たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

3つの洗礼

2020-01-09 09:37:11 | 一年の展望

 

***** 子年の展望 No.13 *****

一説によりますと、「ひれ」は

人間の魂を振り起こすための呪術具で、

「海神」が深く関わっていると聞きます。

天皇のそばで仕えた「隼人」という海人族が、

元日や即位の儀礼に挑む際には、

緋帛五尺の肩巾を着用したそうですから、

恐らくは彼らが「ひれ」の呪術を

持ち込んだのかもしれません。

 

ちなみに、「十種神宝」に含まれる

三種の「ひれ」についてですが、

蛇比礼(おろちのひれ)が「水」、

蜂比礼(はちのひれ)が「火」、

品物之比礼(くさぐさのもののひれ)が

「金」の性質を帯びているそうで、

偶然にも子年に関わる3つの

要素と重なるのが意味深ですね。

 

昨年、石上神宮で鎮魂祭が行われたのは、

特例として大嘗祭前日の11月13日

(通常は新嘗祭前夜の11月22日)でした。

「子」は11月を暗示するとも言いますし、

2020年の11月あたりには、

国難レベルの動きがあるのでしょう。

 

巨大台風の連続上陸により、

かつてない規模の「水の洗礼」を受けた2019年。

今年はそれに加えて「火の洗礼」、

そして「経済(金)の洗礼」が起こり得るとすれば、

果たして何をどう備えたらよいのでしょうか……。

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