J's日誌

中小企業診断士、経営管理修士(MBA)、事業再生士補、AFP。某NPO法人フットサル連盟副理事長。

北見出張2

2010-03-31 22:00:00 | Weblog


2位をキープ!!ありがとうございます。
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打ち合わせも無事済んで、今日は留萌に戻るだけ。

今回利用したホテルは天然温泉 常呂川の湯
ドーミーイン北見
。朝食つきで1泊5,700円だった。

恐らくはどこか地元のホテルを買い取ったのだろう、
と思わせる作りなのだが、資本が代わったことで
クオリティがコントロールされているというか、初めて
使う立場からすると安心感があるのも事実だったり。


ホテル外観


シモンズのベッド、幅140cm


朝食バイキングも充実



特別快速きたみ号はわずか1両編成、
はっきりいってローカル線仕様である。

まあそもそも単線なので、特急にしても
スピードが制限されるのは仕方ないのだが。

途中、留辺蘂の手前で蝦夷鹿が線路侵入。
警笛を鳴らしてどうにか接触は回避したが
本当に無警戒というか、逃げないので危険だ。


留辺蘂

留辺蘂といえば、「ハチワンダイバー」
おなじみの柴田ヨクサル先生の生まれ故郷だ。



「2008年版このマンガがすごい!」によると、
この年の男性マンガのランキングはぶっちぎりで
ヨクサル先生の「ハチワンダイバー」が1位に輝いた。

一方、女性マンガでは「君に届け」が1位なのだが
この作者である椎名軽穂氏は羽幌町出身なのだという。

留辺蘂と羽幌が男女マンガの1位を占めるなんて、
北海道のマンガ界にとって前代未聞の年だったのでは。


#地元に記念館でも作ったら熱心なファンが来たりして

そんなことを考えながら、5時間かけて無事留萌着。
年度末の慌しい時期だが、たまにはこんな出張も良い。





なかのひと


明日から新年度、留萌4年目へ(-_-;
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北見出張1

2010-03-30 23:59:59 | Weblog


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年度末も押し迫る中、朝から北見へ。

実は非常に重要な交渉案件があるため、
本年度内に自分が一度行っておかなければ
4月以降の動きに支障をきたすだろう、と
判断して行かせてもらうことにしたものだ。

ま、そこにはバジェットの問題が絡んでいる
ことはもちろん否定できないのだけど。。。



留萌から北見まではJRで5時間。

往復10時間をかけた出張だったが、
打ち合わせ自体は1時間半程度で終了。
それでも、いろいろ前進があって良かった。

夜は北見シシャに勤務する元同僚と久々の飲み。
気を利かせてオホーツクビアファクトリーに連れて
行ってくれたのだが、実は一度来たことはある。
ま、当時とはいろいろメニューも変わっているのだが。


オホーツク北見塩焼きそば



飲み始めたのが遅かったせいもあるが、
時節柄いろいろなジンジ情報などで話は
盛り上がり、閉店時間となったのでもう1軒。

自分にはこういう、ざっくばらんにいろいろな話が
出来る仲間が全道のほとんど各都市に存在する。


これは特に東京出身の自分にとって極めて
ありがたい話で、今のカイシャで得た最大の
財産なんじゃないかと思う。

おかげで、北見・網走だろうが稚内だろうが
(根室はまだ訪問してないけど)根室だろうが
恐らく行けば、地元ならではの情報に基づいて
それぞれの街を楽しむことができるだろう。


同時に、自分としても留萌に来た人達には
同じように「地元ならでは情報」に基づいて
歓待してあげなければいけない、と思うのだ。





なかのひと


明日は帰るだけ、また5時間(-_-;
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大送別会

2010-03-29 23:59:59 | Weblog


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本日は課の公式な送別会。

昨年かなりの人数が入れ替わったので、
今年はあまり動かないかと思っていたが
転出する人の紹介を聞いていたら結構多い。

スケジュール通りのジンジイドウに加えて
たまたま巡り合わせで早く動く人もいたから、
ということなのだろうが。。。ちょっと意外。



広い道内であちこちイドウが行われる中、
今日この送別会で飲んだらひょっとすると
一生飲む機会はないかも知れない人もいる。

それは大げさかもしれないが、同じように
時を過ごした人達がこんなふうに集まって
お互いの仕事の話をしたり人生を語ったり
バカな話を出来るのは間違いなく今日が最後。


そんな思いもお互いあるのだろう、時を忘れる
かのように1次会も2次会も結構盛り上がった。

普段あまり話していなかった人とも、今日
この送別会があったからこそ将来の関係に
何か変化が起こるかも知れないではないか。


一期一会という言葉で片付けるのは簡単だが、
だからこそ一日一日を大切に過ごしておきたい。





なかのひと


明日から北見出張(-_-;
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本年度最後の大会

2010-03-28 23:59:59 | Weblog


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終日、白石区体育館でチャンピオンシップ運営。

朝からいろいろバタバタした部分はあったのだが、
終わり良ければ全て良し、という感じ。。。か?

早くも来週、新年度一発目の大会が予定されており
その動向も非常に気になるところなのだが。(;一_一)

関係者の皆さん、1年間お疲れさまでした。




準々決勝、MAZIORA真野一家-NITOCOM←E.F.C.


