3月の誕生石として有名な「アクアマリン」。ベリル(緑柱石)という鉱物のうち、微量の鉄が含まれることで淡い水色を呈するものがこう呼ばれ、アクアマリンという名前は、ラテン語で水を意味する「aqua」と、海を意味する「marinus」に由来しているのだとか。
記事(2017年3月2日tenki.jp)によると
『ベリルの仲間は、含まれる元素によってさまざまな色を呈することで知られます。
たとえば、ベリルにクロムやバナジウムが含まれたものが、有名な「エメラルド」。
マンガンを含んで淡いピンク色をしたものは「モルガナイト」と呼ばれます。
アクアマリンの魅力といえば、なんといってもクリアな輝き。
含まれる異物が少ないことが、透明感のあるアクアマリンならではの輝きの秘密です。
逆に、エメラルドは異物が比較的多く、それが複雑なグリーンの濃淡を生んでいます
古代エジプトの時代から、お守りとして珍重されたベリル。
ギリシャでは、船乗りが「透明できらきらと輝き、海のような青緑色」の石を護符として身につけたといわれますが、これはおそらくアクアマリンだろうと推定されています。
キリスト教の神学者は、海のような色のベリルを「温和さ」と「感情の抑制」を象徴する石として称えました。
また、ベリルを持つ人は「他人に好かれる」「知性を高める」力を持つとも言われ、そのため多くの人がお守りとして身につけたといわれます。
「怠惰さを正す」力があるとも言われるそうなので、シャキッとしたい日はアクアマリンのアクセサリーを身につけるといいかもしれませんね!
現在、一般的に知られる「誕生石」とは、1921年にアメリカ宝石商組合が提唱したもの。
しかし、実はこのほかにも、国や民族によってさまざまな誕生石が存在しています。
そして、フランスやイタリア、ロシア、アラビアなど多くの地域で、アクアマリン(ベリル)は「10月」の誕生石とされているのです。』