広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

DEGITAL放送?

2010-09-13 17:49:45 | その他もろもろ
またまた自分のことを棚に上げた、揚げ足取りの記事です。

某ケーブルテレビ局の「コミュニティチャンネル」。
自主制作番組の合間に、ケーブルテレビ局の宣伝が流れる。その1つ、
(写真が曲がってます。すみません)
「デジタルインフォメーション」(と番組表には印字・表示される)
ん?
「DEGITAL INFORMATION」?
「DEGITAL」??


「デジタル」の英語の綴りは「DIGITAL」。
2文字目は「E」じゃなくて「I」が正しい。
(だからカタカナ表記は「デジタル」じゃなく「ディジタル」の方がより正確なのかも。)
「DEGITAL」
わざとこんなことするとは思えないから、間違ったのか?

日本人ならやってしまいがちなミスらしく、Googleで「"DEGITAL"」と検索すると61万7千件もヒットする。(「もしかして: "DIGITAL"」と指摘されるけど)


この画面はスーパーインポーズ(字幕)でなく、CGで作ったタイトル画像だと思われる。外注したのか自社制作なのか知らないが、誰も気付かないのかね~
完全地デジ化まで1年を切った今、その「デジタル」を間違えちゃうとは…

このケーブルテレビ局は、以前、「ハイビジョン」を「ハイ簿ジョン」としていたこともあった。
もしかしてこのケーブルテレビで流れる映像は、「ハイビジョン画質の地上DIGITAL放送」ではなく「ハイ簿ジョン画質の地上DEGITAL放送」という別物なのか?


日本人向けの日本語放送なんだから、カッコつけて英語にしなくても、日本語にしておけば今回の間違いはなかったのにね。

【追記】画面で「D」と「O(オー)」が同じデザインなのも気になる。数字の「0(ゼロ)」に見えてしまう。
 「14セグメント」というLED表示装置をイメージした書体なのだと思うが、それだとすればDもOもそれぞれ別の形の文字でなければいけない。
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四日市港ポートビル

2010-09-11 19:27:07 | 旅行記
だいぶ間が空きましたが、三重旅行記。まだ続きがあります。
旅行記の前回の記事はこちらですが、今回の内容(四日市市)に関してはこちらもご参考に。

今回訪れるまで、四日市と言えば、工業地帯・コンビナートのイメージが強かった(しかなかった)。小学校で「四大公害」として習った、四日市ぜんそくの原因でもある。
そんなこともあり、どちらかといえば四日市に対して暗いイメージを持っていたが、今までの旅行記で紹介した通り、普通の暮らしが営まれる普通の街だし、市の産業・住民の雇用の場として工業地帯は重要なものだろう。
何よりも現在では、環境に対する厳しい基準があり、昔のような空気の悪い街ではない。(風向きによっては匂いが漂うことはあったけど、気分が悪くなるようなものではない)
そして今は、工業地帯の風景を鑑賞するという観光資源としても注目されている。本当に好きな方々は、照明が点く夜間に、きれいに見えるスポットへ行くようだが、僕は「四日市港ポートビル」へ行くことにした。

JR四日市駅の裏手も工場地帯だが、そこから関西本線の北隣の「富田浜(とみだはま)」駅が最寄り。路線バスはなく、駅から1.5キロくらい歩かないといけないけれど。
四日市駅構内。重連の機関車にひかれたタンク車
四日市駅からは関西本線の貨物支線(JR貨物管轄)、石油やセメント工場への引き込み線が出ているので、常に貨物列車がいる感じ。

富田浜駅は昼間の快速は通過するので、1時間に2本運行される名古屋行きの普通列車に乗る。2両編成のワンマン電車。4.2キロ(180円)で3~4分ほど。
富田浜駅は無人駅のため、ワンマン列車ではいちばん前のドアから降りる。
僕はSuica(TOICAと相互利用)で乗ったので、車内で運転士にカードを見せて降り、駅舎内のリーダー(正式には「簡易改札機」)にタッチして精算する。
ICカードで無人駅を利用するのは初めてだったが、やっぱり便利で楽。ただ、万一、駅のリーダーが故障していたら、(対処してくれる駅員がいないから)次回利用時の処理が面倒になりそう。
富田浜駅
降りたのは僕1人だけ。乗った人はなし。(帰りは一緒に2~3人乗った)
駅舎は線路を越えた向かい側だが跨線橋はなく、いわゆる「構内踏切」を渡る。(遮断機は付いている)
駅舎には昔は窓口があったのだろうが、今はだだっ広いだけで、何もない。
ぽつんと簡易改札機が置かれていた。黄色い方が出場用、緑が入場用
それにしてもJR東海の簡易改札機、ゴミ箱に見えてしょうがない。JR東日本のは足が細くてスマートなんだけどねー
「名古屋方面のおかたは…」
駅舎内にあった、上り名古屋方面の利用者は踏切を渡るように告げる掲示。
「名古屋方面のおかた」って言い回しがおもしろい。普通は「名古屋方面ご利用のお客様は」じゃないかしら。

