【 本日2本目 】
昔は鉋の下端をみる定規として曲尺やカネサ下刃(下端)定規などが使われていましたが
「削ろう会」などの拡大とともにもっと正確な定規が欲しいとの要望が増えてきました。
カネサ下刃定規もステン製だったのですが、焼入れがしてなくて精度もそれほどでは
ありませんでした。(現在では製造終了で廃番)
そこで松井精密工業の「片刃ストレートエッヂ400mm」が発売されました。
これは焼入れしたステンレス(SUS420J2)製で平面研磨機で全面を平面研磨したあと、
反りを職人が1本1本裏側から光を当ててもれの程度で狂いとりをしています。
鉋の下刃定規としてはかなり高価ですが良いものを欲しい人向きの商品として
好評販売されました。
直線の「ノーマル」と途中でR状にへこんでいる「R加工」の2種類があります。
「R加工」は鉋の刃を出したままで定規が当てられるのでとても重宝されています。
上からノーマル、R加工
ある時碓氷健吾さんのところへ伺いました。
従来のストレートエッヂは片刃タイプで先の厚みが約1mmで
碓氷さんも愛用されているのですが、より精密な使い方をする時には
鉋台に垂直に当たっているかを気にしながら使うとのことでした。
そこで両刃面取型にして先の厚みをもっと薄くできないかと
頼まれたので碓氷さんの要望を松井さんにお伝えしたところ、
「やってみましょう」とのお返事をいただきました。
最初の試作品は先の厚さが約0.3mmで、碓氷さんに見ていただいたところ、
もう少し薄くとの希望でしたが、あまり薄くすると強度の問題と
手を切ってしまうおそれがあるのでギリギリの約0.2mmに
してもらいました。
そこで完成したのが「両刃ストレートエッヂ400mm」です。
先の厚さの比較:左が両刃、右が片刃です。
その後、大鉋用に
「片刃ストレートエッヂ600mm ノーマル・R加工」
「両刃ストレートエッヂ600mm ノーマル・R加工」なども作られて種類が増えました。
かなりお値段が高い下刃定規ですが、売れ続けているところをみると
要望があるということなんですね。
昔は鉋の下端をみる定規として曲尺やカネサ下刃(下端)定規などが使われていましたが
「削ろう会」などの拡大とともにもっと正確な定規が欲しいとの要望が増えてきました。
カネサ下刃定規もステン製だったのですが、焼入れがしてなくて精度もそれほどでは
ありませんでした。(現在では製造終了で廃番)
そこで松井精密工業の「片刃ストレートエッヂ400mm」が発売されました。
これは焼入れしたステンレス(SUS420J2)製で平面研磨機で全面を平面研磨したあと、
反りを職人が1本1本裏側から光を当ててもれの程度で狂いとりをしています。
鉋の下刃定規としてはかなり高価ですが良いものを欲しい人向きの商品として
好評販売されました。
直線の「ノーマル」と途中でR状にへこんでいる「R加工」の2種類があります。
「R加工」は鉋の刃を出したままで定規が当てられるのでとても重宝されています。
上からノーマル、R加工
ある時碓氷健吾さんのところへ伺いました。
従来のストレートエッヂは片刃タイプで先の厚みが約1mmで
碓氷さんも愛用されているのですが、より精密な使い方をする時には
鉋台に垂直に当たっているかを気にしながら使うとのことでした。
そこで両刃面取型にして先の厚みをもっと薄くできないかと
頼まれたので碓氷さんの要望を松井さんにお伝えしたところ、
「やってみましょう」とのお返事をいただきました。
最初の試作品は先の厚さが約0.3mmで、碓氷さんに見ていただいたところ、
もう少し薄くとの希望でしたが、あまり薄くすると強度の問題と
手を切ってしまうおそれがあるのでギリギリの約0.2mmに
してもらいました。
そこで完成したのが「両刃ストレートエッヂ400mm」です。
先の厚さの比較:左が両刃、右が片刃です。
その後、大鉋用に
「片刃ストレートエッヂ600mm ノーマル・R加工」
「両刃ストレートエッヂ600mm ノーマル・R加工」なども作られて種類が増えました。
かなりお値段が高い下刃定規ですが、売れ続けているところをみると
要望があるということなんですね。