今月7日から10日まで、東日本大震災復興支援「第66回国民体育大会おいでませ山口国体卓球競技」が山口県萩市(成年男女)・柳井市(少年男女)で行われていたが、少年男子は青森県・少年女子大阪府・成年男子山口県・成年女子茨城県の優勝で幕が閉じた。
成年男子は、岸川・吉田の日本代表組みと平野(明大1年)の布陣で臨み、決勝で青森に昨年の雪辱をし3-2で地元優勝を果たした。特に決勝戦では若い力の平野の大活躍があった。
成年女子は、地元山口が石川佳純・小西杏・重本の布陣で優勝を目指していたが、石川の調子が今ひとつであり準々決勝で敗れ残念ながら5位に止まった。優勝はその山口を3-0で下した茨城が決勝まで全て3-0の圧倒的な力を発揮して手中に収めた。
それでも、石川佳純選手の人気は絶大で会場に入りきれない観客が大勢いたということである。
一方少年男子は、昨年準決勝で愛知に苦杯をなめた青森が、今年は決勝でその借りを返した格好で3-1で雪辱優勝を果たした。
少年女子は、大阪府が準決勝で山口を、決勝でも高知を共に3-2の接戦を制し優勝をした。 ミニ国東北1位の青森はエントリーミスの関係で出場できず同3位の秋田が繰り上げ出場した。
さて、3種目に出場した我が岩手県は少年男子が初戦の対京都(I・H3位の東山)を健闘及ばず後1歩のところで2-3と惜敗したが、広島を3-1・鹿児島を3-0で下してリーグ2位となり目標の入賞は果たすことが出来なかったが、ベスト16になり実録のあるところを示してくれた。
少年女子は、ミニ国2位の余勢を駆って臨んだが5位に入賞した新潟に2-3と肉薄したが北海道と山口にはいずれも0-3と力及ばずであった。ダブルスで勝てなかったことが敗因だったような気がする。
成年女子は、1回戦で徳島に1-3で早々と敗退してしまったが、平舩の1点と増沢とのダブルスの健闘が光った。
この大会では、震災後5月29日大船渡に被災地支援のため、私費で卓球講習会をしていただいた吉田・小西夫妻が山口県代表として出場し種目別優勝の原動力になったことは、ひそかに応援していた私にとっても大変嬉しいことであった。