富田浜駅の1日の平均乗車人員は150名前後。(秋田市交通政策室の資料によれば、羽越本線下浜駅並みで、奥羽本線の上飯島や四ツ小屋よりもかなり少ない)
元は海水浴用の臨時駅として開業したようだ。駅の西側は中学校で、駅舎・出口は東側(海側)だけにある。
駅前は旧街道のような家並みが並ぶ狭い道
200メートルほど東に進むと、名四国道こと国道23号線。通行量が多く、あまり歩きたい雰囲気の道ではない。(歩道や歩行者用信号はある)
南へ進んで国道を渡ると、川のような港の一部のようなものに架かる「霞大橋」を渡る。
「霞大橋」から
中部国際空港行きの旅客船ターミナルや公園などとともに、対岸にコンビナートと目指すポートビルがある。
この辺の位置関係は、秋田市の国道7号線-港大橋-県立スケート場のそれと似ている。
四日市港ポートビル
やっと着いた~

この「四日市港ポートビル」は、1999年にできた14階建て・地上100メートル(屋上)の三重県でいちばん高いビル。12階と14階の間は20メートルの吹き抜けになっていて、「13階」はないようだ。
ビルを運営するのは、三重県と四日市市が出資した「一部事務組合」である「四日市港管理組合」。
ビル内は管理組合や港湾関係企業のオフィスのほか、12階にレストランがあり、14階が「展望展示室“うみてらす14(フォーティーン)”」になっている。この展望室から風景を見たくて来たわけだ。入場料が300円かかるが、ここからしか見られない風景が楽しめるはず。

こうして書いてみると、このビルは秋田港の「秋田ポートタワー“セリオン”」とどことなく似ている気がする。
ただし、セリオンはビルでなく「タワー」、高さは143.6メートル(展望室が100メートル)、運営は当初は秋田市出資の第3セクターで現在は市有・指定管理者に委託、展望室は無料(当初は有料)といった点は異なる。
なんやかんや言われたセリオンだが、先日から道の駅化されたし、周辺に付帯施設や店もでき、路線バスも来る。それなりにお客さんに来てほしいという意欲は感じる。

その一方、この四日市港ポートビルは…
まず、上記の通り、駅から歩くしか公共交通のアクセス手段がない。
そして周辺には何もなく、12階のレストランもやっていけるのか心配なほど。
入場が有料なのは経営上やむを得ないとしても、なんと水曜日(通年)と月曜日(12月~6月)が定休日!
しかも17時で閉まってしまう!!(土曜日と7~11月の日祝日のみ21時まで延長)

お役所らしいというか、商売っ気がないというか、今時珍しい観光施設。
四日市市が作ったと思われる、工場地帯の夜景のポスターを市内で見かけたが、四日市港ポートビル展望室から見る工場の夜景も美しいようだ。
市も出資した組織の施設なんだから、せめて19時くらいまで開けて夜景を見てもらうとかすればいいのに…
国道から近いんだから、セリオンみたいに道の駅にする(セリオンも国道に面していない)とかしてもいいかもしれないし。
よそ者がとやかく申し訳ないけど、せっかく造ったのだから、もっと積極的に活用してはいかがでしょうか。


そんなわけで、僕が行った平日の夕方近くにほかに居たお客は、父子連れ1組と視察に来たどこかの自治体関係者っぽい一団のみ。
受付の職員さんもヒマだろうに、丁寧に応対してくれたのはよかった。
1フロアまるまる展望室なので、余裕がある
天候がよければ鈴鹿山脈や名古屋まで見えるようだが、この日は霞んでいて近くしか見えなかった。
住宅の向こうには田んぼもある

コンテナヤードが広がる
こんな風景は秋田のセリオンからも見える。
でも、
コンビナート
これは四日市だけの光景だろう。

たしかに芸術的と言えそうなほど繊細な構造で美しい。晴れた日や夜景を見てみたくなった。
火を噴く煙突
聖火台みたいだけど、石油の精製をしているんだろう。
昔、教育テレビの学校放送でこの光景を見た(海側からの空撮だったと思うが)のを思い出した。


