「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

終日静岡

2005-09-01 23:14:14 | Weblog
 9月1日(木)

 防災の日。
 いつものように(?)、朝食はコーヒーとジュースのみで駿河区登呂の静岡
放送へ。防災特番「東海地震を考える:その時あなたは?」。焼津での防災
訓練中継も交えつつ1時間の生放送。キャスターNさんと担当S記者。津波
防災、自主防、DIG、リアルタイム地震防災などテーマは盛り沢山。
 「構え(=土地利用や建物の耐震性等)」の重要性を突き詰めていくと、
「災害は貧乏人に対してより辛く」「金持ちは死なない」という冷徹な現実に
直面せざるを得ない。本番前の打ち合わせでは、Sさんは「先生、それって
貧乏人は死ねってことですか?」という突っ込みをすることかも、と言っていた
のだが、最終的には自制してしまったとのこと。もし本番中に問い詰められたら、
何と答えていたのだろう……。
 土産に録画したDVDをいただく。

 静岡駅前のホテルアソシアにて、システムソフトのMさん、トヨタ自動車
総務部のSさん、同生産管理部のBさんという、いつものメンバーと昼食。
お三方のおかげで、いつの間にか、企業防災についても「門前の小僧……」
となりつつある。お三方は静岡県庁での防災訓練を早朝からずっと見学。いろ
いろと思うところがあったとのこと。あとでじっくりと聞いてみたいもの。

 一旦Mさんと別れ、SさんBさんのお二人を「静岡県地震防災センター」に
案内する。お二人が見学されている間、センターのNさんと打ち合わせ。今度は
両氏と一旦別れ、ホテルの喫茶室に戻り、11月に計画中の国交省四国地方
整備局でのDIGについて、国土技術研究センターのOさん、三菱総研のIさんに
Mさんを交えて2時間ほど打ち合わせ。南海地震発生時の被害様相の共有化と
関係機関の課題共有がテーマになりそう。本気の被害想定に基づく議論をするか、
それともそのあたりはお茶を濁すのか、お施主さん次第、か……。

 夕方、静岡駅近くのなじみの飲み屋さんで、Mさん、Sさん、Bさんに加え、
NTT西日本静岡支店のO課長以下ご一党さまを交えて「シンポジウム」。
NTT西の皆さんは、焼津市の防災訓練会場で炎天下の中継等で、文字通り
汗を流されていた。システムソフトからN社長とNさんも参加。皆さんにささやか
ながらウガンダ土産の「パックいり焼酎」を差し上げる。

 20日ぶりに研究室へ。相変わらず(当然か)「本学一汚い研究室」であった……。