田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

忖度、支度

2017年05月21日 | 日記
 知らなかった言葉です。読み方テストならば『すんど』なんて、大恥かいたと思う私です。毎夜毎夜「そんたく、そんたく」と教えてもらいましたので、今ではすっかり憶えてました。
 
 ふと思ったのですが『支度』は『したく』と読みます。似ています。漢字の国に生まれた私達ですから、きっと『度』は、「おんど」や「程度」ばかりじゃなくって、他の意味もあるような気がします。小さな事が気にかかる私です。
 
◆「度」の漢字が持つ意味合い
1 物事のほどあい。程度。限界。
2 回数。たび。「―を重ねる」
3 数量・程度などを表す単位。なるほど、したくの意味が無いねぇ。

◆「忖」の漢字が持つ意味合い
  心を推し量る、思案する。
 
◆「支」の漢字が持つ意味合い
1 ささえる。
2 ささえ。
3 分かれる、離れる、分ける。
4 分かれ、分かれた物。
5 えだ
6 手足
7 十二支
8 払う。
9 計算する。
10 支那(中国に対する旧呼称)日本のみで用いられる。
11 つかえ(物事の進行を妨げるような事情)
12 つかえる。

 漢字から推し量ると『そんたく』は分かりやすです。反面『支度』の場合の方が推量しづらいですね。

 語源由来辞典によれば、支度の「支」には「はかる」「計算する」と言った意味があり、「度」も「はかる」という意味で、支度は「見積もる」「計算する」というのが原義である。このような意味から、日本では「準備する」「用意する」の意味に転じ、近世以降には、外出などのために身なりを整える意味で用いられるようになり、「身支度」「旅支度」などの複合語も生まれた。なお「仕度」は当て字、とありました。

 私住んでいる地方の方言で『仕度』を『まわし』と言います。嫁いできた嫁が姑に「あんた、早よ、まわし しやぁ」と言われて、顔を赤らめたとの昔話があります。

和菓子

2017年05月20日 | 日記
 Abema TIMESの和菓子の記事を読みました。なにやら、和菓子を食べない若者が増えているそうです。若者だけではなく、私と妻も当てはまります。和菓子専門店は、値段が張りますし、敷居が高く入りにくいですね。買う人が少ないのはそこらに原因があるのじゃないですか。
 
 昔々お菓子といえば、落雁でした。私は『らくわん』って憶えてしまい、しばらく間違ってました。特にアンコが入っているのが好きでした。ところが、アンコは邪道らしいですね。結婚式の引き出物に使われていたと思います。おめでたい鯛の落雁が多く、包丁で切ってもらって食べました。すっごく甘くって美味しかった。ほんとうに唾液腺の痛みを感じたほどでした。また、アンコがは「日持ちしないから早めにたべなきゃ」ってことでした。
 
 つぎに金鍔(きんつば)は茶色で、四角いお菓子だと記憶していました。Wikiで見たら、それは芋金鍔みたいです。
 
 故郷には和菓子を製造している店が一軒ありました。慶弔時に注文を受けて製造していました。落雁、金鍔、饅頭を作っていたと思います。しかしそれほど慶弔は多くありませんでしたので、平常は魚釣り道具の販売店でした。
 
 ウイロウはお隣の県の名物、今でもテレビCMがあります。「白黒抹茶♪~あがりコーヒー柚子桜」ではウイロと言ってます。さてこのウイロですが、なぜかしらスーパーの練り物棚に、昔懐かしい三角ウイロが置いてあります。茶色の上に濃い茶色のツートンカラーで、ニッキの香りがします。子供の頃はこの上を剥がして食べる癖がありました。

 ニッキ味といえば、子供用の怪しげなお菓子に『ケーロー水』なる強いニッキ味の飲み物がありました。薄いガラス瓶は割れそうで危険、成分も不明な怪しげな飲み物でした。今の時代ならば当然販売できないでしょう。

