ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

1便も飛ばなかった初めての日に遭遇した思い出

2022-02-22 18:55:52 | スキー
北海道は暴風雪

新千歳空港は1便も飛ばなかったとのこと。そして大雪が原因なのは2007年以来と報道。
実は、この2007年に新千歳空港開港以来1便も飛ばなかった最初の日に我が家は遭遇。
ニセコから戻る途中、あちらこちらで道は大雪で渋滞。バスも大幅に遅れて、羽田行き、大坂行きは全便欠航、とバスに連絡。なぜか名古屋行きはなんの情報も無し。
そんな状態で空港へ着くと、大混乱!
重い雪で航空機の翼に積もった雪の重みで垂れているのが目で見てもわかるくらいに。雪を水圧で飛ばしても間に合わず。
多くの人達が溢れかえっています。1便も飛ばなかったのですからね。
当然、飛行場周辺のホテルは満室。札幌へ戻ろうとしても在来線は間引き運転でいつ来るか不明。バスも運休
当時、新幹線はなく在来線の寝台特急(上野行きの北斗星、大坂行きの日本海)があったので空港駅の緑の窓口へ行くと、一目で諦めがつく行列。
戻ってきても、空港のお店は従業員のために早々に閉店。全く食べ物が無くなってしまいました。
そうこうするうちに、飛行機会社のカウンター近くは閉鎖、ロープが張られて多くの乗客は別の大会議室へ。

今回は毛布があるようですが、当時は何も無し。暖房は効いていますが床の上にごろ寝。お腹の減った人達はお土産を食べ始めました。
我が家はお弁当を買ってあったのでそれを。
夜、なんとか寝ていて、早朝にネット予約を。
航空会社は朝、バッチ処理する事を知っていたので朝4時にネット予約したら名古屋行きの第1便に空席2席。なんとか予約(3時に検索すると満席でした)。
当時はネット予約はまだそんなに一般的ではなかったと。しかもスマホではなくて携帯電話での予約。
朝6時にカウンター近くの閉鎖を開放する、と場内放送があると多くの人達がロープの周りに。
ロープが緩められるとこの世の光景とは思えない状況。皆さん、一斉に飛行機会社のカウンターを目指して猛ダッシュ。子供は突き飛ばされ、大人同士はあちらこちらで喧嘩。
手前からJAL,奥がANAということでJALのカウンターが最初に阿鼻叫喚!気の利いた人達は奥のANAを目指して。
我が家はネット予約出来たのでゆっくりと。
そんな、思い出が。まだ、外国人がそんなに日本に来なかった時代。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本のリゾートの先駈けのス... | トップ | 2月に観た映画 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