準々決勝、dot.line-Batucada


準決勝、SSSシェフィールド-dot.line


決勝、SSSシェフィールド-BANDGETA


BANDGETAは専任GKがおらず終始パワープレー

優勝はSSSシェフィールド。
前からのプレスが効いていた印象。



おまけの画像。


最近、区体育館のトイレにある巨大スリッパ


普通のスリッパとの比較

あまり他の体育館では見たことないが、
こういうのがあるってことは需要があって
作るメーカーがあるってことなんだろうなぁ。





なかのひと


珍しいので激写してみました(-_-;
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同期の桜

2010-03-27 23:59:59 | Weblog


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昨年の今ごろ、診断士の実務補習を15日間、
6週末に渡って留萌から札幌に通って受けた。

ただ、週末と週末の間、平日にもメールで
やりとりしたり作業をしていたので、実質的には
1ヶ月半の間ずっとそのことばかりやっていただろうか。

#もちろん仕事はしていたが

その、実務補習で一緒になった同期メンバー、
また診断士としての登録時期でいっても同期と
なるメンバー達と久しぶりの飲み会が行われた。



診断士とはいえ、独立して開業しているのは
集まった6人のうち1人だけで、あとは(自分
も含めて)いわゆる企業内診断士という立場。

なかなか診断士としての活動はできないのか、
協会の研究会には皆さん顔を出しているようだけど
具体的に取り組んでいる話はあまり出なくて残念。


会社の兼業規定とかいろいろあるのかも知れないが、
ボランティアでやります、お金はいただきません、と
言ってしまえば、気軽にいろんなところに入っていける
と思うのだけど。。。自分の経験値も上がっていくし。



資格を取って協会の支部という組織に所属し、
研究会に出て人脈を作ることも、まあ大切は大切。

ただ、自分の貴重な時間を人脈作りだけに費やすのは
もったいないし、実際に企業と向き合い支援することを
考えないと、スキルも錆び付いていってしまう気がする。


まあ、人は人、自分は自分でスタイルが出来つつ
あるので、あまり口を出しても仕方ないのだが。。。

それでも、本音でいろいろ話が出来る同期の存在は重要。
一緒に15日間を過ごした経験が、お互いの信頼となっている。





なかのひと


札幌もひどい吹雪(-_-;
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エライ人はちゃんと見ている

2010-03-26 23:59:59 | Weblog


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今夜はグループの送別会。

イドウするカチョーの、行き先がビミョーに
変わりそうだという話。ギリギリまで何が
起こるか分からない、それもまた人生か。

で、グループからカチョーを含めて
3名が転出する中、残留となった自分と
もう一人のHさんを前にカチョーが言った。



カ「シシャの幹部に、人は減るし仕事は増えるし
  来期は残業手当の予算を増やしてもらわないと、
  と一応交渉しておいた。」

カ「ただ、幹部からはこういわれたぞ。
  
  『JとHはまだ全然余裕あるべ、あいつらが
   アップアップなところを見たことがないぞ』

  
  とね。。。」

J&H「否定は出来ません(;一_一)」



アップアップになるまで仕事をする状態が
正しいかどうかはともかく、2人とも腹が
座っているというか動じないのは確かだろう。

また、特に自分は「忙しいフリをする」のが
嫌いだから、余計に表情に表れないのかも
しれない。

ただ、アップアップかどうかよりも、実際の
仕事の量と質を見てもらいたいし、それが他の
シャインよりも優れているのであればきちんと
評価において反映していただきたい、とは思う。


#ボーナスでは反映されているようだが

働かなくても年齢が高いというだけで給料が
高くなってしまっている人間だってたくさんいる。


いっそ、どこかの市長ではないが、シャイン一人ひとり
もらっている給料の一覧を張り出すなり、対外的には
ともかく少なくとも組織内では情報共有するくらいの
ことをやらないと、緊張感は生まれないのかもしれない。



前の会社では、それがある程度見えていたから
若くて給料をあまりもらっていないのに一番の
稼ぎ頭になっているような者の不満は大きかった。

よく、全然働かないオジサンに対して若者が
怒鳴りつけるような光景すら見られたくらいだ。

「あんた、給料たくさんもらってるんでしょ。
 だったらもっと真面目に働いてくれないかな。」


実は上司から言われるよりも、こっちの方が
プレッシャーは大きかったんじゃないか、と思う。





なかのひと


飲みすぎました(-_-;
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去り行く人の影響力

2010-03-25 23:59:59 | Weblog


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ジンジイドウの話の続き。

今回、シシャチョーをはじめとして
自分のボスに当たる人達がかなり動く。


一緒に走り続けた3年間、人によっては
2年間だったりもするが、その時間も終わり。

彼らと一緒に仕事をする機会は、またあるだろうか。
多分、もうない、と思う方が確率的には高いのだろう。



それはさておき。

イドウしていく間際になると、誰でも
後任者への引き継ぎという作業が発生する。

自分がやってきたこと、仕事のキモとなる部分や
関係するキーパーソン、その人となりまで文書化して
後からやってくる後任者に伝えようと、準備を進める。

何故文書化するかといえば、転勤を伴うジンジイドウの
場合、前任者と後任者が直接会って引継ぎをできない
ケースが結構多いからだ。まさに置き手紙のみの引き継ぎ。


だから、その書きぶりは前任者によって大きく変わり、
事細かに書き残していく人もいれば最低限のことしか
書かずに後任者のやりたいようにやれば、とする人もいる。



もう一つの功績の残し方は、人に拠らない仕組みづくり。

極端にいえば、誰が後から来ようとやり方を変えられない
くらいの仕組みを構築してしまえば、自分のやり方は残る。


ある意味、そんなふうにして、自分の去った後でも
さりげなく影響力を残そうという気持ちもあるのだろう。

ただ、それがその通り進むかどうかは分からない。
後任者がその仕組みを引っくり返せばそれまでだからだ。




個人的には、そういう仕組みを作ることは重要だが、
それは後任者が自分なりのやり方を確立するまでの
羅針盤というか最低限これくらいはやってよ、という
水準を示すものに過ぎないと思っている。

