萩さんの話ネタ2

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金曜日・・・雑記

2017-03-03 01:00:00 | 日記

今日は、3月3日で、「耳の日」。
なんと!耳の中には海があり、そこでは小さいワカメたちが高速で踊りながら音を仕分けているとか。それが近年かなり疲れているというウワサも。そこで、 若い耳を保つための方法を、ご紹介します。

記事(2017年3月2日 tenki.jp)よると

耳は、入り口から外耳・中耳・内耳と3つのゾーンに分かれています。

 <外耳>
 音(=空気の振動)は、まず「耳介(じかい)」で集められます。一般的に、大きくて上向き・前向きなほど集音力に優れているとされます。耳の外ではバラバラだった音の向きが、「外耳道(耳垢がたまるのはここ)」のトンネルを通過するうちに方向が整って、鼓膜に着く頃には美しい波形の音波に。鼓膜は、張りつめた平らな膜ではなく、中央が奥に向かって凹んだ円錐形。空気の振動をより効率良く捉えられるのですね。
 <中耳>
 鼓膜の向こうには、3つの小さな骨(ツチ骨・キヌタ骨・ アブミ骨)が連なり、振動を奥へ奥へと伝えていきます。
 <内耳>
 さらに、その奥にある渦巻き状の管「蝸牛」へ。このカタツムリの中はリンパ液で満たされていて、アブミ骨から伝わった振動がこの海を揺らします。すると、海中の「有毛細胞」が刺激され、細胞からワカメみたいに伸びた毛が、まるでダンスを踊るかのように揺れ動くのです。このとき電気信号が発生。それが聴神経に伝わって脳に達することで、私たちはようやく「音が聞こえる」と認知するのですね。

 それにしても、わざわざ空気の振動を水に響かせて聞いているなんて。かつて海に住んでいたヒトが地上にあがったばかりのときは、まだ空気から音を聞き取ることができなかったといいます(とっても危険ですね)。そこから進化する過程で、空気の振動を水の振動に変換できるように、耳の中に「海」がつくられたのだとか…神さまが「懐かしい故郷からの音をいつも聞けるように」と配慮してくれたのかもしれませんね。

 
 女子高生が集まって、きゅ〜きゅ〜高い声でおしゃべりしているのは本当に楽しそう。じつはこれ、より高音を重ね合わせて繰り返す「クーコール(お互いの存在を確認し、情緒的につながっている一体感により安心を得るコミュニケーション法。ニホンザルなどにみられる)」の一種といわれています。だから内容は無くたってOK、周波数でしゃべっていると思っていただいて差し支えありません。そんなサルというか小鳥たちのさえずりを、大人女子はだんだん聞き取ることができなくなっていきます。「何言ってるのかわからない」「うるさいだけ」と思うようになったのは、ギャル語のせいばかりじゃないかも?

 女性は更年期を過ぎると、動脈硬化を抑えて老化を防ぐといわれる女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」が激減します。すると、だんだん高い音から聞こえにくくなってくるのです。そしてそれを、音量を上げることで補おうとします。「テレビの音が大きい」「しゃべる声が大きい」と家族から注意されていませんか(されると気持ちが凹みますよね…)。女性はもともと集まっておしゃべりするのが大好きな脳を持っているので、若いときと同じようにガールズトークしていると、お店で目立ってしまうのですね。

 一方「オヤジギャグ(男性に限りませんが)」は、聞こえないのを脳でカバーしようとする行為とも考えられています。私たちの脳は、聞きとれなかった音があると、記憶の中から似ている言葉を探して推理・選択するという作業をします。その時、「電話」と「出んわ」など同音異義語や、「蝶々」と「盲腸」など母音が同じ言葉など、候補となる言葉が次々と頭のなかに浮かんできます。「疲れているときのほうが、いいギャグを思いつく」という人も多く、脳は弱った体を全力でカバーしようと奮闘している模様。センスはともかく、知的作業なのは間違いありません。

 2007年の疫学調査(約40種類の難聴の原因について統計学的に調査・分析)によると、「加齢と難聴には相関関係が認められない」という結果が報告されています。では何が関係あったかというと…なんと、「騒音」と「動脈硬化」の2つだけ! つまり、年をとったから自動的に耳が遠くなるわけではなく、不快な音を絶えず聞き続けていたり血流が滞るのが原因だったのです。逆に言えば、若者であっても環境や生活習慣によっては耳が遠くなってしまうということ。「天然ボケ」や「KY(空気よめない)」も、じつは呼びかけられているのがわからなかったり、会話がはっきり聞き取れていないだけという可能性がありそうですね(たとえ本人が気づいていなくても)。

 さて、「耳が遠い」とはどういう状態をいうのでしょうか?
 音を聞くうえでもっとも活躍しているのが、蝸牛の海で踊りながら仕分け作業をしている「有毛細胞」です。数十本ずつ細かい毛状の突起(ワカメではなく皮膚の一部だそうです)をもち、チームに分かれてそれぞれ決まった周波数を担当しています。しかも、雑多な中から大事な音だけ選んでちょっと大きくしたりと、音にメリハリをつけて認識しやすく整えているというのです! にぎやかな宴会場で会話ができるのも、有毛細胞のおかげだったのですね。

 海の中だしユラユラゆる〜く踊っているのかと思いきや、彼らはなんと1秒間に2万回も振動する超高速ダンサーでした。耳が遠くなる現象は、おもにこの「耳毛ダンス」のパワーが弱まることが原因です。騒音処理で忙しすぎたり、加齢などによって血流が悪くなると、酸素やエネルギーも行き届かなくなり疲れ果ててしまう毛たち。踊りのキレが悪くなったり、ときには抜け落ちて死んでしまうことも…。高い音から聞こえなくなるのは、担当の毛が入口付近にいるため、仕分け前の雑多な音に晒され続けて最もダメージを受けやすいから。耳が遠くなると、脳への刺激が減り、認知症やうつの原因になります。忍耐力もなくなるので「もっとハッキリ言わんか!」などと相手に腹を立てたりして、コミュニケーションにも支障が出てしまうのです。

 耳の若さを保つために日頃からできることは、なんといっても「血流を良くして、耳毛ダンスを応援すること」! よく歩いて全身を動かし、バランスのとれた食事や規則正しい睡眠など、生活習慣病(動脈硬化)を予防することが耳の健康にもつながるようです。ひっぱったり、まわりをさすったり、ツボ押ししたり。耳じたいも、とにかくこまめに触るようにしましょう。
 また、自分にとって心地よいと感じる音を聞くように心がけ、不快な音からは耳を守るようにするとよいそうです。耳は目のように閉じることができないので、耳栓なども上手に利用してみては(戸外での使用はくれぐれもご注意を)。

 現在は補聴器や治療薬も進化しています! もし聞こえに不安のある方は、年齢にかかわらず早めに耳鼻科を受診してみてください。24時間休まずがんばっている大切な耳。世界に満ちている美しい音を、いつまでも心地よく聞いてもらいたいですね。』
コメント (1)
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