田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

「赤ちゃん取り違え 相続を巡って複雑な争い」を知って

2013年11月30日 | 宗教その他
 60歳になる男性が、出生時に他の赤ちゃんと、取り違えられていることを明らかにしたニュースを、一昨日TVで妻と共に見た。思わずつぶやいてしまったが、妻は私と同じ気持ちであった。
 同じ気持ちとは、60歳になって「真の親に会いたい。」という男性の気持ちが理解できなかった。今の私は、老いた母親ができるだけ苦なく、生涯が終えられるように願っている。おそらく妻も同じであろう。また妻は「婆ちゃんはあなたの母さん、私の母じゃない。だけど、婆ちゃんが私を信頼し、私に頼りたがりそうだから可愛い。結婚してずいぶんたつから、もし私の母親の世話をしなければならなかったら、たぶん婆ちゃんほど世話できないと思う。」と言うのであった。
 妻は私に「あんたを見ていて不思議に思うけど、幼い頃、あなたはほとんど親と過ごしていないでしょ、婆ちゃんと同じ屋根の下で暮らすようになったのは、結婚してからだよね。婆ちゃんはあなたに遠慮してたし、不思議な親子だと思うよ。」と言うのだった
 恐らく遠慮の原因は、家業を引き継ぎ、終生同居を決意した次男夫婦の次男の家出、家業の倒産、次男夫婦の離婚、忙しさを理由に実家に関わらない長男、まさかと思った末子夫婦との同居は、気丈な母にとっては心外であったのだろう。それが遠慮の原因であろうが、私もそれを払拭しようとしてきたのである。母にとって、看取れる子は私と妻しかいないからだ。
 今朝、2ちゃんねるでこの記事を読んだ。産院で取り違えられた、不幸な二人の人生の終盤に、財産権の争いがあったそうだ。この争いの途中でDNA鑑定がされ、取り違いが明らかになったそうだ。別々に育った二組の家庭に、貧富の差があったそうだ。どこまでも不幸の連鎖が続くのである。
 私はすこしだけ安心した。「真の親に会いたい。」の真の意味は、もしかしたら財産にあったのかもしれない。そうでなければ、あまりにも育ての親が哀れだ。両家の親は取り違えの事実など知らず、我が子を育てたのであろう。DNA鑑定などクソ喰らえだ!!。