もっとより良いやり方を後任者が作り上げれば良いのだし、
前任者と後任者を比べてどっちが良かったかは、お客様と
いうかマーケットが自然と比較し、評価していくだろう。


そういう意味で、前任者は後任者に乗り越えられるために
仕事をしているともいえるし、自分が去った後も影響力を
残せるなどというのは、幻想に過ぎないのかもしれない。





なかのひと


また吹雪...(-_-;
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Moving Time

2010-03-24 23:59:59 | Weblog


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ジンジイドウの季節がやってきた。

幸か不幸か、自分は今回イドウなし。
留萌シシャ4年目を迎えることとなった。


一方で、このシシャを出て行く人、
また4月には入ってくる人もいて
この時期引っ越しなどで皆忙しくなる。



思うに、数年単位でこれだけ引っ越しを
しなければいけないカイシャというか組織も
結構珍しいのではないだろうか。

ちなみに、今度定年退職するシシャチョーは
人生で20回近く(だったか?)引っ越しをしたとか。


自分はそこまではいかないだろうが、それでも
あと何回かは動かなければいけないだろうし、
それが道内各地、さらには道外にもシシャはあり
どこに行くことになるかは全く分からないのだ。



かつて、ホンシャで上司だったカカリチョー、
昔からの当ブログの読者ならご存知であろう
布袋寅泰似のホテイカカリチョーは、室蘭シシャの
カチョーになった後、今回東京シシャに転勤となった。

#今度帰京したらちょっと挨拶に行ってみるかな

これだけ人があちこちへと飛び交うと、同じメンバーで
再び仕事をするということは滅多にないような気がする。
もちろん、たまにはまたどこかで一緒になることもあるが。

10年以上同じメンバーで仕事をしていた前の会社とは
そこが大きく違うところだし、だから一期一会というか
その時々の人間関係というのは大切にしなければいけない。





なかのひと


引っ越しってホント大変そう(-_-;
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誘惑社会との戦い

2010-03-23 23:59:59 | Weblog


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友人の子どもさんの話。

ある、行きたい高校があったので、親元から
離れて一人で下宿して進学したのだが、最近
学校の成績がよろしくない状態になってきたらしい。

で、友人は子どもに会いに行き、よくよく
話し合って(問い詰めて?)みたところ...

毎日勉強しているふりをして、実はネットで
アニメの動画を見ることだけにひたすら時間を
費やしていたことが判明したのだった。


友人はブチキレると同時に、かなり困惑していた。
特に、ネットの世界で仕事をしている人だったので。



確かに、自分が高校生の頃にこれだけの
ネット環境があったとしたらどうだったろう、と
思うと自分も正直恐ろしいというか自信がない。

行きたい大学のこと、研究内容をどんどんと
探求的に調べて将来の進路に対する夢が
膨らんでいっただろうか。

それとも毎晩のようにアダルト動画を見まくって
彼の子どものように成績が低下していっただろうか。


#多分、後者のような気がしないでもない(;一_一)

そう考えると、携帯電話もインターネットもなく、
携帯ゲーム機も今ほど流行っていない時代に多感な
中学・高校時代を過ごすことが出来たのはある意味
非常に幸せなことだったのではないかと思ってしまう。



友人は今まで教員を全く信頼していなかった。
そのことが子どもにも影響しているだろう、と。

また、友人はこうも言っていた。

>教員の教える力は明らかに落ちているとも思う。
>でも、それは、メディアを通じて流れてくる
>エンターテイメントの表現力と比較して相対的な
>ものかもしれない。知的刺激が、授業や教科書、
>自然だけなら、もっと勉強は楽しいだろう。

>かなり、子供らは大変だ。
>誘惑が多すぎる。


そりゃそうだ。大人にとっても誘惑多いもの。



加えていうなら、そのエンターテイメントというか
コミュニケーションが双方向性になっているからだ。

毎日、ブログとmixiとtwitterを行ったり来たり
ただサーフィンしている大人だって多いのではないか。
あと、mixiアプリのような双方向性の無料ゲームとか。


誘惑を断ち切って何かに没頭するために必要なのは、
結局のところ自分の目標は何なのか、今日の今の時間
何をすべきなのか、真摯に向き合うことに尽きると思う。

それは青少年であれ大人であれ、自分を律する力
さえあれば同じように出来ることだ、と信じたいが。





なかのひと


他人のことはあまり言えないよなー(-_-;
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ようこそおたる

2010-03-22 23:00:00 | Weblog


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本日もMAMO夫妻と、小樽に同行。

自分が小樽をご案内、と言えるほど
実は小樽に詳しいわけでもないのだが。

こういうときは自分も楽しみつつ
勉強して、次の機会に備えるのが良い。



小樽にJRで行く時は、進行方向右側の
席に座ること。これは鉄則と言ってよい。

こういう話は何についてもあって、例えば
ニューヨークでマンハッタン島1周クルーズ
だったら2階の左側の席を死守すべきなのだ。

#反時計回りに回るので、陸側の景色が分かるから

何故小樽行きの場合は右側なのかといえば、
銭函あたりから突然、海の景色が見えるからだ。



MAMOさん撮影

だから自分は小樽へ誰かを案内する時は
必ず右側の席をキープして、特に窓側席に
お客さんに座っていただくよう気をつけている。



で、まずは何はあっても、とご希望の
若鶏時代 なると開店に合わせてご案内。


若鶏定食、1,100円


ほとんどの人がこれを注文


これは別に頼んだザンギ

久しぶりに「戦った」感のある食事。
しばらく鶏肉は食べなくてもいいくらい。



続いて北一硝子三号館でお茶など。
その後北一アウトレットを覗いたり。


木骨石張倉庫の中にあるカフェ

小樽に北一硝子があることを知らない
札幌市民はいないだろうが、じゃあ何故
小樽で硝子製品がこれだけ盛んに作られている
のかを知っている人は、どれくらいいるだろうか。