 記事にある『求肥(ぎゅうひ)』は初めて聞きました。Wikiでは白玉粉または餅粉に砂糖や水飴を加えて練りあげたものである。牛皮や牛肥とも表記するとありました。知らない私は、危うく、腐葉土を作る牛糞と勘違いするところでした。

ふるさと納税

2017年05月19日 | 日記
 近頃、いろいろ取り沙汰されているけど、ふるさと納税の考え方が間違っていると思う。ワイドショーなどで、経済評論家なる人が「○○市の返礼品は△△です」などと、もらわねば損のような発言をする時期があった。本来、税を受け取る市町村は多いに迷惑を被っていると思う。
 
 私の故郷は山間の小さな集落、集落の中心は、昔の国鉄の駅であった。移動、運搬の手段が自動車に移ると、集落は急激に衰えた。過疎化は避けられず、故郷は誰の目からも見ても限界集落である。
 
 数年前まで、この山村を私は故郷と言っていたのは、父兄の墓だけが残っていたからである。実際私は小学6年までと、大学の4年間だけ住んだだけである。父兄の墓の守りは住民がしてくれていた。守りができぬ者は、年間千円ぽっちを払えばよかった。まことに申し訳ない気持ちだった。
 
 わずかながらの所得税を、ふるさとに納税したかったのだけれど、テレビで言われるような返戻品のことを考えると、おいそれとはできなかった。さらに現在住んでいる市においても、母は大きな恩恵を受けていた。節税は大切だが、少しでも税を払いたい気持ちが強くあった。
 
 返戻品が地場産業を活気付けることは分かるが、地元さえ良ければと言う考え方はいただけない。

困るアゲハだけど

2017年05月18日 | 日記
 以前の住人が植えたであろうスダチ(?)の樹が我が家の小さな庭にある。十年近く前に一度だけ実を付けたことがある。鋭い棘があり、踏もうものなら大怪我をするくらいだ。いつの頃だったか、幹が割れ、すっかり弱ってしまった。それでも毎年、弱々しい葉を付ける。昨年、樹を半分くらいにしたら、少し元気になったような気がする。
 
 スダチのような柑橘系の樹木はアゲハチョウの格好の餌場だ。毎年毎年この季節になると、キアゲハが、朝な夕なに群がってくる。消毒を欠かせないのと、鳥の糞のような幼虫を駆除しなければ、アッという間に食い荒らされてしまう。
 
 この樹を好物とするのがキアゲハだけかと思っていたが、突然大きな真っ黒な蝶が、仲よさげにカップルで来た。運良く写真が撮れたが、模様からモンキアゲハらしい。モンキアゲハはアゲハチョウ科で前翔長60~73cm、日本では最大級。カラスザンショウを好み、5~10月に飛ぶ。 女性の黒い喪服のようだと言われる。大型の揚羽蝶で数も少ないとある。
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 剪定が残った徒長枝を舞うカップルの蝶

NHK みをつくし

2017年05月17日 | 日記
 土曜日夕刻の時代劇ドラマを録画、日曜日の午後ゆっくり見た。面白そうだ、最終回まで見よう。ところで、お稲荷さんのシーンで、みをとよしが手を合わせていた。稲荷だから二礼二拍手一礼じゃないかなと、独り合点の突っ込みを、と思ったものの、NHKはそんな初歩的な間違いはしないだろう。調べてみた。
 
 私の住む、東海地方で商売人の初詣といえば、お稲荷さんで有名な豊川稲荷と、お千代保稲荷だ。
 
 豊(豐)川稲荷の公式ホームページには、「正式名を『宗教法人 豊川閣妙厳寺』と称し、山号を圓福山とする曹洞宗の寺院です。」とある。禅宗の寺でご本尊は千手観音だそうだ。これじゃ、柏手打ったら大恥者だ。
 
 それに対して、千代保稲荷(おちょぼさん)や伏見稲荷は神社なのだ。二礼二拍手一礼で間違いなかろう。だが、神仏分離令以前の江戸ならば、お寺と神社を分けて考えなかったのだろう。手を合わせて念仏唱えようが、柏手打とうがどちらでも良かったようだ。その方が良いと思うオイラだ。
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