ない晴れの舞台
ということになるだろう。

挑戦者は、同じくタイ人のオーレイドン・シットサマーチャイ
ランキング1位の選手だ。長らくWBCのユース王座を保持し、
今年4月にオマール・ソトとの挑戦者決定戦を制して今回の
初挑戦に漕ぎ着けた。若さに物を言わせ、イーグルの牙城を
崩すことが出来るだろうか。