周辺の道路の路面には、
「この先海」

14階から
落っこちるクルマがいるんだろう。
セリオンのある秋田市土崎は「港町」といった風情だが、四日市はそれよりも「工業地帯」の趣の方が強い印象を受けた。

もう一工夫もふた工夫もほしい気はしたが、四日市ならではの観光地としておもしろかった。
【12日追記】ほかにも、四日市市の海沿いの工業地帯には、明治時代に造られた「潮吹き防波堤」(国指定重要文化財)、現役最古の鉄道可動橋(国指定重要文化財)、大阪万博のオーストラリア展示館を移設したものなど、ちょっとした見所が多い。
だが、点在していてアクセスが悪く、いずれも見に行かれなかった。こういう所を巡るツアーがあってもいいと思う。
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ニューシティ解体中2

2010-09-09 22:33:47 | 秋田のいろいろ
秋田ニューシティ解体工事の第2回目です。
前回アップ後、建物前の通路の工事が引き続き行われた。
先週末の時点では、
建物北西角、旧ミスタードーナツ前付近から東側
バス通りの東側に続き、一方通行路の北側も通路のタイルが剝がされた。
これに伴い、タクシー乗り場が廃止され、通行人が敷地内を通ることが完全にできなくなった。
北東角から南側
既に路面のタイルが撤去されていた東側には、ついたてが設けられ建物1階部分が隠れた。
南東側から北側
そして
今日(9日)の午後通りかかると、
通路の上にかかっていた屋根が、
北東側から取り壊され始めたところだった

解体前の北東角
秋田ニューシティには、通路の上に独特の屋根がかかっていた。
東側と北側にそれぞれ設置され、出入口のほか、バス停や自転車置き場の雨よけ・雪よけを兼ねたものだった。
北東角のエレベーター前や旧ミスタードーナツ側には屋根がないので、単なる通行人へはあまり配慮してなかったのかな?

この屋根は秋田ニューシティを象徴するものだと、個人的には思う。
建物の色(初期は肌色・末期は白)とは異なる、暗めの緑色。柔らかなカーブを描きながらも重厚な雰囲気。大小の丸い穴が開いた支柱。どれも独特だった。
ニューシティがオープンしたのは、僕が幼稚園児の時だったが、この屋根に対して、ちょっと怖いような、独特の存在感を感じたものだった。
でも、解体しているのを見ると
屋根板は薄く(銅かと思っていたがトタン?)、その下には木材が使われていて、思っていたよりちゃちだったみたい…

とはいえ、ついに建物本体(と言っていいだろう)であり、個人的に象徴的な屋根に解体の手が付けられたのは、少し感傷的になってしまった。
※続きはこちら


ところで、先月お伝えした、秋田市大町の旧「三井アーバンホテル秋田」を、「福祉系複合施設・「きららアーバンパレス」 」に改装する話。
改装工事が始まったらしく、外壁に足場が組まれていた。
最終的には全面が覆われるのか?
内装だけを改修するのかと思ったら、外側も手を入れるのだろうか。
※続きはこちらの記事下部
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黄色い車

2010-09-07 22:29:51 | 秋田のいろいろ
「道路パトロールカー」をご存じですか?
各道路管理者(自治体や国土交通省国道事務所、高速道路会社)が、それぞれが管轄する道路に異常がないか巡回し、非常時には現場に駆けつける車両。
秋田市中心部にいると、秋田市と秋田県の道路パトロールカーは、けっこう頻繁に見かける。
道路パトロールカーは、全国的には、2ボックスのライトバンが多く、軽ワゴンや中には日産・マーチのようなものまで存在するようだが、秋田では、RV車みたいなの(厳密にはSUVと言う?)が主流。
積雪時の信頼性や山間部があること、大きな資材等を運搬できるためだろうか。

僕はいつの頃からか、無意識に、その車両が市のものか県のものか、遠目でも識別できることに気付いた。
何で分かるのか自分でも分からなかったので、写真に撮って比較してみた。
秋田県の三菱・パジェロ?
昨年秋、秋田中央道路の事故(?)の際、急行してきたのもこの車だが、その記事の画像は色あいが正しくない。本記事の上の画像の方が、実際に近い色。
 ※以下、本記事の画像は、色あいの正確さに配慮しています。

