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大学院とカイシャの後輩が、独立することになった。
先日の飲み会で初めて聞いたのだが、辞めて3年間ほど使える
ある制度を使いながら、次のステップの準備をするのだという。
その制度については様々な批判もあるのだが、上手く使いこなせば
創業時の助けになるだろうし、彼もそこは分かっているようだった。
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大学院にせよ診断士にせよ、ビジネスの仕組みをトータルに
学ぶ世界であるせいか、資格を取ると独立起業する人も多い。
もちろんそうしたチャレンジは素晴らしいことだと思うし、それが
目的で資格を取る努力をした人も多いだろうから、当然かもしれない。
ただ、一方で独立起業するのが当然で、しない人はチャレンジ精神が
足りない、というような同調圧力が強くなるのは、ちょっと違うと思う。
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それは、一人ひとりの置かれている状況が全く異なるからだ。
診断士の集まりで話していると特に感じるのだが、今所属している組織
では自分のやりたいことを実現するのが難しいとか、独立のための準備を
念頭に置いた上で組織に属している人など、個別に聞くと特有の事情がある。
そのせいか、大学院の方では所属組織を変革することも目的の一つにする
ようになったが、組織の中でしか出来ないことも結構多いのも、また事実。
資格を取って独立起業する仲間はもちろん応援したいと思うが、今いる組織の
中でどのような貢献が出来るかということも、重要で意義のあることだと思う。
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頑張ってほしいね(-_-;