広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

気付かないの?

2009-12-14 19:04:05 | その他もろもろ
ネットにおける誤字脱字について、自分のことを棚に上げた、揚げ足取りの記事です。
当ブログでは変換を間違ったり、単純な入力ミスあるいは勘違いによる間違いがよくあり、後で気づいてこっそり修正していることがある。自分の不注意が原因だが、1人でやってる個人のブログです。もし気づいた際は、お知らせいただくか、「あいつまたやってる!」と笑ってやってください。

でも企業のサイトやメールなどで同じようなミスがあるのはいかがなものだろうか。自社の宣伝媒体の1つであるのだし、間違いはイメージ低下につながりそうだけど。
まずは、秋田の企業で2つ見つけてしまった。
1.高画質化?:某ケーブルテレビ会社
  加入者に送られてくるメールマガジン

自社制作番組がハイビジョン化されることを伝えたいようだが、「ハイ簿ジョン」となっている(反転部分)。おそらく「はい“ぼ”じょん」と入力して変換してしまったのだろう。
たしかに今月からハイビジョン化され画質がよくなったが、今のところ特に“ハイ簿ジョン”化されたことは感じませんねぇ~

2.乗ってほしいの?:おなじみ某バス会社
国や自治体から補助金を受けている路線名を公表することになっているようで、この会社でもサイト内の分かりにくい場所に掲載されている。
「路線維持と地域交通確保のために、是非路線バスのご利用を」…
 「お願いま」!
「お願いします」と言いたいのだろうが、「お願い」の後になんで「ま」なの? ひょっとして「お願いしません」と言いたい?

秋田だけでなく全国的、いや世界的な企業でも。
3.自らがウイルス?:某世界最大手のソフトウエア会社の日本法人
ユーザ登録者に送られた宣伝メール。無料で何かソフトを公開し始めたらしい。
 「信頼できるウイルスソフトを無料でご提供します。」
「ウイルスソフト」って何?
パソコンがコンピュータウイルスに感染するのを防ぐソフトウエアのことは「ウイルス対策ソフト」や「アンチウイルスソフト」というのが一般的だろう。やや広義になるが「セキュリティ(対策)ソフト」でもいいだろう。
でも「ウイルスソフト」と呼ぶと、悪さをするコンピュータウイルス本体と誤解してしまう可能性があるので、この言葉を使うのは、どちらかと言えばコンピュータに詳しくない方だと思っていた。
それを、コンピュータ業界世界最大の会社が使うなんて… 僕が言葉の意味を勘違いしてますか?
こんなウイルス対策ソフトは、宣伝文句からして「信頼でき」ないです。

現在、その会社のサイト内のウイルス対策ソフトのページでは、
 「信頼できるウイルス対策ソフトを無料でご提供します」
メールに酷似したデザインのページだが、「ウイルス“対策”ソフト」になっている。(その分文字数が増えて改行位置がずれたのでバランスが悪いけれど)
僕以外にも多くの人がこの表現がおかしいことをブログなどで取り上げておられるので、修正したのだろうか。でも配信してしまったメールは直せません。
※そう言えば、我が家のパソコンの1台がまた壊れた。今度はMacというわけにはいかないから、この会社の「セブン」搭載機種かな? と思っているのだが…


間違いはしてしまうものだから、仕方ない。
以前の「いい加減な交差点名」とも通ずるが、疑問なのは、組織内でどういう手続きを経て送信・公開されているのかということ。
自社の名前を付けて多数の顧客の目に触れるとても大事なものなんだから、複数人でチェックし、責任ある役職者の了解を得てから公開するのが普通だと思うのだが。
変換ミスなら見落としてしまうかもしれないが、上記3件はカタカナの中の漢字1文字、文末、見出しという目立つ場所なのに、誰一人気づかなかったのだろうか。