秋田市の日産・エクストレイル
秋田市所有のものでは、ほかにトヨタ・RAV4をよく見かける。

エクストレイルは秋田市のほか、秋田県でもおそらくまったく同型を所有している。それでも、両者の所有者の区別は可能。
秋田県

秋田市
相違点はこんなところ。
 ・バンパーの色
   県は白と赤の斜線。市は車体と同色。
 ・車体の文字の違い
   文字の位置、大きさ、方向が異なる。
   また、県のものは前ドアの黄色い部分に、白抜きで管理番号のようなものが記載されている。
 ・車体の黄色の色あい
   県のものは黄色が濃いというか、若干オレンジ色がかっていて、「山吹色」に近い。
   市のものは純粋な黄色のようで、「レモンイエロー」。
   あとは白い帯が、県の方が若干太い(幅が広い)ようだ。
光の具合、カメラの設定が同一条件ではないものの、上の写真でもお分かりいただけると思うが、秋田県の車と秋田市の車では、明らかに黄色の色あいが違う。
僕は無意識にその違いで区別してたようだ。


それにしても、おおまかに「黄色」といっても、だいぶ印象が違う。秋田県か秋田市かどちらかが間違っているとか、問題はないのだろうか?
長野県警のサイト(http://www.pref.nagano.jp/police/koutsu/kikaku/kkj/kkj.htm)などで分かった。

道路パトロールカーは「道路の管理者が道路の損傷箇所等を発見するため使用する自動車」のことで、消防車などと同じ「緊急自動車」の1つ。(それだけに、サイレンを鳴らして走る時の運転者は試験合格や資格取得が必要なようだ)
道路交通法施行規則第六条の二で
車体の両側面及び後面の幅十五センチメートルの帯状かつ水平の部分を白色に、車体のその他の部分を黄色に、それぞれ塗色したものとする。
と定められているのが車体の色の根拠のようだ。
バンパーは赤白でなければならないといった決まりはなく(全国的には赤白が多い)、黄色の色あいにこまかな色指定はないようだ。

例えば、消防車は「朱色」と定められているのだが、最近の消防車は真っ赤に近いし、信号機の色も(電球とLEDなどで)完全に同一の色なわけではないから、それらと同様、誤差の範囲内ということなのだろう。
つまり、秋田県も秋田市も「黄色」ととらえられる色だから、間違いではないと思われる。(白色部分はどちらかが15センチではないわけだが、許容範囲なのかな…)


ちなみに、白線引きや上下水道工事に使われるトラックなども、似たような黄色い車体。
自治体所有のものと民間会社所有のものがあるが、いずれも、古い車両は山吹色に近く、比較的新しい車両は黄色に近い傾向があるようなので、最近は全国的により黄色い方が好まれ、秋田市はその流れに乗って、秋田県は乗らなかったのかもしれない。


秋田県では、道路維持管理業務の一部を民間へ委託しているらしく、民間所有の道路パトロールカーもある。
その車には会社名が記載され、「秋田県道路パトロール業務委託車」というステッカーを貼っている。
委託した自治体が警察に申請すれば、自治体所有の車と同じく、8ナンバーを取得でき、緊急自動車として走行できる(ただし、上記の通り、運転者には条件があるのだろう)ようだ。
古いディーゼル車
2002年で消滅した、日産・テラノという車の初代モデルのようだ(1986年から1995年まで製造)。
この車、かなり黄色が濃く、白い帯も明らかに15センチより広そうだ。


他の自治体などの道路パトロールカーは、どんな色なんだろう。
一堂に会することはまずないだろうけど、同一条件下で並べて比べたら楽しそう。
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ヨーカドー後継決まりそう

2010-09-04 11:43:14 | 秋田のいろいろ
イトーヨーカドー秋田店の撤退が決まっている、秋田駅前の「秋田ショッピングセンター」。
 以前の記事は、こちらのほか、こちらこちら

地下食品売場の後継テナントについては、複数のマスコミで「首都圏に展開し、秋田未出店の『西武・そごう』グループの食品スーパーと契約締結に向けて交渉中」などといった報道が繰り返され、具体的な企業名は分からなかった。

持株会社の「セブン&アイ・ホールディングス」でなく、その傘下の「西武・そごう」と限定して報道しているので、上記条件を満たす企業・店舗となるとかなり限定される。コメントもいただいたが、「まさか秋田に?」と思うような店だったのだが…


今日の魁新報(3面)やオンライン(9時34分更新)に
「シェルガーデン」入居前向き」(オンライン版の見出し)という記事がついに出た。やっぱり!