そういう歴史を知っていないと、観光で来た
方の素朴な疑問に対してちゃんと答えられない。



さらに南小樽方面に歩くと、らーめん初代

以前、札幌ら~めん共和国に入っていた頃
食べたことはあるが、本店に来たのは初めて。
それでも、道外でもよく知られている名店だ。


醤油

決して便利な立地ではないが、次から次へと
お客さんが途切れず、店内は常に満席状態だった。
小樽でラーメンを、と聞かれたら十分オススメできる。





なかのひと


鶏は半身でも結構ヘヴィーです(-_-;
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講習会と会議とマルカ商店

2010-03-21 23:59:59 | Weblog


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昨日と今日の2日間、(財)北海道サッカー協会
主催の、フットサル普及指導員認定講習会を受講。

昨日5時間の講義、今日は3時間の実技。
相根澄さんはやっぱり教え方が上手かった。

技術面でのポイントだけでなく、コミュニケーションの
円滑化とかモチベーションを上げる仕組みが素晴らしい。


基本戦術:Pivo当て


基本戦術:ワンツー(ウンドイス)


基本戦術:ケブラ(ジャグナウ)

久しぶりにちゃんとプレーしたら
終了後、心地良い疲労感が(;一_一)



午後は地区選抜交流戦が行われている
白石区体育館に移動して諸々の打ち合わせ。


千歳選抜-R.E.D.

今日一番見たかった札幌選抜-旭川選抜は
打ち合わせをやっている間に終わっていた。

連盟の事務で思うのは、雑談の中からいろいろな
情報が得られたり、お手伝いできることが決まって
いくことも多く、やっぱりコミュニケーションが重要。

たまたま自分の身体が空いていることもあり、
来週末のチャンピオンシップも急遽稼動が決定。



夜は猛吹雪の中、東京からお越しのMAMO夫妻と。

実は昨夜が居酒屋釧路→NIKKABARコースだったので、
今日は塩ジンでも、と自分も行きたかったマルカ商店へ。


古平産ニシンのマリネ


プルホルモン


牛スジ煮込み


塩ジン


豚カルビ

小さいお店ながら落ち着ける空間。
3連休中の日曜ということもあったのか
たまたま予約が取れたのはラッキーだった。





なかのひと


すげー吹雪だ(-_-;
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「フットサル・ラボ!」パネルディスカッション5

2010-03-20 08:00:00 | Weblog


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先週土曜夜に参加してきた、標記ディスカッション。

第5回目は、スペインの強さ、国のレベルについて。


 ※ ※ ※


【質問】
2000年の世界選手権のとき、スペインのような
フットサルをやっていたチームはなかったと思います。
それから2004年、2008年と時間が経つにつれて、
同じような戦術を取れるチームが増えてきたと思う。

そういう中で、情報はインターネットなどを通じて
すぐに広まっていくわけですが、スペインが世界の
トップレベルを維持するために、今後どのような
優位性を持って臨もうとしているのか教えてほしい。


【ホセ・プルピス フットサルタイ代表監督】

まず、私の考えをご説明したいと思う。
スペインとかブラジルには、まだまだ有利な部分は
残されていると思うのだが、彼らにとってここから
先の伸びしろという部分は非常に小さい。

他の代表チームと比べても、残された伸び幅、
向上の余地というのはだいぶ差がある(小さい)。



ただ、ある国の代表チームが、フットサルという
競技で成長していくためには、非常に重要な要素
がある。

短期的に他の国がブラジルやスペインに追いつくと
いうのは難しいとは思うが、その重要な要素という
のは、リーグ。リーグのレベルなのだ。

スペインリーグ、ブラジルリーグというのは、
世界最高峰のリーグで、そのリーグの有無こそが
両国と他国の代表チームの差につながっているのだ。

スペインリーグでは、毎試合毎試合が決勝戦だ。
スペインリーグでも非常に点差の開く試合はあるが、
ほぼ、全ての試合が、明日行われる(全日本選手権)
決勝戦、もしくはそれ以上のレベルだ。

非常にレベルの高い、僅差で力の差のないチーム同士が
対戦する試合が、毎試合毎試合、ほぼ毎週末行われる。



ひとつ例を挙げると、最近のアジア選手権の最後の試合。
あるアジアの国の代表監督が、試合をした後に私のところに
近寄ってきて言った。

「こんな緊張した、プレッシャーのかかる
 試合は今まで経験したことがないよ。」と。

私は笑って、
「でもスペインリーグは、毎週末こうだよ。」と答えたのだ。

選手達も、毎週末ハイプレッシャーの中で試合を経験し、
それに慣れている。それこそが、スペイン、ブラジル両国と
他の国の間に横たわる、非常に大きな違いなのだ。



もちろん他の国にも、非常にいいチーム、いい選手というのは
いるし、いい指導者もいる。ただ、選手達は毎週末そういった
環境の中でプレーすることには慣れていない。

例えばポルトガルのリーグはどういう状態なのかというと、
年間4試合くらいしか、非常に厳しい試合というのは存在しない。
スペインリーグにいれば、30試合くらいの同じ厳しさを経験できる。

