たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

淡路島

2016-02-18 10:42:06 | 西日本の神社

<淡路島 あわじしま>

 

国生みの神話で知られる淡路島は、

伊勢・紀伊を中心とした太平洋側の地域や、

九州北部から丹後半島へと続く日本海側の地域と同様、

海人族と関連のある場所が数多く存在します。

淡路島は大陸や朝鮮半島と畿内を結ぶ

瀬戸内海ルートの交通の要所であり、

鉄の輸入、加工、配送を担ったと思われる、

大規模な鍛冶工房跡も発見されています。

 

一説によりますとヤマト朝廷は、海運を司る海人族と、

鉄の利権を握る天孫族とが結びついた連合体で、

天孫族にとっては、いかに海人族を味方につけるかが、

政権を維持する上での重要なテーマだったのだとか。

海の神でもあるイザナミは、

火の神カグツチを生んだことにより命を落としますが、

それは鉄の神・カグツチにより、

海人族が天孫族に取りこまれたことを示唆するそうです。

【参考文献】

淡路島垣内遺跡考1~ヤマト王権は海人族と天孫(鉄)族の連合体

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