高級食品スーパー「シェルガーデン」(東京)が入居する方向で交渉が進んでいることが、3日分かった。早ければ週明けにもASCとテナント契約を締結する見込み。」だという。
 ※ASC:秋田ショッピングセンターの略
魁が親会社の「そごう・西武」と、秋田ショッピングセンター両者に取材したようで、「店名や商品構成は未定。」で、ヨーカドーの現従業員の再雇用の動きもあるようなことが書かれていた。



僕を含め、多くの方が、「シェルガーデン」をご存じないだろうから、まずはそれを調べた。(参考:公式サイトとWikipedia)
シェルガーデンは「高級志向のスーパーマーケットチェーン『ザ・ガーデン自由が丘』を展開する企業」で、「「高質食品スーパーマーケット」をコンセプトとし、生鮮品では主に国産の高級食材を、菓子や調味料などでは輸入食材を重点的に取り扱ってきた。」。

現在の店舗名は、「ザ・ガーデン自由が丘」だが、最初の店舗(1966年に自由が丘に出店)名は社名と同じ「シェルガーデン」だった。シェル石油のガソリンスタンドに併設した店舗だったそうなので、それにちなむのだろう。
その後、1995年に「ザ・ガーデン自由が丘」に変更し、西武系列となり、後にセブン&アイ傘下となって現在に至る。

現在は、東京都、埼玉・神奈川・千葉・茨城の各県で、「ザ・ガーデン自由が丘」18店舗(自由が丘以外に所在する店舗も「ザ・ガーデン自由が丘○○店」と創業地“自由が丘”の名が付く。うち吉祥寺店はリニューアル休業中で間もなく再開)と「THE GARDEN+PLUS」1店舗を営業中。
独立した店舗よりも、百貨店の西武やそごうの地下、JR東日本の駅ビル「アトレ」「ルミネ」にテナントとして入っている方が多い。また、武蔵小金井店は、イトーヨーカドーの地下に入居している。
といったところ。



まず、前から半信半疑だったのだが、「秋田未出店」どころか1都4県にしか展開していない店舗が、いきなり秋田に来るとはビックリ。
秋田だけ飛び地なのは、商品搬入のコストがヨーカドーの比じゃなさそうだが、大丈夫なんだろうか。

そして、イトーヨーカドーの後継として、高級スーパーが入るのはどうなんだろう?
イトーヨーカドー秋田店には、隣接して、同じセブン&アイ系列の百貨店「秋田西武」がある。
現状では、ヨーカドー地下が大衆的な食料品・生活用品、隣の秋田西武の地下食品売場が高級な食品と、セブン&アイ系列が近接する中で、うまく棲み分けされていたはず。
ヨーカドー跡にも高級スーパーが入れば、同じ企業グループ内で高級食品売場同士が競合し、共倒れになってしまわないか、心配。
高齢者や車のない学生、旅行者などが、秋田駅前で気軽に食料品などを購入できるという意味で、イトーヨーカドー食品売場はありがたかったのだが、この点の利便性が損なわれてしまわないだろうか。

新聞には「店名や商品構成は未定。」とあるので、ひょっとしたら「ザ・ガーデン自由が丘」ではない、別の新たな店舗ブランドを立ち上げる可能性も考えられるので、続報を待ちたい。


あとは、細かい点だが、セブン&アイ系列なので、プライベートブランド「セブンプレミアム」商品は扱うと思われるので、この点は安心。
一方、秋田ではヨーカドー以外で使い道がない電子マネー「nanaco」の扱い(現在のザ・ガーデンでは武蔵小金井店のみ利用可)や、セブン銀行のATMが残るのか、といった点は気になる。

秋田市中心市街地に、引き続きセブン&アイ系列のスーパーが入ってくれるという点では、ありがたく安心できる。

さて、
黄色と赤の看板が目立つ
イトーヨーカドー秋田店では、7月21日から「閉店売りつくし」が行われている。
閉店を告げる掲示
新聞に週に何度か折り込まれていたカラー印刷のチラシはなくなり、原則週に1度、黄色い紙に印刷(いちおうカラーだけど)されたチラシが来るだけになってしまった。
生鮮食料品なんかは次々に仕入れて「売りつくし」をやっているわけだから、まだ、本格的なセールではないのだろうが、10月中旬には閉店らしいので、あと1か月少しでヨーカドーがなくなると思うと、寂しい。

【4日23時追記】
イトーヨーカドー秋田店自体は、秋田ショッピングセンターオープン時から入居しているので、30年居たことになるが、地下食品売場にヨーカドーが居たのは、実はそれよりずっと短い。
オープン当初は、地元のスーパー「なかよし」が、地下で食品売場を担当していたのだった。わりと最近(10年くらい前?【2015年7月22日追記・2001年春頃かと思われる】)、なかよしが撤退し、地下もヨーカドー直営になった。
ちなみに、近くの旧ジャスコ秋田店(現在の秋田フォーラス)や旭北地区の長崎屋秋田店(現在のドン・キホーテ秋田店)でも、同様に食品売場は「なかよし」が入っており、ブルーチップをくれたものだった。

