たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

吉野に潜む歴史

2015-05-29 14:13:46 | 奈良・京都の神社

<丹生川上神社中社 にうかわかみじんじゃなかしゃ>

 

東吉野村にある丹生川上神社中社は、

3社の中で一番最後に、

丹生川上神社の候補地とされた場所で、

もともとは蟻通神社(ありとおしじんじゃ)

と呼ばれる古社でした。

細い県道をひたすら山の奥へと向かい、

小さな山里をいくつも越えた先に、

深い山と清流に囲まれた

丹生川上神社中社の鳥居が見えてきます。

 

初めてこちらの神社を訪れた際には、

すでに社務所が閉まっている時間で、

ご朱印もご由緒書きも頂けず…。

次の日にもう一度同じルートをたどり、

ようやくこの場所にたどり着いたとき、

諸々の意味で、吉野の山と吉野に潜む歴史が、

いかに「容易でないか」を実感いたしました。

ちなみにこちらの神社は、神武天皇が東征の折、

必勝祈願をしたという伝承が残っています。

この記事についてブログを書く
« 山の民の聖地 | トップ | 水の神 »