J's日誌

中小企業診断士、経営管理修士(MBA)、事業再生士補、AFP。某NPO法人フットサル連盟副理事長。

一億円のさようなら

2018-09-13 23:59:59 | Book Review




読書のカテゴリもしばらく更新していなかった。

もちろん様々なジャンルの読書は続けているが、最近思うのは
Kindleの便利さ、特にiPad miniのKindleアプリで読むことが多い。


ちょっとした隙間時間に数ページだけ、読んでいる途中のページを
呼び出せる便利さは、タブレットの使用頻度が上がるとより実感する。

単に読書という点でいえばKindle本体の方が目に優しいと思うが、
タブレットの他に持ち歩くのはどうしても荷物が増えて敬遠しがち。




人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
クリエーター情報なし
ダイヤモンド社


成田から台北への機内がWi-Fiも使えず時間を持て余していたが、予め
タブレットにダウンロードしてあったので、Kindle版を一気に読了した。

結論は残酷というか身も蓋もない感じだけど、「錯覚資産」という概念が
非常に面白く、行動経済学を実際の人生で実証しているような感じの一冊。


ちなみに、自分がTwitterを始めたのは2010年1月だけど、始めて何故か
すぐフォローしたうちの一人がこの作者の ふろむだ氏、多分初の著書では。



一億円のさようなら (文芸書)
クリエーター情報なし
徳間書店


妻が巨額の遺産を持っていたこと、それを自分に隠してずっと普通の生活を
送ってきたことに戸惑う夫、徐々に不信感と怒りに変わって家を出てしまう。

サラリーマンを辞め、妻からもらった一億円だけを持って向かった金沢で
かつて人気のあったのり巻きの店を復活させるうち、いろいろな事実が判明。


いろいろな伏線は全て回収されたわけではないが、エンディングは良かった。
また、九州(主に福岡)と北陸(主に金沢)が舞台となっており、最近金沢に
行ったこともあって自分にとっても興味深い、映画化しても面白いのではないか。



新書よりやっぱKindleだなー(-_-;
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