【6日追記】
週が明けて、本件が他のマスコミ(テレビ)でも報道された。
秋田朝日放送(AAB)では、魁新報が伝えたのとほぼ同じ内容。

一方、NHK秋田放送局の夕方のニュースでは
イトーヨーカドー閉店後「ザ・ガーデン」出店へ」として、
 「そごう・西武傘下の高級スーパー「ザ・ガーデン自由が丘」が入店することで合意に達し…」
などと、「ザ・ガーデン自由が丘」という店名になることまで決定したかのように伝えていた。(企業名の「シェルガーデン」は1箇所も出てこなかった)
NHKさん。本当?
※繰り返しますが、「株式会社シェルガーデン」という企業がやっているスーパーの名前が「ザ・ガーデン自由が丘」。
 現段階では、シェルガーデンが秋田駅前に進出することは確定的だが、店舗名や商品構成は未定だと認識していた。
 すなわち、店名が「ザ・ガーデン自由が丘」になるとは限らず、地方進出に当たって新たな店舗ブランドを立ち上げて展開するという含みを持たせているように感じていたのだけど…
 NHKさん。ホントに本当?

【7日追記】
昨日の報道は、NHKの勇み足ではなく、6日に行われた西武・そごう並びにシェルガーデン両者の公式発表に基づくもののようだった。(NHKさん。ゴメン)
今朝の魁新報などのほか、日本経済新聞(オンライン2時45分更新)にも「そごう・西武、秋田に高級スーパー 12月に開業」として掲載された。

それらによれば、
店舗名は「『ザ・ガーデン自由が丘』SEIBU」
店舗面積は約1800平方メートルで「「ザ・ガーデン」の標準的な店舗の6倍程度で、最大規模(日経より)」。
低価格商品や単身世帯向けの少量食品にも力を入れたい意向のようだ。酒類も扱う模様(現在のイトーヨーカドー秋田店は、“セブンプレミアム”商品以外の酒は、他のテナントに配慮して扱っていないはず)。
魁によれば、秋田西武地下食品売場があることについて、「シェルガーデンは「競合を避けるため、品ぞろえのすみ分けを図る」としている」そうだ。


ということは、新たな店舗ブランドではなく、おおむね従来通りの「ザ・ガーデン自由が丘」が秋田にできるということか。
引っかかるのは店舗名が「『ザ・ガーデン自由が丘』SEIBU」と、なぜかお尻に「SEIBU(西武)」が付くこと。(既存店舗にはつかない)
「秋田西武」は隣の建物だから、知らない人は混乱しそう…

ひょっとして(根拠のない憶測です)、一部の西武百貨店の店舗がやっているみたいに、「本館/別館」とか「食品館」といったように棟を分け、秋田ショッピングセンターも秋田西武の一部として扱うつもりなのだろうか?
※その後、このことに関して、2013年に変化が起こる。


そして、どのマスコミも、「東北進出は初」などと東北にできるのは初めてと書いているが、それどころか「首都圏以外の地方進出は初」でしょ。
なんでこういう言い回しをするのかねぇ。 【9日訂正】かつて滋賀県の西武大津店に出店していたことがあったそうだ。(現在は撤退)

【7日22時40分さらに追記】
イトーヨーカドーのサイトでは、折り込みチラシを前日22時から閲覧できる。
8日折り込みのチラシを見たら、
10月11日(月)をもって閉店いたします。
とあった。祝日の体育の日が最終日か。

※続き(閉店時)はこちら
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streetかavenueか?

2010-09-03 23:39:27 | 秋田のいろいろ
不慣れな場所を歩く時、頼りになるのが道しるべ(道標)。
先日行った津には、それがまったくなくて、迷子になるかと思ったが、秋田市には秋田駅前から山王周辺までや土崎港地区などに、たくさん設置されている。
秋田市内の道標
同じデザインだが、緑色のものと茶色のものがある。信号機のボディ色同様、その場所の雰囲気に合わせて使い分けているようだ。
てっぺんに秋田市の花、サツキのイラスト(イラストについて)があるので、秋田市が設置したものだと思われる。

一部、施設名が変わってもそのままだったり、表示板が曲がってしまったりしたものもあるので、もう少しメンテナンスに力を入れてほしい気もするが、お客様へのもてなしの1つとしては、親切だと思う。
観光都市の弘前市だって、これほど多くはないはずだから。


そして、秋田駅自由通路「ぽぽろーど」周辺には、天井や壁に、青緑色の案内板が出ている。
ハングル表記もある
これも秋田市が設置したのだろう。


ここで注目するのは、これらの英字表記。まずは、路上の道標
「竿燈大通り」は「Kanto O - dori(St.)
ところが、ぽぽろーどでは
Kanto Odori Ave
「かんとうおおどおり」の部分は、日本語の発音なので、多少の表記違いはやむを得ないとして、「通り」を示す語が、「St.」と「Ave」で異なる。