それが、恐らく一番大きな、違いなのだ。

スペインリーグでは、1位になるほどのチームでも、
もしかしたら明日最下位のチームに負けるかもしれない。

それが、スペインリーグなのです。



【ミゲル・ロドリゴ フットサル日本代表監督】
もうひとつ、非常に分かりやすい例があるのですけど、
今、プルピス監督が言ったような部分でしかスペインと
ブラジルは向上の余地がない。

それは何かというと、選手の質です。
選手の質の向上があるかどうか。

例えば日本代表であれば、まだまだ戦術的にも
伸び幅は非常にあると言える。

技術、戦略、メンタリティ、そういったものの
伸び幅がまだまだいっぱい残されている。



例えば一つの例として、セルジオ・ガルジェッリ
(前・府中アスレティック監督)の話をしよう。

彼は府中の後、ベトナム代表監督に就任したが、
その頃ベトナムはマレーシアに3-8で負けていた。

セルジオはその後ベトナムに行って、1ヶ月半の
トレーニングで、大差で負けた相手に6-3で
勝ち、初めてのアジア選手権出場を決めた。

それは何をやったかというと、戦術のちょっとした
調整、浸透と、セットプレー。その2つに着手した
だけで、これだけガラッと結果を変えることができた。



基本的にはほとんど白紙状態のチームに、
そういったことを伝えて形を作るのであれば、
それによって得られる成果というのは非常に大きい。

そこにこそ、指導者の質、監督の手腕というものが表れる。
なので、日本でも指導者、監督の養成ということが急務だ。

それによって、国内のそれぞれの指導者が見ているチームの
レベルがガーンと、一気に上がる可能性があるからだ。

1回天井に到達すれば、そこから先、チームが違いを
見せていくのは、個々の選手の質ということになる。



もう1つ別の例を挙げよう。
11年前のイタリア、ヘスス・ベラスコという監督がいた。

今、スペインでセゴビアの監督をやっているが、
彼はイタリアで何年も監督をやってきた人だ。

スペインではかつて2部リーグの監督をやっていた。
パドマというチームの監督をしていたとき、リーグの
ファーストラウンドで1勝しか挙げていないチームだった。
それが最終的にはプレーオフに進出し、準決勝まで勝ち進んだ。

それは戦術、攻撃・守備両方の戦術を伝え、戦術の
コンセプトを植えつけて、セットプレー、プレスの
かけ方。それをグループ戦術として、皆が理解できる
ようにトレーニングをした。最大限の伸び幅まで持って
くるトレーニングを通じて、準決勝まで進むことが出来た。



フットサルというのは、戦術次第で非常に力を伸ばす
ことの出来るスポーツだ。そういうゲームであるからこそ、
白紙状態の選手達、土壌に情報を植えつけていけば伸び幅は
計り知れない。

なので、皆さんのような、フットサルの指導に関わる
皆さんが、いろんなことをきちんと吸収して伝えられる
ようになることが重要なのだ。

今もう日本サッカー協会でも、フットサルの指導者ライセンス
制度が始まっているけれども、今後もっともっと本格的なものも
出来ていくはずだ。指導者向けの著作なども作っていく予定だ。

他にも、学校の体育でフットサルをプレーできるような環境を
作っていくことも重要なのだが、何よりも指導者の皆さんが
いろいろ情報を得て、レベルアップしてもらうことが重要だ。

まさに先ほどの質問にあったように、何年か前と比べると、
どんどんどんどんと同様のレベルにあるチームが増えている。
これはフットサルにとっては嬉しい状況といえる。



リーグのあり方についても、プレーオフのように
順位のかかった熱い戦いが続くということが重要だ。

ここで質問したいが、皆さん来季のFリーグで、
名古屋が優勝すると思う人は手を挙げてほしい。

(ほとんどの人が挙手)

...これは何というか、ワクワク感があるだろうか。

それではプレーオフシステムを考えてみよう。
大阪とか町田が、もしかしたらリーグで勝つかも
知れない、と思える人は手を挙げてほしい。

(半分くらいの人が挙手)

もしかしたら、あるかも知れない。



だからこういう状況、プルピスさんが先ほど言われた
スペインリーグの生きるか死ぬかのような激しい試合を
たくさんやることは、全体のレベルを上げることにつながる。

今、日本サッカー協会の方でも、検討しているところだ。
育成年代のルールについても、同様に検討しているところだ。

自分としては、こういったことについての修正というか提言、
働きかけをしていくことは、日本代表を率いて結果を残して
いくこと「以上に」(注:強調)重要なことだと思っている。

何故かというと、今ここにいるスタッフの関心事は、
トップチーム、代表チームを強くすること以上に、
育成が大事だと共通して思っているから。

どういう状況が大事かというと、優れた知識を持った指導者
たちが、切磋琢磨して厳しいレベルの試合を作っていくこと。
それが、自ずとレベルを上げていくし、良い環境につながる。

それによって、日本サッカー協会が自分に何億円の報酬を
支払ってくれるのか分からないが、期待しています。(笑)

 ※ ※ ※

(この稿、終わり)





なかのひと


同時通訳のお二人に感謝します(-_-;
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「フットサル・ラボ!」パネルディスカッション4

2010-03-19 20:00:00 | Weblog


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先週土曜夜に参加してきた、標記ディスカッション。

第4回目は、ゴレイロの重要性について。


 ※ ※ ※


【質問】
今日の試合(注:準決勝)についてお聞きしたいのですが、
神戸と大阪の試合が1-0で大阪が勝ったじゃないですか。
大阪のGK(イゴール)が非常に良くて、神戸はシュートを
43本、大阪は13本しか打たなかったが、大阪が勝ちました。

