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神戸に加入したイニエスタのはなし。
ホームだけでなくアウェイでの集客力も凄まじく、東京のホーム神戸戦も
試合当日の9日前に全席完売となった、これは東京のリーグ戦史上最速かも。
ところがその後、イニエスタが一時帰国して家族とともに再来日することになり
出るかどうかが微妙な情勢に、出場を見込んでチケットを買った人は肩すかしか。
東京的には相手チームの選手が出るか出ないかなんて関係ないというか、保証の
しようがないし、もっと言えば相手の有力選手は一人でも出ない方がありがたい。
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このあたりが、ライトなファンとギャップの大きいところだろう。
友人の一人が「チケット買った人にすれば、詐欺に近いですね」と書いていたが
エンターテイメントとして捉えればそうかもしれない、気持ちは分からなくもない。
だが、日常的にスタジアムに足を運んでいれば、そもそもスポーツ観戦はこういう
リスクを伴い、良い試合に当たることも塩試合を引くこともあると理解できるはず。
このあたり、4年に一度しかサッカーを見ない人と、応援しているチームがあって
毎週末チームと一緒に戦っているサポとの間でも温度差はあるだろうな、と再認識。
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海外で現地観戦する場合などは、なおさらだ。
自分もMLBで日本人投手の登板を予想して良席を購入したらローテーションを
飛ばされたことが何度もある、サッカーなら累積警告で出場停止もあるだろう。
その一方で、数日のうちたまたま1日だけ内野のボックスシートを買ったところ
その日にイチローが日米通算4,000本安打を打った、ラッキーとしか言いようがない。
間違いなくいえるのは、山のような塩試合があるからこそ好ゲームに巡り合う
ラッキーもあるわけで、テレビの前で見ているだけではリスクもリターンもない。
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塩試合もまた人生、と自分は達観しています(-_-;