田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

ふるさと納税

2017年05月19日 | 日記
 近頃、いろいろ取り沙汰されているけど、ふるさと納税の考え方が間違っていると思う。ワイドショーなどで、経済評論家なる人が「○○市の返礼品は△△です」などと、もらわねば損のような発言をする時期があった。本来、税を受け取る市町村は多いに迷惑を被っていると思う。
 
 私の故郷は山間の小さな集落、集落の中心は、昔の国鉄の駅であった。移動、運搬の手段が自動車に移ると、集落は急激に衰えた。過疎化は避けられず、故郷は誰の目からも見ても限界集落である。
 
 数年前まで、この山村を私は故郷と言っていたのは、父兄の墓だけが残っていたからである。実際私は小学6年までと、大学の4年間だけ住んだだけである。父兄の墓の守りは住民がしてくれていた。守りができぬ者は、年間千円ぽっちを払えばよかった。まことに申し訳ない気持ちだった。
 
 わずかながらの所得税を、ふるさとに納税したかったのだけれど、テレビで言われるような返戻品のことを考えると、おいそれとはできなかった。さらに現在住んでいる市においても、母は大きな恩恵を受けていた。節税は大切だが、少しでも税を払いたい気持ちが強くあった。
 
 返戻品が地場産業を活気付けることは分かるが、地元さえ良ければと言う考え方はいただけない。

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