ああいう試合の場合、もし神戸の監督だったとしたら
どのような指示を出して点を取りにいきますか。結構、
GKの正面から打っているシュートが多かったと思うので、
サイドからの突破やセグンドパウ(ファー詰め)などが
有効なのではないか、と個人的には思ったのですが。


【ミゲル・ロドリゴ フットサル日本代表監督】

自分だったら、ハーフタイムに契約をして、ケネディを
暗殺した暗殺者に頼んで、銃弾ではなく麻酔薬を塗った
針を打ち込んでもらい、イゴールを交代させます。

そうすれば、後半はイゴールなしの大阪と戦える。(笑)
まあ、実際にはそれは出来ないのですけど。(爆笑)

仰るとおり、自分も見ていて、1対1の、GKに非常に
近くまで接近するシーンがたくさんあったのに、ファー
ポストに誰もサポートで来ていないケースが多かった。

1回、非常に印象に残っているのは、神戸の須藤選手が
ファーポストに入っていったのに、外に流れてしまった。



もうひとつ気になったのは、GKとの1対1でいいパスを
もらったときに、皆ダイレクトでシュートにいっていたこと。

足裏でコントロールして、GKと駆け引きをする。あるいは
足裏で舐めてタイミングをずらすとか。イゴールはだいたい
そういう接近戦になると姿勢を固め、ブロックを作るが
例えばその上をループで抜こうという発想であるとか、
攻撃側のクリエイティビティが欠けていたように思う。

ゴールに迫った最後の最後で、まるで皆既日食にでも
あったかのように、何も見えなくなってしまっていた。



だいたい、あの大きなイゴール(1m86cm)に対して
みんな1mくらいの高さにシュートを打ち込んでいた。
人間にぶつけにいくようなシュートばかりだった。

比嘉リカルド監督にも「上だ、上」と話したし、リカルド
監督もそれを言っていたようなのだが、選手がその指示を
ピッチで実現出来るかというと、それはまた別の話だから。
もちろん、イゴールの素晴らしさはあったのだけどね。

試合中、11分間の間、大阪は枠にいくシュートを1本も
打てなかった。神戸としては後半は素晴らしいゲームをした。

リカルド監督としては、必要な指示はした。だからここから
何が出来るかといえば、トレーニングをするしかないのだ。
最終的にプレーをして、決断をしていくのは選手なのだから。



【ホセ・プルピス フットサルタイ代表監督】
ミゲル監督も言っていたとおり、イゴールは偉大なプレー、
違いを見せるプレーをしていたわけで、非常に良かったのは
事実なのだが、神戸としてはちょっと焦ってしまったと
いうか、辛抱強さを欠いた試合をしてしまった。

セカンドポストに出せるシーンも自分の記憶では4回から
5回はあったと思うし、イゴール選手をドリブルでかわして
からシュートを打とうとすれば出来たシーンも、いくつか
あったはずだ。

さらに重要な問題としては心理的な部分。イゴール選手が
後半に3回くらい止めたシーンがあって、その後神戸の
選手は「どんなにシュートを打っても入らないのでは?」
と思ってしまったように見えた。逆に、イゴール選手は
そういったプレーを続けたことで心理戦においても有利な
位置にいたようだ。

そういった、イゴール選手の放つ存在感というか、心理的な
プレッシャーに神戸の選手は萎縮してしまったのではないか。

何故なら、普段の神戸の選手だったら、普通にプレーして
いればミスしなかっただろうな、というシーンでもミスして
しまっていたからだ。もちろん、全体としては神戸の方が
押していたし、プレー自体は神戸の方が良かったと思うが。



【ミゲル・ロドリゴ フットサル日本代表監督】
今日のような感覚、こういうシチュエーションというのは
スペインでゲームを見ていればしょっちゅうあることだ。

何故かというと、スペインのGKは本当に優れていて、
本当にゴールを決めるのが難しいから。

例えば、ルイス・アマドに代表されるように、
大きくて優秀なトップレベルのGKがたくさんいる。

「あれだけ止められちゃったらどうしようもない」
という状況が、スペインではしょっちゅうある。
向こうでは、GKというのは、そういう存在なのだ。



残念ながら、日本のGKの現状をみると、
非常に大きな差があると感じざるを得ない。

スペインの感覚でいけば、
イゴール選手のレベルは「普通」です。

(注:会場がざわめく)

なので、今日のような感覚、「うわー、あのGKじゃ
入らないなぁ」という感覚は、スペインでは毎週
土曜日に皆さんが味わうことができるものなのです。

けれども、そういうGKの存在によって、攻撃側の
選手のゴール前でのクリエイティビティを刺激して
いく、養っていく、ということになるともいえます。



「誰が一番、決定的な仕事が出来る選手か?」と
いうことをよく聞かれる。「ファルカンですか」
「レニージオですか」「シュマイケルですか」
「キケですか」といろんな選手の名前が挙がる。

それらの選手は全然違っていて、誰かと
いうと、それは(GKの)ルイス・アマドなのだ。

最近のスペイン代表の国際大会での成績、
欧州選手権などいろいろ勝っているが、
それらは全てルイス・アマドのおかげなのだ。

 ※ ※ ※

(続く)





なかのひと


イゴールが「普通」...(-_-;
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「フットサル・ラボ!」パネルディスカッション3

2010-03-18 20:00:00 | Weblog


3位をキープ!!ありがとうございます。
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先週土曜夜に参加してきた、標記ディスカッション。

第3回目は、パワープレーの戦術について。


 ※ ※ ※

【ミゲル・ロドリゴ フットサル日本代表監督】
(前回からの続き)
もうひとつ問題なのは、例えば前半の早い時間に
5ファウルがたまってしまうと、6つ目のファウルに
よる第2PKのリスクを恐れて、点差に関係なく
パワープレーをしてポゼッションに入るケースがある。
そこには、攻撃する意識は全く見られない。