他の地点も見てみると、
新国道は「Shin-kokudo(St.)
路上の道標は、すべての「○○通り」を「○○(St.)」と訳していた。
一方、ぽぽろーどは、
「Ave」と「St」が混在(ピリオドはなし)
写真に写っていないものも含むと、竿燈大通り、広小路、中央通りが「Ave」、仲小路と川反通り(ってどこ?)が「St」と、同じ看板内でも使い分けていた。

そういえば中学生の頃、海外では、通りの方向が南北か東西かで「street」と「avenue」を使い分けていると聞いた記憶があるが、ぽぽろーどはそうではない、広小路・中央通り・仲小路とも並行しているのだから。

goo辞書(プログレッシブ英和中辞典)によれば、
 「street」は「…街, …通り」だそうだ。
 「avenue」は主にアメリカで「大通り, 本通り」を意味し、「米国の都市では縦横に交差する道路の一方をAvenue, 他方をStreetと呼ぶことが多い. New York市ではAvenueは南北, Streetは東西に走る道路を指す」そうだ。

これを踏まえると、ぽぽろーどで「Ave」とされているのは、いずれも大きな通りで、「St」は小さな道。
ということは、道標はイギリス式で、ぽぽろーどはアメリカ式ってこと?
イギリス人、アメリカ人、それ以外にも英語の案内を必要とする人はさまざまだから、万人が納得する表示は不可能だろうが、英語のネイティブの人がこの表示を見たら、どう思うだろうか?

などと考えて、秋田駅北側、今となっては影が薄くなってしまった東西連絡歩道橋「Weロード」。
2年前に自転車も通行できるように改装されたので、その後、新たな案内表示が設置された。ぽぽろーどのと同デザインだが、安っぽい。

拡大
Hirokoji(St.)
あれ? こちらは広小路なのに「St.」だ。
ぽぽろーどより後に設置されたもので、これが最新版だと思われるので、市では「Ave」と「St」を使い分けるのをやめ、「St.」に一本化することにしたのだろうか。


ついでに、ほかの英語表記も見てみる。
5枚目の新国道の写真の道標の下段には、「秋大付属小・中学校」とある。
なお、正確には「秋田大学教育文化学部附属…」(付でなく附)で、幼稚園と特別支援学校も同じ敷地にある。
その英語は「Elementary & Junior High School Attached to Akita University」。なるほど。
一方、
門の前の案内標識
ここは市道なので、道路管理者の秋田市が設置したものだと思われる。
旧「教育学部」が「教育文化学部」、旧「養護学校」が「特別支援学校」に変わったので、その部分を貼って修正している。
英語は「Faculty of Education and Human Studies Attached School and Kindergarten」。ふ~ん。
「秋田大学」が省略されてしまったが、学部名は大学側の公式な英名と同じだ。
門の前に立つ看板だから、大学当局に問い合わせたのかもしれないから、こっちがより正確な表現なのだろうか?


最後に、2枚目と6枚目のぽぽろーどの「市民市場」は「City Market Plaza」。
一方、道標は、
Akita Citizen's Market
うーむ。
まず、どちらも日本語表示は「市民市場」だが、正しくは「秋田市民市場」。商店の協同組合が運営しているようだ。
「市民の台所」と言われるだけでなく、観光客も訪れる。露店市ではなく、商店街のように屋内にそれぞれが店舗を構える形態。

英語表記はどっちもどっちという気がする。
ぽぽろーどの「City Market Plaza」は、「市の市場の広場」?
「city」というと、自治体としての「市」、すなわち「秋田市営」の公設市場だと思われそうな気がするし、「plaza」が付くと屋外の露天市みたいに思われないだろうか。

一方、道標の「Akita Citizen's Market」は、「秋田市民のための市場」と、秋田市民でないと利用できないような印象がしてしまう(日本語の「“市民”市場」だって同じ理屈だけど)。うまく言えないけど、この場合は「市民」の英訳として「citizen」は適切でないように思う。
それに、現代では「citizen」という語には「市民」よりも「国民・公民」という意味合いの方が強いそうだ。

僕は英語は苦手だし、ネイティブの方なら分かる微妙なニュアンスがあるのだろうけれど、どちらも「秋田市民市場」の訳としては少し違う気がする。
「Public Market」だと「公設市場」だそうだから不適切だし、「Akita-Shimin Market」じゃダメ?
※続きというか後日談はこちら
※由利本荘市本荘地区の道標についてはこちら
※英語表記に関する関連記事はこちら
※秋田市内で後に設置された別タイプについてはこちら
※2014年になっても、まだ統一されていない
2018年にこの道標が1本だけ追加設置された。
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フレッシュランチ2010年9月

