この季節は、寒気が進むにつれ、新米、新蕎麦、新酒と採れたて出来立ての旬の味覚も目白押し。
オリーブオイル(「ノヴェッロ・オイル」)も新物が本場イタリア多くの人が心待ちにしているとか。
オリーブオイル(「ノヴェッロ・オイル」)も新物が本場イタリア多くの人が心待ちにしているとか。
記事(2016年10月29日 tenki.jp)によると
『オリーブオイルの産地イタリアでは、10月下旬から11月の間に出回るヌーヴォー(ノヴェッロ)を楽しむのが習慣になっています。フランスのボージョレー・ヌーヴォーの解禁よりひと足早く、10月30日にイタリアでもワインの新酒「ノヴェッロ・ワイン」が登場しますが、イタリアではワインよりもむしろオリーブオイルの新物「ノヴェッロ・オイル」を味わうことを心待ちにしている人々が多いとか。なぜなら、ワインが熟成期間を経て味わいが増すの対し、オリーブオイルは新鮮さが命。鮮度が高いものほど風味が良く、価値も高くなります。ノヴェッロ・オイルは、まさにこの時季にしか味わえない旬の味覚なのです。
収穫時期を迎えて間もないオリーブの実を若摘みしてつくられるノヴェッロ・オイルは、オリーブの果実そのものといったフレッシュさが最大の魅力。さらりとした口あたりとピリッとしたビターな風味、青みのある爽やかな香りは、熟したオリーブからつくられるオイルとは異なる若々しい味わい。一年のうちでいちばん美味しいオリーブオイルとして、イタリアの食通たちを魅了しています。
オリーブオイルは、主成分のオレイン酸がコレステロール値を改善することや、抗酸化作用のあるポリフェノールやビタミEなどを含むことから、今や美容と健康に欠かすことのできない存在。このような効果も鮮度が落ちるにつれて、酸化物質の増加やビタミン類の減少よって徐々に失われてしまいます。オリーブオイルは、いわばオリーブの実の生搾りジュース。他のオイルに比べても、新鮮さが美味しさや品質面で重要になります。
栄養価がより高いといわれるエキストラバージンオリーブオイルのなかでも、ノヴェッロ・オイルは別格!はるかに多くのポリフェノールやビタミンなどの有効成分が含まれています。苦味と青みという若々しい風味は、ポリフェノールによるもの。ノヴェッロ・オイルは、美味しさとアンチエイジング効果がたっぷりつまったうれしい旬の味覚なのですね。
イタリアと並ぶオリーブオイルの生産国であるスペインには、「毎朝スプーン一杯のオリーブオイルが健康をつくる」ということわざがあるそうです。そのまま食すのはもちろん、焼きたてのパンにたっぷりとふりかけたり、スープにひとたらし、新鮮な野菜にまわしかけたり。気軽にノヴェッロ・オイルの新鮮な美味しさを楽しんでみてはいかがでしょうか。
近年、香川県の小豆島をはじめとした国産の上質なオリーブオイルが注目を集めています。小豆島は日本おけるオリーブ発祥の地。香川県の県木、県花はオリーブということからも、いかにオリーブが地域に根ざしているかが伺えますね。
小豆島では11月30日まで「オリーブ収穫祭」が開催されています。小豆島産のオリーブを使ったワークショップ、オリーブ農園での島民との交流など、小豆島ならではイベントがもりだくさん。オリーブの収穫・選果などを実際に行なう農作業を通じて、オリーブの魅力を体感できる滞在型就農企画もあります。
この秋、国産の「ノヴェッロ・オイル」に出会う旅に出てみるのも一興です。』