攻撃を仕掛けるため、点を取りにいくためではなくて
ボールポゼッションをするためだけのパワープレー。
こんなものを見るために、お客さんが来ると思いますか?
自分は、そんなもののためにお金を払う気はありません。

ここ日本でも、スペインでも、イタリアでも、
ブラジルでも、そういったことが起きているのだ。
自分は、個人的には絶対に禁止すべきだと思う。

もし、ルールを変えることが出来ないとしても、
スタイルとして、子ども達にはこういうことは
させるべきではない、と促してほしいと思う。



【司会】
今のミゲル監督のお話を受けて、様々な現場、それは
フットサルでもサッカーメインでもいいのですが、指導に
当たっている皆さんの方から何かご質問等あれば。


【質問】
プルピスさんにお聞きしたいのですが、日本代表と
スペイン代表が試合をした場合に、日本代表にとって
パワープレーは有効な戦術の一つになり得ますか。
また、パワープレーをやっていて失点した場合に、
さらにパワープレーを続けるべきだと思いますか。
それから、パワープレーを行う場合に、守備の意識は
何パーセントくらいもっておくべきでしょうか。


【ホセ・プルピス フットサルタイ代表監督】

個人的には、パワープレーというのは極めて限られた
状況でしか使う気はありません。システムの中で使うと
いうよりは、基本的には負けている状況、または同点
なんだけれども勝ち点が必要な状況、で使います。

またパワープレーは信頼というか自信というのが
重要になってくる。たまたま2試合3試合と続けて、
パワープレーで成功するとパワープレーさえあれば
我々は無敵だ、と思ってしまう可能性もあるが、
時には全く機能しないこともあり、そこで自信を
失ってしまう可能性もある。

そういった結果になることも全て考えた上で、
それでも引き分けではなく勝ちにいくべきなのか、
状況を総合的に考えてパワープレーの運用の仕方は
変わってくる。基本的には負けている時ということ。



また、「いつやるか」という問題もある。
基本的には終盤、最後の時間帯になる。

例えば、試合前半、スコアは0-0だとしても、
あるいは例え勝っていたとしても、その時間帯で
プレス回避が出来ない、パスが2本とつながらない、
選手達はすっかり自信を喪失してしまっている、そういう
状況では相手チームにボールを持たさず、2分間くらい
パワープレーで落ち着くことでチームの自信を取り戻す。

そういう決断をしなければいけない
試合も、時にはあるかもしれない。

ただ、基本的には、私のコンセプトとしては、
同点で勝ちにいくとき、もしくは負けているとき。
時間帯としては試合の終盤。これに限定される。

個人的には、パワープレーはアグレッシブな戦法
として思っていて、リードを保つため、ポゼッションを
保ちながら試合を終わらせるために使うのは、あまり
好きな運用の仕方ではない。



スペインリーグで監督をやっていたころ、ミゲル監督の
チームと試合をすると引き分けになることが多かった。

ある試合で覚えているのは、同点だったにも関わらず
試合の終盤にパワープレーをしたら、両チームとも
勝ちたいがためにパワープレーをかけ合ったことがある。

お互いにリスキーな展開がずっと続いたので、
見に来ていたお客さんにとっては楽しかったと思う。

最終的には、その試合も引き分けたのだけどね。(笑)



【ミゲル・ロドリゴ フットサル日本代表監督】
ちょうどその頃は、自分にとって結婚生活の
危機にさしかかっていた時期でもあったんだ。

何故かというと、プルピスは自分の下の子の後見人に
なっていたので、奥さんから「もしプルピスに勝ったり
したら別れるわよ」と突きつけられていたのだ。

だから、勝つわけにはいかず引き分けたのだ。
ちゃんと物事には事情というものがあるのだ。
そうでなければ引き分けばかり続くわけがない。(笑)



【質問】
パワープレーをしていると、相手GKのパントキックなど
で失点をするリスクというのも当然あると思いますが。


【ホセ・プルピス フットサルタイ代表監督】

そういった状況はもちろん起こりうると思うが、
パワープレーでよくある間違いとしては、相手に
ボールを奪われた瞬間に、選手全員が自分の
陣地に帰ろうとすることだ。

一番大事なのは、GKだけが唯一自陣ゴール前に戻る、
もしくは交代に走るということ。そしてそれ以外の
選手はポジションをキープする、そしてボールに最も
近い選手がボールの前進を阻むことだ。

そういうことが一番大事なのだけども、よくある
ミス、エラーとしては全員ですぐ戻ろうとしてしまう。

タイ代表の活動で、アジア各国代表と試合をしていても
スペインでは全く起こりえないような状況のエラーが
何回か起こったことがある。

そんなに悪いという意味で言っているわけではないが、
日本も含めてアジアの国々では、相手がパワープレーに
入ると全員がまず戻ることをしてしまう。



スペインでは、相手がパワープレーを始めたら、まず
前からプレスをかける。それによって、パワープレーを
するGKを出さない、もしくはハーフを越えて押し込まれ
ないような、パスを回させない状況を2分間も続ければ、
それだけで勝っている時間が安全に2分経過するわけだ。

もちろん、前からプレスをかけることで体力的な部分での
制約がかかってくるのは間違いないので、状況によっては
戻って守るという選択肢も、もちろんあるわけだが。

ただ、全体としてはスペインでは相手のパワープレー
に対しては前からプレスをかけ、アジアの国々はすぐ
引いて低い位置で守備のブロックを作る傾向がある。

そのあたりは興味深いというか、違いを感じる点だ。

 ※ ※ ※

(続く)





