田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

什の掟

2015年03月22日 | 日記
 八重の桜で有名になった『什の掟』に想うこと



一、年長者の言ふことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言を言ふことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人と言葉を交へてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです・・・・・・・・・・・
とあります。会津若松市の『あいづっこ宣言』ではさすがに「戸外で婦人と言葉を交へてはなりませぬ」は省かれ、「ならぬことはならぬものです」が『やってはならぬ やらねばならぬ ならぬことはならぬものです』となり、解説には「わるい誘惑に負けない強い心を持ちましょう。やらなくてはならないことは、しっかりとやりましょう。自分勝手な行動はやめ、社会生活のルールをまもりましょう」とあります。

 高校時代の倫理社会において「明らかに法が間違っている場合にどのように行動するか」を議論しました。男子クラスだった私達の意見の総意は『悪法であっても存在するならば守らねばならぬ。ただし改正の為に全力を注がねばならぬ』でした。私達は躾けられていたと思います。悪法もまた法なり、ソクラテスの言葉でした。
 
 今になり考えると、校長、教頭先生の言うことは一理ありました。なかなか反論できない理屈でした。おそらく先生方は「年長者の言ふことに背いてはなりませぬ」を忠実に守られていたと思うのです。年長者が言うことが悪法であってはならないと。