越後の大工刃物販売日記

大工刃物産地の新潟から日々感じた一言。
最近は食べ物ブログに変更しつつある?

展示会スタート!

2008-02-28 21:29:07 | 業界雑感
 展示会風景(昨年度)


いつもは、地場産業の大工刃物を全国の小売屋さんに卸しておりますが、年に1回くらい小売屋さん主催の展示会に出展させていただいております。

今年もいよいよあさってからスタート!

3月1日・2日は、志田刃物店さま主催で村上市民ふれあいセンター(新潟県村上市大字岩船字榎清水3270)と三條屋金物店さま主催で上越観光物産センター(新潟県上越市藤野新田175-1)の2ヶ所に出展いたします。私は村上組です。

(詳細は「越後の大工刃物・大工道具」の「展示会情報」を参照。)

大工さんが使う大切な大工道具を販売していながら、普段は実際にそれらを使う職人さんと直接お会いして話がする機会がなかなかないのですが、展示会ではそれができるのが楽しみです。

お店とお取引がなくても、興味がございましたら「橘産業のブログを見た。」と受付で言ってご入場ください。

普段、お店で置いてないいろいろな大工道具を多数展示しております。

お会いするのを楽しみに。
コメント

雪月鉋

2008-02-24 15:01:20 | 道具
 雪月鉋


少し前にNHKで放送された「技能五輪に挑んだ若者たち」をDVDに録画したものをいただきじっくり拝見しました。

2007年11月に開催されたユニバーサル技能五輪国際大会に出場した22歳以下のスーパー職人にスポットを当てた番組で、放送時には「ながら見」してたので、あとで「良く見ておけば・・・」と後悔した番組です。

その中に建築大工競技で銀メダルを取った池田通憲さん(21才)が一番気に入っている道具として紹介されたのが「雪月」鉋でした。

その放送後、いろんなお得意さんから「あれは誰が作った鉋?」との問い合わせがあったのですが、じっくり見てなかったのでわかりませんでした。

ところが碓氷さんのところへ行った時にその話になったらなんと「自分が作った。」

でも、ちらっと見たとはいえ碓氷さんの鉋の感じがなかったのでよくよく聞いてみると・・・・

かなり以前に、ある問屋さんの注文で作った鉋で脇刻印もその問屋さんの指定で、真ん中の切り銘の「雪月」も銘切り専門の人が切ったので碓氷さんの字ではないのだそうです。

それで、碓氷さんの鉋らしくなかったのです。

でも、地模様は「寿一」に似た矢羽根模様でした。

残念ながら碓氷さんは今現在この鉋の製造はされてないようですが、探せば入手できるかもしれません。

さすが、碓氷さん。

昔に作った鉋でもこうやって話題になる。

最近は少ないですが、当社も昔は碓氷さんに別銘の鉋を作ってもらい、それらには碓氷さんの名前がないので、今も碓氷さんが作ったと知らずに使っている人もいると思われます。

当時は、誰が作ったということはあまり気にされなかったので、そのようなことがよくありました。
コメント

直江兼続公その3

2008-02-23 20:54:57 | 直江兼続公


やっと「天地人」の本を買いました。

【 NHK出版 上下巻共 1,800+税 】 

まだまだ県外では、盛り上がりはなく本屋で見ることは少ないですが、今日久しぶりに長岡の本屋に行ったらものすごい数が山積みになっていました。

やはり地元ですね。


先日20日に東京NHKで2009年の大河ドラマ「天地人」の主役発表会が開催されたとの記事が新聞に載っていました。

原作者の火坂雅志氏は「知謀と深い仁愛を兼ね備えて、戦国の乱世を生き抜いた兼続を演じられる俳優が、現代にいるのだろうか」と随分心配したらしい。

しかし、主演する映画を見て「兼続がいる」とひざをたたいたのが、妻夫木聡だった。

「りりしさと優しさが同居した」とほれ込んだのがその目だったそうだ。


地元与板町(新潟県長岡市)でも予算がついて、与板城址の整備・観光宣伝PR活動・与板歴史民俗資料館の整備・放映記念イベントの実施などなどが予定されています。

この本も読むのが楽しみ。
コメント

削ろう会 その2

2008-02-23 20:39:14 | 削ろう会


今年の5月24日・25日に開催予定の第21回削ろう会高岡大会(富山県)のポスターです。

例年なら3月開催が多いのですが、今年は5月です。

スケジュールが合えば久しぶりに参加したいのですが・・・・さて?
コメント

旅百景

2008-02-22 21:26:10 | 業界雑感
 長浜城歴史博物館

長浜も久しぶりの雪でした。

 海津大崎

「日本の桜名所100選」にも選ばれた琵琶湖の周りの桜並木のトンネルが雪のトンネルでした。

 数河(すごう)高原

飛騨数河高原の「日本一の巨大木一本彫刻」きつねのいる神社(名前を見てくるのを忘れた。)
上の写真の中にきつねがいるのがわかりますか?