なかのひと


確かに時間稼ぎのパワープレーはイラッとする(-_-;
Comments (4)
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「フットサル・ラボ!」パネルディスカッション2

2010-03-17 20:00:00 | Weblog


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先週土曜夜に参加してきた、標記ディスカッション。

第2回目は、スローインに関連して
若年層の育成への対応などについて。

(長文のため、途中に○を入れました)


 ※ ※ ※


【質問】
小学生とか、幼稚園児とかに対しても、同様の
スローインルールを適用した方が良いのでしょうか。
スペインでは、FIFAルールになったとき、ジュニアの
育成に関しても同じようなルール改正をしたのでしょうか。


【ミゲル・ロドリゴ フットサル日本代表監督】

私は、次の4つのルールを適用するのが良いと思う。
それによって、フットサルのゲームの印象はガラッと変わる。

1.キックイン・コーナーキックの代わりに
  スローイン、コーナースローを採用
2.GKへのバックパスを全て禁止
3.GKスローのハーフライン越え禁止
4.GKがペナルティエリアを出るのを禁止


スペインでは、3年前にFIFAのルールに変えたが、
各地域において、子どもの育成年代においては
前のルールを活かして適用しようというところがある。

今のFIFAルールは、技術・戦術面という意味では
子ども達の育成につながらないと考えているからだ。



先日、バーモントカップ(全日本少年フットサル大会)
を見たが、GKからのキックで相手ゴールへとロングボール
が飛んでいき、また相手GKはそれをキャッチしてロング
キック、ひたすらその繰り返しだ。

こんな環境で、どうして中盤でつないだり相手を交わしたり
する技術が身につくだろうか。それはフットサル選手を
目指すにしても、サッカー選手の育成としても同じだ。

中盤でプレスをかけられたら、すぐにフリーのGKに
パスして返す。GKはコントロールしてハイボールを
入れる。それをヘディングで競って、GKが取って、
またロングボールを入れる。この繰り返しだ。

これでポゼッションというものを覚えるか。
フェイントというものを覚えるか。ボールを
キープするための身体の使い方を覚えるか。



多くのスペインの、地域の協会では、1年だけFIFA
ルールでやってみただけで、「これはダメだ」ということで
非常に多くの地域で、元のルールに戻したのだ。

一番ひどいのは、ハーフラインを越えてからであれば
何回でもGKにバックパスが出来ることだ。

想像していただきたい。もしも、GKには一切
ボールを返してはいけないルールだったとしたら。

絶対に前にしか出せない。プレスをかけられたら、味方が
フェイントをかけてサポートに入るための動きをしなければいけない。

あるいは、どうしようもなければプロテクト、つまりキープの
ために身体を使い、運んで行って良いスペースを見つけて
ボールを運び、相手を交わしながら次のパスを出そうとする。

後ろに逃げる、ということさえしなければ、
いろいろな技術を身につけることができるのだ。



そういうことがあったために、昔のルールでは、
いっぱいボールの奪い合いもあったし、カウンターも
いっぱいあった。そしてゴールもいっぱい生まれていた。

で、それを見て、面白い、楽しい、と思うからこそ
試合会場に足を運ぶ観客がたくさんいたし、スポンサー
もたくさんついていたし、テレビもいっぱいゲームを
放映してくれたのだ。

でも、今のルールでは、ゲームによっては
まるで子守歌のような眠気を誘うものすらある。

ハーフを越えて、ちょっとでもプレッシャーがかかったら
チームで一番足元のコントロールが苦手だと思われる
選手(=GK)にボールを渡すという現象が起きるのだ。

これが一番良くないことだ。



自分が、育成年代のトレーニングに対して提言があると
すれば、今申し上げた4つの部分だけは変えるべきではない。

ちなみに自分が日本代表チームのトレーニングをやる
ときは、この古い、前のスペインルールでトレーニングを
やるようにしている。

GKへのバックパスを認めてしまうと、みんな動かなくなる。
子ども達にそれをやると、すごく多くの問題が起きる。
子ども達は長いボールで一発勝負する方が楽だから、
そればかりやるようになって、工夫しなくなる。



バーモントカップで12歳以下の選手のフットサルを見て、
その後15歳以下の大会のフットサルを見たら全く同じ。
あれだけロングボールがバンバン飛び交うフットサルを
集中的に見たことがなかったので、すごく自分の脳味噌に
ダメージを受けてしまった。頭が痛かった。

その晩は飲まずにいられなかったよ。(笑)

しかも、どのチームの監督達もそれを認めている。
こういうゲームをやっていて、どうやって将来的に
いい選手が出てくると言うんだ。こんなことをやって
いてはいけない。非常に深刻な問題だ。

フットサルのゲームの特徴が出るように、フットサルをプレー
する状況が出来るように、ルールを整えてあげなければいけない。



育成年代への影響はもちろんだが、プロのトップリーグでも、
そういう(FIFAルールで)魅力的ではない試合が続くことに
よって観客数が半減するという現象が起きてしまった。

今のような状況だったら、チームのサラリーの
半分はGKに渡すべきだ、ということになる。現状で、
半分以上の攻撃は、GKからスタートして決まっている。
それならば、人件費の半分はGKに与えられるべきだ。

概して、GKはチームの中で最も足元が苦手なのにも関わらず、
そういう人たちによって攻撃の口火を切ってもらっている。
現行ルールが、そういう状況を許しているのだ。

※ ※ ※

(続く)





なかのひと


文章にすると結構過激ですな(-_-;
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