しかも、テレビ局にとっての「地デジ化=ハイビジョン画質」、経営が厳しいバス会社にとっての「利用をお願いする」、コンピュータ会社にとって「安全なソフト」というのは、自社の業務に直結する大事な表現ではないだろうか。
各社とも秋田県中央部において、または世界中で、圧倒的なシェアを持つ。3社の利用者である僕にしてみれば、いずれにももっと企業努力(特にサービス面で)をお願いしたいと思っている。このメールやサイトを見ると、あぐらをかいて気を抜いているんじゃないかな、と言っては言い過ぎかな。


最後は、間違いじゃないけれど、紛らわしい言葉。
4.ドカ雪ですか?:某大手気象情報会社
1か月ほど前の気象情報サイト内の秋田の週間予報。最後の一文に注目。
 「週明けに山ほど雪が降る可能性も。」
この「山ほど」という表現、みなさんはどう理解されますか?
僕は「やることが“山ほど”ある。」というのと同じく、「たくさん、とても」といった意味に理解し、「週明けにたくさん雪がふる」すなわち「まだ11月なのにドカ雪(短時間に大雪になる状態)になるの?!」と身構えてしまった。
ただ、上段の予報マークは雪でなく雨だし、そもそも雪が降る気温でない。気象庁や他の気象会社の予報なども合わせて考えれば、少なくとも沿岸部の秋田市では雪になりそうにはない。内陸部では雪の可能性が高いようだったけれど。
つまり「山ほど」は「山(沿いの地域)ほど」=「内陸部ほど」という意味だったようだ。
日本語は1つの語をいろいろ解釈できるので難しいが、これは文学作品ではなく、科学的なデータに添えられる文章だ。言葉は分かりやすく慎重に選んでほしい。
なお、その後の予報では「山ほど」という表現は見かけない。

【23時追記】もう1つ思い出した。数週間前、週末のローカル情報番組内で、番組の携帯サイトができたことを紹介していた。
すると放送中に出演者紹介ページの「てつじ」さんというアナウンサーの名前が「つつじ」になっていると視聴者から指摘があった。
その場にいたご本人が「どーもつつじです」ととぼけ、週明けに修正することを伝えて解決したが、これも(面白かったけど)、事前の確認が不十分(まさか狙ってやったんじゃないでしょ?)。
名前を間違えられたアナウンサーは放送局開局当時からいる大御所で、今はエライ役職に就いておられるようだが。
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3 コメント

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山ほど雪 (mugi-shochu)
2009-12-14 22:25:58
これはバカ受けでした。
「山間部」とか「山沿い」とか「内陸」という表現の方が間違えずに済むかも。
私の場合も変換ミスは人ごとと笑ってばかりはいられないけど・・・
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笑っちゃうけど (あどれ)
2009-12-14 22:36:20
あーそういう意味なんだ~。
私も「そんなにたくさん雪が降るの!?」って思った。山ほど降る、ってどんだけよ!って思うよねー。

ウイルスソフトってこわ~い。インストールした瞬間から、ウジャウジャウジャ~~って繁殖しそう!

そうそう、我が家の母もね、先日頂いた「下仁田ネギ」を、何回言っても「シモネタネギ」って言うの。やめて、って・・・
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「山ほど」がウケてますね (taic02)
2009-12-14 22:56:49
>mugi-shochuさん
冷静に予報を見れば分かるんですけどね。
気象予報士試験に国語の問題も必要かもしれません。
変換ミスは僕も同じく。おっかないです。

>あどれさん
「信頼できる」+「ウイルス」とは“危険さ保証付き”ってことでしょうか。
受信した時、危ないサイトへ誘導される危険なメールを開いてしまったのかと思いました。

うーん。いろんなネギがありますねぇ。
僕は「下仁田ネギ」と聞けばプロレスラー議員を連想してました。
そしてたった今まで、その人を「下仁田厚」だと思ってた! あの人は「大仁田」だったのね~!
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