今年の2月の出張はこれでも割と楽でした。

いつもなら雪の多いところが意外に少なくて、普段あまり降らない名古屋や京都が大変だったよう。

例年の日程で出張していたら京都で雪に遭遇していたはずが、運良く避けられラッキーでした。

帰りもあまりの天気の良さで冬は通らない飛騨からの夏帰宅ルートで無事帰宅しました。
コメント

直江兼続公その2

2008-02-19 21:34:44 | 直江兼続公
かねつぐくん


2000年ころ与板町の商工会でHPを作ろうという話があった時に町の有志が集まりました。

私も興味があったので参加したのですが、作成会議の中で何か町のシンボルになるアニメアイコンを作ろうということになりプロの方に依頼して作ったものです。

その時にはまだ「天地人」の本はなく、他の本を読んでイメージを伝えてできたのですが、戦うより熟考する軍師のイメージでできてきました。

兼続公のトレードマークの「愛」の前立てと微妙な「間」がよくできてる・・・と思うのですが。

このアイコンは与板町商工会HPのトップページで活躍しています。

ちなみに「かねつぐくん」は、作成にかかわったもので勝手に付けた名前です。
コメント

信号機

2008-02-19 20:54:50 | 日常雑感


雪が積もって信号が見えない!

あっ。

これは新潟に帰ってあの写真を撮ればブログのネタになるな・・・

って思って走っていたら、目の前にありました。







縦型信号機。

ご存知の方も多いと思いますが、雪国では雪が積もらないように縦型の信号機があるのです。

でも設置場所が逆じゃない?


コメント

出張中

2008-02-16 21:56:05 | 業界雑感
 若狭冨士


現在、毎月の定期出張中です。

12日に新潟を出発してから、今年一番の寒気が居座り日本海側は毎日雪もよう。

石川県、福井県と白黒の世界でしたが、福井の高浜まで来て若狭冨士が見えてようやく雪もなくなり色付の世界になりました。

今回の出張での再認識!

消雪パイプから水が勢いよく出ているところに陽が射すと道路に虹がでる!


京都北部郊外


ところが今日は京都北部の山の中を通過、そこはやはり水墨画の景色でした。

京都市内(数日前には珍しく雪が積もって大変だったらしいが既になし)を抜け、今晩は雪のない滋賀県に泊まりです。

残念なこと。
せっかく注文をいただいたのに、それを作れる職人さんの具合が悪く入院中のため引き受けられなかった。
職人さんの高齢化と跡継ぎ不足を実感。

今月の新製品の「花器 三味の華」(2/9の記事参照)は結構注文いただけています。

出張も残りあと半分がんばります。
コメント

削ろう会 その1

2008-02-11 13:50:00 | 削ろう会
杉村さんと永さん


削り華


木が光る!


削ろう会」って知ってますか?
テレビで放送されたこともあり、知名度はわりとあると思うのですが。

1997年(平成9年)名古屋大工棟梁の杉村幸次郎さんが仲間を集めて始めたのがスタートで、今では全国で2,000人以上の会員がいるすごい会になりました。

この会は鉋を使って、出来るだけ薄く、出来るだけ幅広く、出来るだけ長い、鉋屑を出そうという目的で作られました。
(杉村さんはあくまで遊びと言っておられますが・・・)

今、家を建てる時に手鉋をかける仕事が激減しております。

だからこそ、この会が発足しました。

永六輔さんは、大工さんの仕事になくてはならない曲尺の尺目盛の認可(まだ正式には認可されてないかもしれず、一応黙認?)に尽力されたことから、この業界とは以前から関わりがありました。

それで、会の発足当初からいろいろと力になってくださり、ラジオでもよく話題にされています。

鉋屑を「削り華」と命名したのも永さんです。

通常の大工さんが鉋で削る厚さは10~20ミクロン(1000分の10~20ミリ)くらいですが、削ろう会では10ミクロン以下が当たり前で3~5ミクロンくらいを目指して毎回参加者ががんばっています。

きれいに鉋がかけられると上の写真のように木に艶が出て鏡のようになり、顔も映り光も反射します。

例年は3月と10月ころの年2回全国各地持ち回りで開催されましたが、次回第21回は2008年5月24日・25日に富山県高岡市で開催予定です。

お近くの方は、ぜひ行ってみてください。

鉋削りに興味のある大工さんはもちろん一般の方も目からウロコが落ちまくりです! 

