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支払意思額という概念が経済学にある。
読んで字のごとく、
あるサービスにいくらくらい
支払っても良いと思っているかどうか、なのだが、
最近自分の周りで起きている問題に関して、
このキーワードを思い浮かべる。
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その問題というのは、いくつかのフットサルチームで
起きている話なのだが、
チームで練習場所をとっても
人が集まらない、前々から言っていても来ない、というもの。
要はそんなのはやる気がないからであって、来ない奴は
クビにすれば良いだけの話、という気もするのだが、
何故同じような話がいろんなチームで起こるのだろうか。
実は根本的な理由は別にあって、それは来月開幕する
Fリーグ
などとも密接に絡み合っていると思うのだが、その話はしない。
北海道、特に札幌で起きている話については、
ちょっと違った観点からも説明できると思うからだ。
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札幌市の学校開放体育館は、1時間あたり600円である。
はっきり言って、東京圏の民営フットサルコートの
1万円前後とはまるで比べものにならないくらい安い。
しかし最近思う、というか昔から思っていることなのだが
この安さこそが、フットサルプレイヤーのモラルを下げている
大きな要因なのではないか、ということである。
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東京でフットサルをすると、1時間1万円とか普通にかかる。
仮に1時間1万2千円だったとしよう。コートに入るのに
1分遅刻したらそれだけで200円損したことになる。3分の
遅刻で600円、札幌で1時間体育館が借りられる値段になる。
だから、東京でフットサルをする人達は時間にパンクチュアルだ。
開始前にはメンバー全員が当然着替えてコート外で待ち構えているし、
アップやストレッチだってコート脇で済ませているグループも多い。
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一方で、札幌市の学校開放はどうか。
遅れたって1時間600円である。30分とか1時間平気で遅刻
してきたって気にしないような、低いモラルが蔓延する。
もし遅刻した分の料金を請求されたって大したことはない。
そして、安い料金体系に慣れると、フットサルに自分の貴重な
時間を割くことの優先順位が落ちたり、他の余暇と比較して
暇があれば行くけどちょっとでも労力がかかると思うとすぐやめる。
そのようにして、フットサルに対する時間的価値が落ちていくのだ。
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要は、学校開放が安すぎるために、そこで過ごす時間の貴重さとか
価値を見出せなくなっているのが、ひとつの原因なのではないか。
もしも、学校開放が1時間1万円だったら?
闇雲に予約を入れることは出来なくなるし、出欠の確認も
慎重を極めることになるだろう。ドタキャンした際の損失も
大きなものになるから、安易に練習を休むことなど出来ない。
しかしそれは、東京ではごく普通に行われている世界なのだ。
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自分は、安く単一的なサービスしか提供できない学校開放こそが
北海道フットサルの発展を阻害している一つの要因だと思っている。
もっと多様なサービス、多様な価格帯の施設が出来ることが、
例えばクリニックコーチなどの雇用を生むことにもつながるし、
利用者すなわち消費者の選択肢を増やし、利便性を向上させると思う。
さらに言えば、消費者の支払意思額を高め、コート利用上の
モラルを向上させることにもつながるだろうと思っている。
一見、利用者の利便性には逆行するように見えるが、
それがマーケットとして成立するということなのだと思う。
(もし、学生が使いにくいというなら学割を行えば良いのだ)
例えばだが、1時間2,000円とか5,000円とってもいいので
学校開放を24時間営業にしたらどうか。仕事が忙しい人の
多いチームでも、夜中に練習するという選択肢ができるだろう。
(実際、関東には24時間営業のフットサルコートがいくつかある)
もし自分が運営側にいたら、そういうサービスを新たに作る。
東京圏の民営コートは、そうやって多様化してきたのだから。
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