田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

ごめんなぁ・・・・

2014年07月01日 | 日記
 回復しつつあるパキラにアシナガバチが来るようになりました。妻がいつも「あいつら何しに来るんや、どこかに巣があるのぉ?」と洗濯物を取り込むとき、ぼやいていました。パキラから再び、甘い樹液が出ているのが見えますが、葉っぱの裏を口でしごいているように見えました。アシナガバチはスズメバチほど凶暴ではありませんが、人間のふとした動きに刺激を受け、執拗に攻撃してくることがあります。洗濯物の袖に入り込み、たたんでいるときに刺されたなどの話も聞きます。注意しなければなりません。

 本日(6月29日)の夕方、妻が巣を見つけました。ベランダの端に置いてあったデッキブラシの裏に小さな巣です。成虫は3匹を確認しました。誰にも迷惑がかからねば、もっと大きくして観察したかったのですが、いたしかたなく殺処分しました。ごめん!。



 蜂の子の話です。食べ物の嗜好は変わります。昔々子供の頃、小学校2~3年生の頃、蜂の巣を見つけると、父親や工場で働く職工さんにお願いして、巣を採ってもらいました。幼虫をマッチ棒で取り出し、母にフライパンで甘辛く煮しめてもらいました。幼虫は少し甘く、油濃く、美味しく、とっても好きでした。体に良いとかで、母も嫌がらず料理してくれました。巣穴が黄色い膜で覆われているのは蛹になっています。時としてすでに成虫になっているのもありますので、膜を破るときは注意しました。蛹は佃煮になりました。食感がゴツゴツしていて、私はあまり好きじゃありませんでした。

 二人の子供が小学校低学年の頃、故郷の親戚を訪れたとき、たいそうな歓迎を受けました。そのときすでに入手が難しかったヘボ(黒スズメバチの幼虫)を炊き込んだ御飯をご馳走になりました。妻も子達も見たとたん、声にならぬ声で一口も食べられません。あの幼虫は、見慣れない人は食べられません。私は子供の頃は大好きだったのに、一口噛んだとたんに口の中に広がるバターに似た食感、一膳食べるのが精一杯でした。一同苦笑いでした。お土産にいただいた蜂の子は、母がとても喜んで食べました。母の嗜好は生涯変わらなかったようです。