社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

ジュニア2次の分析!

2011-10-04 08:46:42 | Weblog

ジュニア2次予選会(全日本予選)を観戦して、私なりに分析をしてみた。

 

まずは、出場選手のカテゴリーにおける割合である。

 

この大会は、高校2年生以下に出場権があり、高総体出場選手や中総体上位選手には1次予選が免除され、その他の選手は1次予選を通過しての出場である。

 

今大会には男子89名のうち、中学生21名・小学生4名と小中生の占める割合は28%である。 

 

女子は101名のうち、中学生30名・小学生5名の33%にも上るのである。

男女ともおおよそ3人に一人の割合なのであり、したがって高校1・2年は3人に2人の計算になるのである。

 

少し前であれば考えられない数字であるが、昨今の卓球始動年齢からすれば小・中学生でもキャリアは充分なのであり中学から始めた高校生よりはいろんな意味で経験豊富なのである。

 

いかに早く始めれば、早く(若年で)強くなれるかを証明しているようにも思われる。

 

特に女子においては、ベスト16に進出した選手のうち、なんと7名が中学生であり、その後も勝ち抜きベスト4には3名の中学生が入り、優勝した滝浦だけが何とか高校生の意地を見せた格好になった。

 

さらに驚くべき中学3年生にいたっては、21名の出場で20%強の割合であり、その実力も高く高橋梓海やベスト4の二人を始め、花の中3年代でもある。

 それに比較して、来るべき岩手国体時に高校3年以下の対象となる選手は、男子で中1が2名、小学生が4名の計6名であり、女子も、中1は2名だけの出場で後は男女通じて最年少出場の小4の高橋志歩(花卓ジュニア)を含めても7名であり、現状ではこの年代の選手層が少し薄いし力不足も否めないのではと、私は危惧している。

 岩手県卓球協会としても、今後この年代のますますの強化を図っていかなければならないし、併せて小学生の競技人口を増やしていかなければ将来に不安を残すことにもなるので県内各地域での小学生育成が急務となっている。

 

*女子準決勝:佐藤-滝浦

 

*女子準決勝:小川-高橋

 

*2連覇を果たした滝浦華奈選手(大野)