***** 神社と災害 No.30 *****
この春から夏にかけて、
全国各地の神社のお祭りが軒並み中止となり、
またお祭りのみならず拝観自体を
停止した神社も少なくありませんでした。
恐らく、中心となる「神事」は執り行われたはずですが、
「国レベル」の運気を左右する重要なお祭りが、
あちこちで中止を余儀なくされた影響は、
今後謙虚に現れてくるのでしょう。
と同時に、もともとの「核」であった「神事」を、
関係者のみで粛々と催行できたことに関しては、
「祭り」の基本に立ち返る意味でも
必然の出来事だったとも言えます。
ちなみに私自身、年頭から始まった
「コロナ自粛」の影響を受ける中で、
タイミングを見計らいながら
いくつかの神社を巡ってまいりました。
ただし、高齢者の多い過疎地の集落を
訪れるのは気が引けたため、
広々とした駐車場や境内を有する「一の宮」や、
それに準ずる神社がメインとなったことから、
「一の宮」という神社の役割について
改めて考えているところございます。
恐らくそこには、表向きの由緒からは
わからない「深遠な歴史」が隠されて
いるような気がしてならないのです。