▲いよいよ搾り作業 布袋にもろみを入れる
地域おこし協力隊と矢倉地区のお年寄りが昔の味を再現しようと、一昨年に大豆と小麦を収穫し昨年2月に仕込み作業を行い、その後約1年間じっくりと熟成・発酵させてきた醤油づくりが、いよいよ最終段階の搾り作業となりました。
2月19日矢倉の作業小屋に村内2箇所で熟成・保管されていたもろみ桶が運び込まれ、関係者で作業が行われました。
熟成したもろみを布袋に入れて圧搾器に移すと、自重によって搾られた醤油が静かに細い滴となって落ち始めました。待ちに待った醤油(生醤油)を指先につけて口に運ぶと昔懐かしい醤油の味。
次の作業は醤油の旨みや香りを出す火入れ作業となるのだが、先ずま皆で味見ということで生醤油を使った料理の試食会となりました。
矢倉地区では永い間醤油づくりが共同で行われていましたが、昭和47年頃に途絶えてその後は個人数名が平成2年頃まで行ってきたとのことです。
今日では、時間をかけた手づくりの醤油は“超贅沢品”、もう一度、世に出して欲しいものです。
▼もろみが出ないように ベテランの指導を受けて
▼布袋に入れたもろみを搾り器に移す
▼搾られた生醤油の滴
▼生醤油ともろみを試食
◆◆
熟成・発酵中のもろみ ◆◆