2010-09-01 21:32:09 | ランチパック
月が変わって9月。
「たけやフレッシュランチ」の新製品をチェックするべく、秋田サティの売場をチェック。
8月新発売の「すき焼き風味」と「チョコバナナ」は引き続き発売、「新発売」のシールが貼られたのは1種類しかなかった。
【10日追記】「コーンクリーム」とかいうのも9月から発売された模様。
フレッシュランチ 山ぶどう 126円
岩手県産山ぶどう果汁入りの山ぶどうジャムをサンドしました。
ジャムが入ってるけど、商品名は「山ぶどうジャム」じゃなくて、ズバリ「山ぶどう」なんですね~

先日紹介したばかりの、「ランチパック山ぶどうゼリー&マーガリン」同様、岩手県産ヤマブドウ果汁を使用している。
ただし、こちらはゼリーでなくジャムで、マーガリンは入っていないようだ。

津軽りんごジャムなどもそうだったが、最近のたけやフレッシュランチでは、
 「ヤマザキ版ランチパックと同じ、もしくは類似した素材を使い」
 「それを若干“スペックダウン”して(ホイップやマーガリンを抜いたり、ゼリーでなくジャムなど)」
 「少し遅れて発売する」
というパターンが多い。

ヤマザキとたけやの契約(?)の関係なのか、たけやの製造設備やコストの都合なのか、いろいろ事情はあるのだろう。
ただ、秋田だってヤマブドウは穫れるし、わざわざ隣の岩手から仕入れなくたっていいのに… という気がするけれど。

ジャム中 岩手県産山ぶどう果汁26.67%使用
少なくともジャムの3割近くが果物由来成分ということだろう。結構多い方かな?
それにしても、「26.67%」と小数第2位まで示すとは、ミョーに律儀ですな。

まだ食べていないので、味は明日以降、本記事に追記するつもりです。
【2日追記】食べました。
開封しただけで、ブドウの香りが漂う。
断面
「さなづら」色だが、ゼリーではなく、ジャム。
今までのジャム系フレッシュランチと同じ感じのジャムだ。

僕はジャム自体があまり好きでないので、今までのたけやのジャムオンリーのフレッシュランチ(りんごやもも)も、まずくはないが、可もなく不可もなくといった感想だった。
今回も同様。ヤマブドウらしい甘酸っぱい味がしっかりするのはいいが、強すぎると思う。
もう少しソフトな味だと、“ランチパック(フレッシュランチ)らしい味”になりそうなのに。

やはりヤマザキランチパックのように、マーガリンなりクリームなりを入れて、味を穏やかにした方がいいと感じた。
ほら、たけやオリジナル商品「アベックトースト」だってジャムとマーガリンが半分ずつ塗ってあるじゃない。そんな感じで。
(追記終わり)


さて、本家・ヤマザキランチパックの9月の方の新商品を公式サイトで見てみた。
「NEW」として7種類も紹介されており、「ディーツ入りソーセージ」(ディーツとは“おからこんにゃく”らしい)、「クリームソーダ風味」、あのミルキークリームに求肥を入れた「もち&ミルキーホイップクリーム」など、おもしろそうなものがたくさんある。

そしてさらに、なんと「横手やきそば風(横手やきそば暖簾会推奨)」も!!
昨年のB級グルメグランプリに輝いた、我が秋田県横手市の「横手やきそば」がランチパック化された。
暖簾会推奨ということは、ある程度本格的なんだろう。本物では目玉焼きが添えられるのにならって、ランチパックでは「たまごフィリング」が入っている。
おそらく全国販売ではなく地域限定のような気がするが、ご当地焼きそばのランチパックとしては富士宮に続くものだろう。

これはぜひ、食べてみたいが、今までさんざん書いてきた通り、秋田県内にはヤマザキランチパックは流通していない。
ひょっとしたら、数か月後にたけやフレッシュランチ化されるかもしれないが、その時は例によって、スペックダウン(たまごがないとか)されてしまいそう。
県外へ買いに行くか、通販で買うしかないのか…
※ところがどっこい。翌月に秋田でも発売されました

その、通販。
先日購入した、楽天市場内の「ヤマザキプラザ市川」では、ランチパックのセット商品は8月で終わり、今月は、「18種類の中から好みのもの10個を選んで1680円」という企画。
その18の選択肢の中に、横手やきそばも入っている。
選択の自由度があるという点ではいい。同じもの10個でも大丈夫そうだ。でも、1度に10個は個人的には多すぎるな…
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