こんな大工さんから家を建ててもらいたいと絶対に思うはずです。
コメント

直江兼続公その1

2008-02-09 22:02:57 | 直江兼続公
直江兼続公銅像(与板歴史民族資料館)


戦国時代、越後の武将上杉景勝に仕えた直江兼続公は当地与板町に縁が深いため、かなり以前から「直江兼続公をNHK大河ドラマに推進する会」の活動がありました。

なかなか実現せずにいたところ、地元新聞紙の新潟日報に連載されていた直江兼続公が主人公の小説「天地人」( 著者 火坂雅志 )が先日2009年のNHK大河ドラマの原作に決定しました。

ちなみに兼続役は妻夫木聡が決まったようです。

昨年の上杉謙信のGackt(ガクト)に続いてブームになるか?

そろそろ「天地人」も読みたいんだけど・・・・。
コメント

墨壷 その2

2008-02-09 22:01:31 | 道具
花器 三味の華


天使の靴


木製の墨壷の需要が減っている話はしましたが、さすがあれだけの技術を持った職人さん、現在にピッタリの商品を開発しました。
(他にもいろいろあります。)

玄関先などに飾るとおしゃれな花器「三味の華」。これは三味線の形で、他に琵琶の舞もあります。

「天使の靴」は、友達の出産祝いなどにこれまた・・・ピッタリ!!
コメント

墨壷 その1

2008-02-08 22:49:29 | 道具
昇龍墨壷


大工道具の墨壷と言い、糸を使って墨で直線、曲線を描きます。
(墨壷本体に綿、糸、カルコをセットして綿に墨を含ませて使用します。)

材料は欅(けやき)の木で、いま主な製造産地は新潟県の三条市です。

通常はシンプルな形のものが多いのですが、このような龍彫や鶴亀彫などもあります。

最近は、プラスチック製の安いタイプの墨壷が主流になっていて、このような木の墨壷を作る職人さんは徐々に減っています。

昨年11月末にフジテレビで畠中恵の人気シリーズ「しゃばけ」が放送されました。

その中で重要なアイテムとして「墨壷」が出てきましたが、まさにこの「昇龍」でした。

原作本を読んでテレビ化の話を聞いた時に、墨壷はもしかして・・・と思っていましたが、やはり三条の墨壷が使われたようです。

なんか、うれしい。
コメント

千代鶴是秀

2008-02-07 21:21:16 | 道具
打刃物の最高峰と言われた千代鶴是秀氏(明治7年~昭和32年)の鉋とノミです。

以前、拝見する機会があり写真に撮らせてもらったものです。

鉋の製造年の75歳は昭和24年・・・まだ私は生まれてない。

良い刃物は、よく使われて研がれて無くなる運命なので、なかなか残ってないものなのですが、よくぞそのままの形で残っていたものです。

ため息がでるほど美しい・・・・。





コメント

これが新潟?

2008-02-06 23:14:02 | 日常雑感


夜、テレビでサッカー見ているとなんと雪が降ってる・・・

あれっ? これってどこ?   なんと埼玉スタジアム!

思わず、部屋の窓を開けて空を見上げると星が光ってる。

ここは・・・新潟だよな?

そうです。今、新潟は雪があまりないのです。

新潟県の天気予報は毎日見なくてもわかるくらいずーーーっと

「雪」か「雪のちくもり」なのに日中には、なぜか青空が出て陽が差してまぶしいくらい。

なので今、新潟は(この辺-長岡市与板町だけ?)あまり雪がありません。

これってやっぱり異常ですよね?・・・。

(上の写真:今日のお昼、会社回り。電柱の影がわかりますか?)


コメント

伊勢神宮に三条の和釘が

2008-02-03 22:45:35 | 業界雑感
恥ずかしながら最近まで知らなかったのですが、20年ごとに伊勢神宮が新しく建て替える「式年遷宮」が2013年に行われます。

大工さんの建て替え技術の継承の意味合いもある式年遷宮ですが、1993年に引き続いて和釘と金具の製造を三条の「三条工業会」が請け負うことになったそうです。

以前は地元伊勢市の和船製造業者が請け負っていたのが、後継者不足で三条に依頼されるようになったとのこと。

三条でも前回の納入に携わった職人さんたちが引退されたけれど、幸いにも若手が順調に育っているらしい。

振り返って住宅大工さんの業界は、鉋・ノミなどの大工刃物を仕事に使うことがめっきり減り、それを作る鍛冶屋さんの後継者がいない状況です。

20年ごとに家の建て替えを・・・無理だ。
コメント